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なんて残酷な世の中なんだ。
フィン君……
第三話:嫌な事でも……。
ボス】「早かったな…休憩はできたのか?」
黙って俯いてる事しかできない…
僕達殺し屋が、そんなに呑気に楽しんでいいのだろうか。
ドット】「……楽しかったっすよ…」
ドット君の言葉に、みんなが首を縦に振った。
ボス】「…そうか。では次の任務の話をしよう」
僕は顔をあげ、ボスの方を見た。
ボス】「次は…過酷になるかもしれんな…」
ボソッと呟いたボスの言葉に僕達は首を傾げる。
今まで一度も過酷だ。と思った事はない…。
僕達はなんだってやり遂げる…。
ボス】「…次の任務先は…《イーストン魔法学校》の校長を始末する事だ…」
…今…なんで言った…?
フィン】「校長を始末…するんですか…?」
フィンの声は震えているように思えた。
ボス】「…やはりお前達にこの任務は無理だな他の者にやらせよう…」
……………。
マッシュ】「やりますよ…その仕事…」
レモン】「!?マッシュ君…校長ですよ…?」
マッシュ】「やるしかないでしょ…生きやすい世の中を作るには…」
そう…やるしかないんだ…。
ランス】「それで…妹が幸せなら…」
ドット】「クッ……!」
みんながねじ曲がってゆく…。
ボス】「…神覚者とも戦うことになるぞ…」
!…神格者…
フィン】「え…」
フィン君…
フィン君の兄は神覚者だった…。
兄と戦わなければならないのは辛いことだろう…
レモン】「嫌だったら…残ってもいいですよ?フィン君?」
無理に闘う必要はない…
僕達でなんとかできる……。
フィン】「行くよ……生きやすい世の中のために……」
なんとなくだけど…そういうと思ったな。
マッシュ】「じゃあ行きますか……」
何度でも…何度でも…絶対勝ちますよ…。
グーパンでね……。[続く]