レイシェン
「…ここ、か」
大きい国だなぁ…
ここに…兄さんがいるんだよね…
レイシェン
「…やっと」
レイシェン
「やっとだ…」
レイシェン
「兄さんに…会える…」
やっとの思いで、ここにこれた
KS国から…脱出できた…
レイシェン
「(死んでもいい…)」
レイシェン
「(捕まってもいい…)」
ただ…
兄さんを、ひと目見たい…
レイシェン
「…よし」
________________
誰も傷つけたくない…
だから、人が少ない所を通りたい…
ここなら…少なさそう…
警備も薄そう…
っし…
レイシェン
「…最上階に行けば会えるかな」
レイシェン
「壁でも登ろ…」
レイシェン
「ふぅ…」
なんとか4階…←速すぎないか?
…こんな簡単に行って良いのか?
順調すぎて不安だわ…
。
「誰?」
レイシェン
「!」
だよね〜…
レイシェン
「…どうも」
。
「…なんか用あるの?」
。
「今日、誰も来る予定じゃないけど…」
。
「侵入者?」
レイシェン
「…」
レイシェン
「1つだけ、質問します」
レイシェン
「それだけは、聞いてください」
。
「…質問…?」
レイシェン
「はい」
レイシェン
「…ここの国に」
レイシェン
「スマイルという人は居ませんか?」
。
「!?」
。
「お前…スマイルの知り合い…!?」
レイシェン
「…知り合いというよりは」
レイシェン
「家族といった方が良いですかね…」
。
「家族!?兄弟かなんかか?!」
レイシェン
「…その反応だと」
レイシェン
「いるんですよね?兄さんが…」
。
「っえ…兄、さん?」
レイシェン
「…会わせてください」
レイシェン
「早く…」
。
「お、おう…」
。
「スマイル。今どこにいる?」
。
『っえ?___と一緒だけど…』
。
「ちょっとそこに居といて」
。
『なんで?いいけど…』
。
「っし…壁登れるタイプ?()」
レイシェン
「楽勝ですけど…()」
。
「んじゃ、あそこまで登れる?」
レイシェン
「何なら先に行っといていいですか?」
。
「え」
レイシェン
「はやくー」
。
「はっや?!」
________
スマイル
「…」
どういうことだ…?
_____にそこに居といてって…
変なの…
。
「どうしたの?」
スマイル
「いや…___にそこに居といてって…」
。
「おぉ。いたいた」
。
「ほら、お前も早く入れ」
スマイル
「っえ…?」
レイシェン
「…久しぶり。兄さん」
スマイル
「レイシェン…?なんで…っ」
スマイル
「脱出できたの…?」
レイシェン
「うん…w頑張った…w」
スマイル
「よかった…っ(泣)」
スマイル
「もう…会えないかと…思った…っ」
レイシェン
「兄さんはすぐ泣いちゃうよね〜…」
レイシェン
「ほら、また会えたんだから」
レイシェン
「泣き止んで」
スマイル
「うん…」
。
「え…っと…説明求む()」
レイシェン
「あぁ…そうですね…」
レイシェン
「はじめまして。兄さんの…お友達?」
。
「え。兄さんって…まさか…」
レイシェン
「はい。私は、兄さん…スマイルの」
レイシェン
「妹です」
。
「えぇぇぇぇ!?」
。
「うるさい」
。
「いやいや!?それどころじゃない?!」
。
「妹!?スマイルの!?」
レイシェン
「その反応だとは思いましたよ…w」
レイシェン
「ごめんなさい…勝手に侵入して…」
レイシェン
「あっ!でも、人は傷つけてません!」
。
「まぁ…倒れてる奴は居なかったし…」
。
「え、ちょ、皆呼んでも良い?」
スマイル
「そうした方がいい…」
。
「ちょ、幹部全員集合!!!」
。
『うるさいぞーw』
。
『寝起きでそれはやめろ…』
。
『了解!』
レイシェン
「わぁ、個性豊かな感じ()」
________
。
「きたぞー」
。
「あだっ(ゴンッ」
。
「いつもしゃがんでねーじゃん…w」
。
「いや…忘れちゃうじゃん…?」
レイシェン
「わぁ、個性豊かですねぇ…()」
。
「?その子誰?」
。
「雰囲気的にスマイルにそっくりじゃん…」
。
「前髪とか…」
。
「言われてみれば…」
レイシェン
「兄さん。ほら、ちゃんとして」
後から来た組
「え?兄さん?」
スマイル
「あぁ…此奴、俺の妹…」
後から来た組
「…えぇぇぇぇ!?」
レイシェン
「うるさ()」
。
「妹?!スマイルの?!嘘でしょ!?」
。
「有り得ない有り得ない!!!」
。
「けど…本人が言ってる…え?マジ?」
レイシェン
「マジですよ」
レイシェン
「てか、自己紹介もですよね」
レイシェン
「改めて、言いますね」
レイシェン
「レイシェンです」
レイシェン
「呼び方はご自由に」
レイシェン
「後、兄さんの妹です」
。
「じゃあ…一応俺らもする…?」
。
「しといたほうがいいだろ…」
。
「未だに混乱中なんだが?()」
。
「えーっと…じゃあいつもどおりの順で」
Nakamu
「Nakamuです…!一応ここの…まぁ」
Nakamu
「リーダー的な感じのをやってます()」
Broooock
「Broooockです…」
Broooock
「…ほんとにスマイルの妹?」
レイシェン
「先程も言いましたよ」
レイシェン
「妹ですよって」
Broooock
「…ガチか()」
シャークん
「シャークん」
レイシェン
「さっき一緒に壁登った人ですね()」
シャークん
「ビビったわ…()」
きんとき
「きんときです…!」
きんとき
「よろしくね…!」
きんとき
「いやー…スマイルに妹居たんだぁ…」
。
「はいはい…最後俺だから…」
。
「えー…神です()」
レイシェン
「は?」
。
「嘘です嘘ですw」
きりやん
「きりやんでございます…w」
きりやん
「てか…スマイルの妹…だよね…?」
レイシェン
「そうですけど?」
きりやん
「…想像もつかんて()」
スマイル
「俺の仲間達」
レイシェン
「でしょうね…」
レイシェン
「にしても…」
レイシェン
「癖強い国に飛ばしちゃったなぁ…」
レイシェン
「ごめんね…兄さん…」
スマイル
「いや…楽しいから良いよ」
レイシェン
「ならよかった」
Nakamu
「え?飛ばした?どゆこと?」
レイシェン
「あぁ」
レイシェン
「テレポートさせました」
5人
「え?/は?」
Broooock
「じゃあ…スマイルが急に現れたのも…」
Broooock
「レイシェのせい…?」
レイシェン
「レイシェンです…」
レイシェン
「まぁ…そうですね」
きりやん
「なんで…一緒にテレポートしなかったの?」
レイシェン
「私の場合だと」
レイシェン
「自身のテレポートは不可能でして…」
レイシェン
「なので、兄さんだけテレポートしたのです」
レイシェン
「本当だったら」
レイシェン
「一緒に兄さんとテレポートする
つもりだったんですけど…」
レイシェン
「ちゃんと、不可能の事も知ってて」
レイシェン
「計画を立てたんですけど…」
レイシェン
「運悪く、KS国の幹部に見つかって…」
レイシェン
「私だけ、兄さんより数年間多く残ってた」
レイシェン
「そういう事になりますね」
きんとき
「なんか…大変そうだね…」
レイシェン
「じゃあ、兄さん。また会おうね」
スマイル
「え」
レイシェン
「いや…[え]って言われても…」
レイシェン
「私はこれから旅するから」
レイシェン
「また会いに来るよ」
スマイル
「え、嫌だ()」
レイシェン
「そんなきっぱりと…」
レイシェン
「じゃあどうしたらいいの?」
レイシェン
「私だって…兄さんと一緒に居たいけど…」
レイシェン
「なにか方法でもあるの…?」
スマイル
「え?お前も幹部になる」
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