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私が知ってしまったあることとは…
貴士団の幹部たちが深夜、集まって話し合いをする際にたまたま聞こえてきたことなのですが…
「ユウェル家をどう陥落させようか…」
「我々で暗殺してしまおうか」
「でもそれでは我々は死刑になる」
「ユウェル家を排除し、次の政治を我々ができるようにする策はないだろうか…」
「もうこんな時間だ…今日は寝てしまおう」
「そうだな、また明日、案があれば言って欲しい」
「わかった」
え…?と私は思った。1番信頼していて1番身近にいた存在の騎士たちがこのような話をするなんて…
私は今すぐにでも父に伝えるべきだと思った。
遅くなりましたがユウェル家は父母そして3人姉妹で長女、次女、三女の家族構成になっています。
父の名はアデル。父は頭が良く、反逆者がどれほど強かろうと頭脳で打ちのめしてきたほど。
そんな父のおかげもあってか、3姉妹とも頭脳明晰だと良く言われます。
母の名はオリーブ。とても優しく怒ることは滅多になくみんなの理想の母という感じ。
小さい頃はよく父に怒られ、その度に母が慰めてくれたものです。
長女の名はコルネ。とても落ち着いていて美人。コルネは次の女王として期待されているため、
いつもお仕事ばかりであまり関わることはありません。でも、移動の時にすれ違ったり、食事の時、お仕事の会議の時などに会った時はいつも笑顔で振る舞ってくれます。
次女の名はサピア。フレンドリーでめっちゃ可愛い。サピアはとにかく友達が多く。おかげで
私まで友達が増えたほどです。サピアはお仕事はもちろんやると決めたらとことんやる性格で、
誕生日パーティーのデザイン係になった時は、本当にこれを1人で考えたのかと思うほど、
とても華やかで素晴らしいパーティーでした。
家族紹介はさておき、早く父に伝えようと私は父の寝室へ行った。
リン「お父様…?」
アデル「…」
リン「お父様!?」
アデルは胸部から出血していた。
リン「お父様!?お父様!?…だ、だれか!誰か来て!!」
アデル「…」
リン「いや、お父様…死なないでっ! 」
そしてその数分後、城は爆発し跡形もなく消し飛んでいた。
そしてなぜか貴士団に数人負傷者はいたものの女神族の治癒のおかげで復活し、
王権は女神族の女王ヘラに付与された。