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水無side
日向「ね!水無(みな)!後少しで卒業じゃん?」
男生徒…私の幼なじみである西園寺 日向(さいおんじ ひなた)が私の机をバンと叩きながら言った
私は机を撫でながら答える
水無「…そうだけど…どうしたの?」
彼は1つの色紙を出しながらにこっと笑ってみせた
日向「クラスの皆に色紙書いてもらってるんだ!水無も書いて!」
…あ、そうか…卒業…だからか
…久しぶりに話しかけてくれて嬉しかったのに…
水無「うん。分かった…書くね」
私は色紙を受け取り笑ってみせた
…少し笑顔がひきつってしまったかもしれない
でも日向は表情を変えず『よろしくね』と言いどこかに言ってしまった
…私は再び机に向かい色紙を書き始めた
そんな日から数日後…今日は卒業式
散っていく桜を横目に私は学校へ向かった
…もう卒業か…早いな
中学生になってもう3年も経ったんだ…
…少し寂しいな
でもそんな事言ってられない…受験は合格したしこれから頑張らなきゃ…!
…でもそっか…卒業したら日向とはもう会えないのか…
日向「あ!みーな!」
友達と写真を撮っていた日向が急に私の方へ向かってきた
水無「…写真撮っててよかったのに…」
日向「そんなこと言わないでよ~…水無と会えるのも多分もう最後じゃん?」
最後
その言葉に胸を締め付けられる
…そっか。もう会えないんだよね
水無「…あはは、そうだね。」
日向「…というかそろそろ行った方がいいよね?行こ行こ!」
水無「えちょ…!?」
日向は私の手を引っ張りながら集合場所に連れて行った
…お姫様を連れて行く王子様みたい
卒業式中、クラスメイトの名前が呼ばれていく
卒業証書授与だ
私の名前を呼ばれた時卒業を実感してしまった
…他のみんなはどう思ってるんだろう
…もう友達と悲しいかな…高校が楽しみでわくわくしてるのかな…
…日向はどう思ってるんだろう
卒業式後と日向と一緒に帰ることにした
…友達と帰ればいいのに…
日向「水無~!カフェ行こうよ~!」
水無「ダーメ。貯金しなさい」
日向「え~ケチ~…」
日向は顔をぷくっと膨らませた
…赤ちゃんみたいでかわいい
私は日向の膨らんでいるほっぺを優しく押さえた
日向「んむっ!?んーんーんー!!」
多分『離せ』って言ってるんだろうけど私にそんな言葉は聞こえない
だってかわいいんだもん!小動物みたい!
…でもあんまり押さえていたら可哀想だからやめてあげた
日向「…も~子供扱いしないでよ」
水無「だって日向はいつまでも子供のままでしょ」
日向「子供じゃない!義務教育終わった!」
高校行くんでしょ…
ふと、日向と私の家の曲がり角に近付いていることに気がついた
水無「…じゃあ…バイバイ」
日向「またね。水無」
私は似合わず小さく手を振る日向に手を振り返し、家へ向かった
…大丈夫…もう後悔はない
日向side
…行っちゃった
帰路を歩く水無の後ろを見ながら心の中で呟く
…分かってたことだけど…いざ直面すると寂しいものだな
…でも…もう終わり
…水無への思いも卒業しなきゃ
…さて、高校でも頑張りますか!
そう活を入れ、帰ろうとした時…
「日向!!!」
聞き慣れた女子の声がした
日向「…水無?…どうしたの?」
水無「あの…ね…伝えたいことがあって…」
…伝えたいこと?高校でも頑張ってね…とかかな…
日向「うん?」
水無「わ…私…」
水無「日向のことが好き!!!」
…突然のことで顔が火照る
…参ったな
目の前の女の子も僕と同じように顔を赤く染めた
…もちろん
僕の返事は決まってる
日向「うん…僕も好き」
__桜が綺麗な日のことだ
今日もある一軒家に住んでいる夫婦は昔を懐かしむように桜を見に行くという…
完
はい!!小説コンテストです!!
…いや…小説コンテストで苦手な恋愛書くって意味分からないっすね…
…まぁ僕だからか()
小説コンテスト楽しかったです!それではさようなら!
コメント
14件
ァァァァァァ……卒業は辛い…()
尊い………………!! 参加ありがとうございます!!
恋愛って…難しい😇😇😇