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稀灯 夏成🩵🍸
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コメント
1件
うわ、第3話、めちゃくちゃ良かったです……! ジェイドが仲間たちに囲まれてぼろぼろ涙を流すシーン、あそこ本当にグッときました。無事で良かったね、って心から思いましたね。 そしてその後の宴でまさかのギザルム猫化(笑)。「にゃあ」とか言っちゃってるし、威厳どこいった!って感じで笑いました。しかしセフィロス様の「私のものだ」「良い猫だな」の流れ、完全に飼い主ムーブで面白すぎます。顎撫でられてゴロゴロ言っちゃうギザルム、もう戻れないですね……。設定の活かし方が絶妙で、笑いと安堵と温かさが全部詰まったエピソードでした。キャットナップさん、今回も楽しかったです!
暗殺者ギルドの面々が駆けつける。
「ジェイド!!」
「おい、大丈夫か!?」
倒れていたジェイドのもとへ仲間たちが集まった。
ロイドによって救出されたジェイドはゆっくりと目を開く。
「……あれ……」
ぼんやりした視界。
だが見慣れた顔がそこにあった。
「みんな……?」
その瞬間。
張り詰めていたものが切れた。
「うっ……」
ぽろぽろと涙が溢れる。
「ジェイド!」
仲間たちも涙ぐみながら抱きしめた。
「よかった……!」
「本当に……!」
ギルドの面々は皆安堵していた。
ロイドも嬉しそうに笑う。
「助かってよかったね」
「うん」
ジェイドは何度も頷いた。
その日の夜。
暗殺者ギルドは大騒ぎだった。
ジェイド救出。
ギザルム討伐。
皆が無事。
宴にならない理由がない。
酒や料理が次々と運ばれ、あちこちで笑い声が響く。
ロイドも楽しそうにしていた。
アルベルトは軍の者たちと話し、
シルファは給仕を手伝い、
ディアンは珍しく酒を飲んでいる。
そんな中。
部屋の隅で不穏な空気が漂っていた。
「へぇ~」
ガリレアがニヤニヤしながら覗き込む。
「元魔族の大物様が猫ちゃんですか」
「にゃあ」
ギザルムは睨みつける。
「可愛いな」
クロウが言う。
「にゃああ!!」
「怒った」
「怒ったな」
二人とも面白がっていた。
ギザルムは本気で噛みつこうとする。
だが猫なので迫力がない。
「くくく」
「可愛いな」
「いっそ殺すか」
「その方が本人のためかもしれん」
「にゃっ!?」
ギザルムの毛が逆立った。
冗談なのか本気なのか分からない。
それが余計に怖い。
「やめよ」
静かな声が響く。
二人が振り返る。
そこにはセフィロスがいた。
「セフィロス様」
「その者はもう私のものだ」
そう言うと。
ひょい。
セフィロスはギザルムを抱き上げた。
「にゃ」
抵抗しようとしたが無理だった。
神の腕から逃げられるはずもない。
「そいつはもう私のペットなのだ」
当たり前のように言う。
「ペット……」
「ペットか……」
ガリレアとクロウが妙に納得した。
ギザルムは納得していない。
全くしていない。
「にゃああああ!!」
「喜んでいるな」
「違うと思います」
ロイドが冷静にツッコむ。
セフィロスはギザルムの顎を撫でる。
すると。
「ゴロ……」
部屋が静まった。
ギザルム本人も固まる。
「……」
「……」
「……」
「ゴロロ……」
完全に猫の本能だった。
「ぷっ」
ロイドが吹き出した。
「はははっ!」
アルベルトも耐えきれない。
シルファも口元を押さえている。
ガリレアとクロウは床を叩いて笑っていた。
ギザルムは絶望した。
魔族としての威厳。
恐怖。
尊厳。
その全てが。
今。
喉を鳴らした音と共に消え去ったのだった。
一方セフィロスは満足そうに言う。
「良い猫だな」
「にゃ……」
ギザルムはもう反論する気力も残っていなかった。