テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「「 た、たた … 高嶺の花 … !? 」」
日向裙と仁花ちゃんが口を揃えて言った。
… 高嶺の … 花、?
って … どういう意味だろう。
それにどうしてそんなに驚いてるの?
もしかして、お顔に何か付いてる?
次々に重なる不安と疑問。
や、山口裙は固まってるし … どういう状況なんだろう。
よく分からずにいると、澤村さんが口を開いた。
「 まずは簡単な説明と … 谷地さんは清水と花城さんについて行って 」
優しい声色で助け舟を出してくれた澤村さんに心の中でお礼をした。
「 それじゃあ行こうか。澪ちゃん、仁花ちゃん 」
返事をして3人で体育館裏へ向かった。
マネ業を説明しながら実際にやっていく単純な作業。
ボトルに水と粉を混ぜ合わせて振る作業がやっぱり最初は誰もがしんどくなるお仕事で、仁花ちゃんは3本目ぐらいでヘトヘトになっていた。
私と潔子さんはもう慣れてるからか、全員分をやり終わってもそこまで疲れはしない。
筋肉とかついてるのかな … あはは。
「 うぅぅ … もうむりぃ … 」
ヘトヘトになって座り込む仁花ちゃんを見て2人で笑い合う。
「 ふふっ、仁花ちゃん、最初はしんどいよね。頑張ろう 」
「 後々慣れてくるし最初のうちは私たちもお手伝いするよ … ! 」
2人で励ますように仁花ちゃんに声を掛けると、ぱぁぁぁと表情を明るくさせて立ち上がった。
「 先輩方が言うのなら谷地仁花!頑張りますっ! 」
ピシッとポ ー ズを決めて再び作業に取り掛かる仁花ちゃんの姿を見て、私も頑張ろうと思えた。
今年は真面目で頑張り屋さんな子が来たなぁ。
まだ仮入部なんだけどね。
3人で並んで作業をして、何とか終わった。
仁花ちゃんがいることもあっていつもより早く終わった。
す、すごい … っ。
1人増えるだけでこんなに違うなんてっ。
仁花ちゃんに感謝の気持ちでいっぱいになった。
「 それじゃあ終わったし、運ぼうか 」
潔子さんがそう言ってスポドリを持とうと持ち上げる。
私は慌ててお手伝いするようにして持ち上げると、仁花ちゃんは困惑しながら私を見た。
「 とりあえず、仁花ちゃんはタオルをお願い 」
潔子さんがそう声をかけて仁花ちゃんはタオルを持った。
これがずっと2人での作業だったから仁花ちゃんが居てくれると凄く助かる。
☆.*゚•*¨*•.¸♡o。+ ☆.*゚•*¨*•.¸♡o。
部活が終わり、あっという間に18時。
仁花ちゃんに声をかけて集合する。
武田先生の注意事項等の後に、仁花ちゃんが正式に入部するかどうかが明確になる。
一体、どうするんだろう。
マネ業結構大変だったし … もしかしたら「 無理です 」って言われちゃうかも。
ドキドキと不安で胸がいっぱいになる中で、仁花ちゃんはすぅっと息を吸ってゆっくりと口を開いた。
「 __ 私、入部します 」
その言葉でいつの間にか下に向けられていた私の視線は真っ直ぐと仁花ちゃんに向けられていた。
仁花ちゃんの真剣な表情とその言葉で、涙が出そうなほどに歓喜した。
「 清水先輩と花城先輩が初めてな私にも優しく接してくれて、おふたりが頑張ってる姿を見て私もおふたりを追いかけたいと思いました 」
ニコッと優しい笑顔で微笑みながら話す仁花ちゃんは私より遥かに大人びて見えて、それと同時にかっこよくも見えた。
堂々としてて、真っ直ぐとした瞳で痛いほどに覇気を感じた。
仁花ちゃんはすごくいい子。
私は優しくなんてないし、仁花ちゃんに認められるようなことはしてない。
でも仁花ちゃんの入部のきっかけになったことが心から嬉しい。
すごくすごく嬉しい。
「 ありがとう、仁花ちゃん。私も仁花ちゃんがいてくれて良かった 」
笑顔でそう言うと、仁花ちゃんは目を見開いた後にほっぺたを赤く染めた。
「 う、ううぅ、美しぃぃぃ … 」
涙を流しながらそう言った。
う、美しい … ?
どういうことだか分からないけど、お世辞でも嬉しい。
「 これが … 高嶺の花か … 」
日向裙も何かボソボソと言っている。
今年は元気な子が来たな … あはは。
無事に仁花ちゃんはマネ ー ジャ ー として入部することになった。
かわいい後輩が増えてすごく嬉しい。
私もまだ入部から数ヶ月しか経ってなくてまだまだ未熟だけど、少しでも仁花ちゃんのお手本になれるように頑張ろっ。
あの … すごく言いづらいところあるんですけど、今回2000文字なんです😖😖
多分これからお話をキリがいいところで終わらすために文字数がバラバラになると思います … 😔💦
ご了承ください m(_ _)m