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「うん…恋人、俺だけの玲於でいて…」
玲於は嬉しそうに笑った。
「言われなくても。霄くんだけの俺だよ」
「玲於…可愛いって言って……っ」
玲於が俺の耳元で囁くように言ってくる。
その声は甘く優しい響きを持っていて俺の心を揺さぶってくる。
「ふふ……可愛いよ、欲しがりなところも嫉妬魔なところも、顔も体も寝癖も性格もぜんぶ可愛くて困っちゃうよ…」
玲於が俺の髪を撫でてくる。
俺は玲於の首に腕を回してぎゅっと抱きついた。
「玲於…これ、夢じゃないよね…っ、幸せすぎて、信じられない…」
「夢なわけないよ。もっと、現実だったんだって分かるように身体に教えてあげた方がいいかもね」
玲於はそう言ってまた唇を重ねてきた。
今度は俺が積極的に舌を絡ませてキスをした。
玲於の手が俺の身体を優しく撫で、体にキスを落としていく。
玲於の唇が肌に触れる度にぞくりとした感覚が走った。
「玲於……っ、俺のこと好きって言って……っ」
玲於が俺の目を見て微笑む。
「大好きだよ…霄くん」
その言葉を聞いて俺は嬉しくて涙がこぼれた。
玲於が指先で俺の涙を拭ってくれる。
「なんで泣くかな……可愛い顔が台無しだよ」
「だって……玲於にずっとこうしてほしかったから……っ」
「ふっ、嬉しい……」
玲於は優しく微笑んでくれた。
「ねえ玲於…もう、ゴムない…?」
「……霄くんってば、そんなにしたいんだ?」
「…別に、したくないなら…いいし」
「ありゃ、拗ねちゃった。」
「ち、違……っ」
「安心して、あと5箱はあるよ」
「ど、どんだけ持って…」
「霄くん、ハマっちゃいそう?俺とのえっち」
「そ、そんなんじゃないし」
「へえ?」
「それに、その…玲於とまだつながってたいから……」
「ふっ、いいよ……2回戦目しよっか」
玲於はそう言うと新しいコンドームを取り出して装着した。
「霄くん……体位変えたいんだけど、何がいい?」
「ば、バック以外なら…なんでもいい……」
「じゃあ騎乗位にしようか」
玲於が俺の腰を掴んで引き起こすと俺は玲於の上に跨る形になった。
俺は玲於のモノを握って自分の中に入れていった。
「はぁ……っ…んっ」
「霄くん……上手だよ」
玲於が俺の腰を掴んで固定しながら下から突き上げてくる。
俺は玲於のモノを受け入れようと、円を描くように一生懸命腰を動かした。
「んっ……はぁっ……んっ」
玲於のモノはとても大きく熱い。
俺のナカでビクビクと脈打っているのが分かる。
「玲於……っ…気持ちいい……?」
「うん……気持ちいいよ……霄くんも気持ちいい?」
「はっ、あっ……うんっ……きもち……っ」
「もっと動いてみて?」
「んっ……こ、こう……っ…?」
「特別に手伝ってあげる」
玲於は俺の太腿に手を添えてゆっくりと腰を動かし始める。
「あぁっ…んっ……あん…っ…!」
「ほら……もっと……っ」
玲於の手に合わせて腰を動かすと気持ちよくて仕方がない。
「玲於……っ…だめ……っ…こ、れ…気持ち良すぎて……っ」
「気持ちよくなりたいんじゃなかったの?ほら……ちゃんと動いて」
玲於はそう言いながら俺の腰を掴んで思いっきり突き上げてきた。
その衝撃で俺は背中を反らせて喘いだ。
「ふあっ……ふ゛っ、ぐぅっ……ぁ……っ♡」
「霄くんの声……もっと聞かせて」
玲於はそう言って俺の弱点ばかり攻め立ててくる。
俺は必死に耐えたが段々と我慢できなくなってきて声が漏れ始めた。
「中……奥まで、ぐりぐりって、んっ……っ、もぉ…むりぃ……っ!」」
「霄くんって素直じゃないからなぁ…イイってことだよね?」
玲於はそう言って俺の太腿の裏側を撫で上げた。
ぞわぞわとした感覚が広がっていく。
その感覚に耐えられずに身を捩ったが、玲於に腰を掴まれていて逃げられない。
「あっ……!やだっ……そこっ……!」
「どうして?気持ちいいでしょ?」
そう言ってまた同じ場所を攻めてくる。
「ん゛っ…♡おく、ぃ゛っちゃうぅ……っ♡」
俺はもう何も考えられなくなってただひたすら喘ぐしかなかった。
「やっ……れおぉ…もう、もぉ…らめ…っ」
そんな俺の様子を楽しそうに眺めながら玲於はさらに激しく動き始めた。
俺の身体に電流が走ったみたいに痺れる。
頭の中が真っ白になって何も考えられなくなる。
「あ゛ぁっ…♡らめっ、イくっ……イっちゃうっ……!!」
身体中に力が入ってビクビクと震える。
「…ほら、イけ」
「あんっあ゛んっあんっああ゛っ……♡」
俺は玲於に抱きつきながら盛大に達した。
身体が脱力して倒れそうになるのを玲於に支えられた。
「はっ……霄くん…可愛すぎ……」
玲於が俺の中で果てた。
俺の頭を撫でる手つきはとても優しくて俺は安心して目を閉じた。
目を覚ますと目の前には玲於の顔があった。
俺は玲於の腕の中にいることに気づいて慌てて飛び起きた。
「おはよ、霄くん」
玲於の腕が俺の背中に回されていて離してくれない。
「ちょ……玲於……っ!おはようだけど、は、離し…」
玲於はニヤリと笑って俺の頭を引き寄せキスしてきた。
舌を絡ませてくる深い口付けに息苦しくなって抗議の意味で玲於の肩を叩く。
ようやく解放されたと思ったら今度は首筋に吸いつかれた。
「ひ……っ」
首元にチリッと痛みが走った。
玲於が顔を離したのを見てみるとそこには赤い痕が付いていた。
玲於は満足気にそれを見て微笑んでいる。
「玲於……何してんの……っ」
「何ってマーキング。嫌だった?」
「別に嫌じゃないけど……って、待って今何時…っ?」
俺は慌ててスマホを確認した。
時計を見ると朝の8時30分だった。
「うわ、もう8時半!?今日必修あるのに遅刻したらマジで終わるって……!」
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