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やっぱり.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.こんな優しい物語他にないよォ~~.˚‧º·(ฅдฅ。)‧º·˚.幸せすぎて💞頭がふわふわする~(*´>ω<`*)💕色々辛い現実があるけど、Reo.さまの物語に、本当に救われてて、有難すぎます~~(๑-﹏-๑)💜
お帰りなさい🫶🫶🫶 やっぱりReoさんの作品読まなきゃ1日の疲れが取れないです😵💫 過去編最高です、現在ももちろん尊いしドキドキするしフハハハって感じだけど、お互いまだ初々しくて素直に愛を伝えられる過去編、もう言葉では表せないぐらい尊いです
おかえりなさい☺ お待ちしていました♡ 更新してくださりありがとうございます♡♡ キュンキュンして何度も読んでしまいました🥰 番外編✨✨最高です😍 今後もどうなっていくのか本当に楽しみです(*ˊᵕˋ*)
「僕らの初夜(前編)」
jmside
🐣「ちょっ、、、ちょっとなにしてんのこんなとこで!!」
バイトを終えた帰り、
雪で電車が止まってしまったから、数駅分歩いたことで少し遅くなった
家のマンションの前に誰かいる、、と思い警戒しながら近寄った途端、
それが自分の大好きな人であることに気づき駆け寄ったのだ。
🐰「ぁ、、、じみんさん、、、、泣」
いつから立っていたんだろうか。
寒さで呂律が回ってないし、震えきっている
更には、その目から涙がこぼれていて焦った
🐣「と、とりあえず中入ろ?」
彼が来ていたパーカーを掴んで、無理やり引っ張って部屋に戻る
鍵を開けて、どうぞ、としたら
一瞬ぺこっとして大人しく自分で靴を脱いで入ってくれた。
冷えきったリビングに入って、すぐに電気と暖房のスイッチをオンにする。
前にサークルの集まりでグクもこの家に来たことがあったが、その時は昼時だったし、
こんな夜に2人きりは初めて。
自然とドキドキするのを感じた。
🐣「お風呂入れてあげたいけどね、
こんな冷えてるのに急に入ったら体に悪いだろうし、、」
🐣「そうだ、、
ちょっと待ってね。
ソファ濡れちゃうから悪いけどこっちの椅子座っててくれる?」
一言も喋らず、でも素直に言うことを聞くグク。
僕は厚手のタオルをお湯で濡らして軽く絞り、それをラップに包んで電子レンジに投入した
ポットでお湯を沸かしつつ、クローゼットから彼が着れそうなジャージとセーターを引っ張り出す。
普段からオーバーサイズの服が好きな自分に、この時ばかりはとても感謝した。
チーン…♪
電子レンジに呼ばれ、
慌てて熱々になったタオルを取り出す。
軽く振って熱を少し飛ばし、グクのところに持っていった
🐣「お待たせ、
ちょっと熱いよ、、」
そう断りながら、ちょっと屈んで、
椅子に座る彼の冷えきった頬へ、タオルを優しく当てた
グクの体がビクッとなる
🐣「あっ、ごめ、、熱すぎる?大丈夫?」
🐰「ううん、、あったかい、、」
🐣「そっか、、、よかった、、
ちょっと温めないとね、急にお湯浴びると体がびっくりしちゃうから、、」
そのまま耳や手、冷えきった首元などを頑張って温めてあげた。
そうしながら、雪でぐっしょりになったパーカーをそっと脱がす
大人しくしているグクが、たまらなく可愛く見えて少し困った。
🐣「ちょっとはあったまった?
シャワー浴びて来られそう?」
こくんと頷いた彼の手を引いて、洗面所に連れていく。
🐣「ここに着替え置いておくから。
あ、下着は1回も使ってないやつだから安心してね」
🐰「そんな、、自分のでいいのに、、」
🐣「濡れたままなんか風邪引くでしょ。だめ。これ履いて。返さなくていい。」
この子は本当にいい子すぎるところがあるから、ちょっと圧をかけるように言う。
🐰「あ、ありがとうございます、、」
🐣「ん、湯船は入れられてないけど、
あったかいシャワーだけゆっくり浴びといで。」
そう言ってグクだけをそこに残し、自分はキッチンに戻る
沸かして置いたお湯でココアを入れながら、
ぼーっとグクのことを考えた。
なんで、、なんであんな泣いてたんだろうか。
今はもう夜の9時過ぎ。
こんな夜に、
どうして僕のとこに来たのか。
心配になると同時に
僕らの関係が、何か変わるんじゃないかと、
変えられるんじゃないかと、
どきどきする心が抑えられなかった。
ゆっくり、と言ったのに、
ココアができた頃、
タイミングよく上がってきたグクに驚いた。
🐣「あれ、もう出てきたの?
ちゃんとあったまった?」
🐰「はい、、ほっとした、、」
確かに、さっきまでの強ばっていた彼の表情がいくらか穏やかになっていて、思わず頬が緩む
🐣「ならよかったㅎ」
電子レンジで温めていた、ココアのマグカップを2つ取り出し、
零さないようにそろそろとグクの方に寄る。
🐣「これ、飲んでみて、、
最近お気に入りなの、美味しいよ」
🐰「ココア、、ですか?」
うん、と頷くとグクは嬉しそうにお礼を言って受けとり、1口飲んでくれた
🐰「はぁ、ほんとだ、、、おいしい、、、」
🐣「ふふっ、よかったぁ」
僕も1口含みながら、
🐣「ほら、そっち座ろ、、」
ソファに誘導しようとしたその瞬間。
カタッと、ダイニングテーブルにマグカップを置いた音がして
グクが、後ろから僕を抱きしめてきた
🐣「ぐ、、ぐが、、?!」
驚いて、ココアが零れないようにぎゅっと握る。
すると、後ろから回った手で、そのマグカップを優しく取り上げられた
🐣「ぁ、、」
カタンと、またテーブルに置かれる音がする。
間近に大好きな子の体温を感じてしまって、
顔が見えない状態で抱きしめられて、
僕の頭の中はもう大パニック。
🐣「ちょっと、、なにしてっ、、、、」
🐰「嫌ですか?」
心配そうな声が頭の少し上から振ってくる
🐣「いや、じゃないけど、、」
🐰「このままソファ行っていい?」
敬語が崩れたグクの口調におどおどしながら
こくんと頷く
半分引きずられるように、ソファの方まで連れてかれて、くるんと体を回され、
グクの胸に顔を押し付けた格好になる
🐰「座るよ、、」
もうほとんどされるがままだ。
ぎゅうっと抱きしめられたまま
座った彼の膝の上に、股がるよう促された
🐰「抵抗しないの?」
素直にまたがって手を回し、グクの肩に顔を伏せていたら、
耳元で不思議そうに囁かれた
🐣「グガだから、、、」
答えると彼は嬉しそうにふふっと笑った。
🐰「信用してくれてるんですね、、」
🐰「ジミンさんの身体、子供みたいにぬくぬくしてる、、、あったかい、、」
最初こそ緊張していたけれど、
僕を壊れ物みたいに大事に抱き寄せてくれて、
少しも危険を感じない、優しい穏やかな声。
お風呂から出たばかりだからか、ふんわりと温かい彼の身体。
僕の服を着ているはずだけど、グクの身体から香る、
森林の中にいるような、柔らかい、
僕はこれが1番好きだと思えるウッディな香り。
トクトクとかすかに感じる、彼の鼓動と、
静かな息遣い。
僕の心もどんどん緩んで、いつの間にか完全にグクに体を預けていた。
🐰「力抜けた、、?、、安心してるの?」
彼が喋る度に、耳から体へ心地いい振動が響き、満たされていく。
🐣「うん、、グガがやさしいから、、」
🐰「男同士でこんなことしてるの、、、
嫌じゃない、、?」
🐣「嫌じゃない、」
もうそういうことなんだと、予想がついたから
僕がきっぱりと応えると、彼の体の緊張も少し緩んだ気がした。
🐰「そっか、、よかった、、、
嫌がられたらどうしようって緊張したんです、、」
🐰「ジミンさん、、聞いてください、、
僕ね、、」
でも、言葉が詰まってしまったかのように、
息を飲んだまま、彼の口からその続きが出てこなかった
しばらくじっと待っていたが、
大丈夫だよって伝えたくて、彼の首の後ろを少しとんとんっと優しく叩いた。
すると、グクの抱擁の力がグッと強くなったのを感じた
ぴったりとくっついた身体からは、緊張が感じられて僕の心臓もどきどきと脈打つ。
ほうっ、と1回息をついたグク。
🐰「僕、、大好きな人ができたんです。
ずっと一緒にいて欲しい人。
でもね、それは女性じゃなかった。
毎日辛かった。
なんで僕はこんなにこの人に惹かれるんだろうって。
考えれば考えるほど、友人同士の好意とかではなくて、もう恋愛感情としか思えなくて、、どんどん大好きになっちゃうんです。」
ゆっくり、言葉を選びながら話している彼の話を、一語一句聞き漏らさぬように、しっかり耳を傾けた。
🐰「でも、少しずつ、性別なんかどうでもいいと思うくらい、この人のことが好きなんだって思えるようになったんです。
そのくらい彼が、どこまでも優しくて、可愛くて、素敵な人だったから。」
話が進むにつれてグクの声が震えていく。
同時に、
彼の気持ちが、僕がグクを想っていた気持ちと全く同じで、
その辛さも葛藤も全部理解できて、僕の目は潤んでいく。
🐰「今日、、それが耐えられなくなっちゃって。
振られても、拒絶されてもいいから、、、」
またグクの言葉が詰まる。
必死で涙を堪えてるみたいだった。
🐰「それでもいいから、、
僕の想いを聞いて欲しくて、、、」
ずっと僕を強く、固く抱きしめていた腕がふっと緩み、身体が離され、
涙目の僕らふたりが、見つめ合う。
🐰「どうしてジミンさんが泣いてるの、、ㅎ」
泣き笑いみたいな困った表情で、グクが僕の溢れそうな涙を指で優しく拭ってくれる。
そのまま、頬をそっと包まれた。
🐰「こんな時間に急に押しかけて、、急に抱きしめたのに拒絶しないでくれてありがとう。
僕、、ジミンさんが好きです。愛してる。
もし、、もしあなたが受け入れてくれるのなら、誰よりも、どんなものよりも、大事にするから、、、
僕と付き合って欲しい。」
そこまで僕の目をみて真っ直ぐ言って、
涙を堪えきれなくなったのか、瞳が揺れて、
彼は視線を逸らしてしまった。
僕の頬を包んでいた手も離れてしまう。
そこまで黙って聞いていた僕は、こんな幸せなことがあっていいのか信じられなくて、身体がふるふると震える。
揺れる手で、恐る恐る彼の頬をそっと包んで、こちらに向けた
🐣「ほんとうに、、ぼくでいいの、、、?」
はっと、こちらに目を向けてくれるグク。
涙がその目からはらりと落ちて、こくんと頷いて返事をくれた。
🐰「ジミンさん以外、、もう考えられない。」
僕の目からも涙がこぼれるのが分かった。
🐣「僕も、、グガがいい、、、、グガじゃなきゃだめ、、泣
ずっと、、ずっと我慢してた、、泣
グガ、、、大好きだよ。僕はグガを愛してる、、、泣
僕と一緒にいて、、、泣」
彼の頬を包んだまま、僕は彼に、そっと唇をよせた。
グクが静かに目を閉じるのを見ながら、
彼の腕が僕の後頭部にそっと回されるのを感じながら、
僕とグクは、初めてのキスをした