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異世界転生~
落ちこぼれの高校生が究極伝説 魔剣士になる!

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異世界転生~ 落ちこぼれの高校生が究極伝説 魔剣士になる!

30 - 第29話 『静かな勝利、そして迫る影』

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2026年03月09日

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魔導竜王との戦いから三日が経った。街はまだ興奮の渦の中にあった。

市場には人が溢れ、酒場では毎晩のように宴が開かれている。

理由はもちろん――

「英雄ユウキ様に乾杯!!」

「乾杯!!」

酒場の中で大きな歓声が上がる。

カイルはジョッキを持ちながら笑った。

「完全にお祭り状態だな」

ミリアが少し困った顔をする。

「でもユウキくん、落ち着かないよね」

その視線の先。

酒場の奥の席でユウキは小さくなって座っていた。

英雄の席

店主が料理を運んでくる。

「ユウキ様!特製ステーキです!」

テーブルに巨大な皿が置かれる。

さらにパン。

スープ。

果物。

山のような料理。

ユウキは目を丸くする。

「え、こんなに?」

店主が笑う。

「竜王を倒した英雄へのサービスですよ!」

ユウキは苦笑いする。

「いや、本当にそこまで大したことじゃ……」

カイルが横から言う。

「諦めろ」

肉を食べながら笑う。

「お前はもう国の英雄だ」

ミリアも頷く。

「みんな本当に感謝してるんだよ」

レイナは静かに紅茶を飲んでいる。

「人は奇跡を見ると、英雄を求めるものよ」

ユウキは頭をかいた。

「英雄って感じじゃないんだけどな」

平和な時間

しばらくして。

四人は街の外へ出ていた。

夕方の風が気持ちいい。

草原が広がり、遠くには山が見える。

ミリアが伸びをする。

「久しぶりに静かだね」

カイルが寝転ぶ。

「こういう時間が一番だ」

レイナも空を見上げる。

「平和ね」

ユウキは剣を腰に下げて立っていた。

ふと呟く。

「でも」

三人が彼を見る。

ユウキは空を見ていた。

「まだ終わった感じがしない」

魔剣グラムの声

その瞬間。

ユウキの胸の紋章が淡く光る。

魔剣グラムの声が響いた。

『主よ』

ユウキが心の中で答える。

「どうした?」

グラムは静かに言う。

『魔導竜王は確かに滅びた』

『だが』

少し間があった。

『あれは王ではない』

ユウキの目が細くなる。

「どういう意味だ」

グラムが答える。

『竜王は』

『誰かの命令で動いていた』

ユウキが驚く。

「……命令?」

グラムの声が低くなる。

『もっと強い存在がいる』

レイナの違和感

その時だった。

レイナが突然立ち止まった。

「……!」

ミリアが振り返る。

「どうしたの?」

レイナは遠くを見ている。

顔が真剣だった。

「魔力」

カイルが聞く。

「敵か?」

レイナがゆっくり首を振る。

「まだ遠い」

だが目は鋭い。

「でも」

空を見る。

「とてつもなく強い」

空の異変

その時。

空に小さな黒い点が現れた。

ミリアが指差す。

「あれ何?」

カイルが目を細める。

「鳥じゃないな」

黒い点は少しずつ大きくなる。

ユウキの表情が変わった。

グラムの声が響く。

『主よ』

『来た』

ユウキが小さく言う。

「……あれか」

落ちてくる影

黒い点は急速に大きくなった。

それは

人影だった。

空からまっすぐ落ちてくる。

ミリアが驚く。

「人!?」

次の瞬間。

ドォォォォォォン!!

大地に衝突した。

巨大な土煙が上がる。

カイルが立ち上がる。

「隕石かよ!」

煙がゆっくり晴れていく。

そこに立っていたのは――

黒い鎧の男。

人間の形。

だが背中には

黒い翼。

目は赤く光っている。

レイナが小さく呟く。

「魔族……」

男はゆっくり顔を上げた。

そして笑った。

「見つけた」

ユウキを見る。

「魔剣士ユウキ」

ミリアが驚く。

「知ってるの?」

男は肩を回す。

「探すの大変だったんだ」

黒い翼が広がる。

「竜王を倒した人間」

目が鋭くなる。

「お前だな」

ユウキは剣を抜いた。

「誰だ」

男は楽しそうに笑う。

「自己紹介か」

翼を大きく広げる。

凄まじい魔力が広がる。

「俺は」

名を告げた。

「魔神軍・六魔将 ゼルグ」

ミリアが震える。

カイルが剣を構える。

レイナが呟く。

「魔神軍……」

ゼルグはユウキを見て笑う。

「竜王を倒したらしいな」

首を鳴らす。

「試させてもらう」

魔力が爆発する。

「お前が」

剣を抜く。

「どれくらい強いか」

ユウキも剣を構えた。

第1章最大の戦いが

再び始まろうとしていた。

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