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若井side…
今は昼が終わり、午後の仕事へと突入
なんとしてでも話せるようにしなければ、、
「お、大森…この資料よろしく」
「きょ、今日はいい天気だねー」
「…」
フル無視きたー
「あ、あのさ…」
「…ちょ、どいてくれません?」
「あ、ごめ…」
俺弱すぎだろ
途端に大森のこと怖く見えてきた
あんなあざとい奴なのに
「あれあれー」
「若井じゃーん笑」
「なんだよ藤澤」
「もしかして大森くんに嫌われた?笑」
「は?俺が嫌われるわけねえじゃん」
「お前よりイケメンだし」
「仕事は僕の方が上だけど」
「てことは稼げてお金があるのも僕」
「まー仕事頑張ってね〜」
イラつく、、
「若井先輩、」
「あ、はい」
「資料できました」
「お、おっけー」
また話せなかった
定時はとっくに過ぎていて時刻は20時だ
明日は大事なプレゼンなので さすがに帰ろうと思い、オフィスから出ようとしたが一つのデスクだけまだ明かりがついていた
「大森の、デスク?」
明らかに大森のデスクだ
でも大森はいない
まあ別にいたところでまた喋れなくなる弱々しい自分になるだけだし、帰ろ
ドンッ!
誰かとぶつかってしまい、 大量の資料が舞ってしまった
俺はすぐに拾った
相手が大嫌いな部長とかだったらどうしようかと思ったが、よく考えてみればここに残ってるのは大森だけだったような…
ゆっくりと顔を上げた
思いは的中
そこには大森がいた
「あっ、ごめん大森」
「いえ、別に…」
ぎこちない自分に嫌気がさすが今の空気は最悪
なにか、話題を…
「とっくに定時すぎてるけど」
「まだ帰らないの?」
「僕、明日のプレゼンが初めてで迷惑かけたくないんで」
「それに部長からも資料の作成頼まれてますし」
大森はあんま目を合わせてくれないが話してくれた
「そっか、」
「俺も手伝うよ」
「えっ、」
「それにちょっと仕事終わったら大森と話したいし」
「じゃ、じゃあよろしくお願いします」
ようやく謝れそう!
その後は大森と資料を全力で終わらせた
「終わった!」
俺は思わず声を出して喜んだ
「ありがとうございます」
「間に合いました」
「おう」
また気まづい空気が流れそう、
「あ、あの」
「今朝はなんか、すみません!」
「若井先輩があんなに酔うなんて知らなくて」
なぜか大森が謝ってきた
「いやいや!悪いのは俺だよ!」
「だって、勝手に誘ってさ」
「いくら酔ってるからって許せないことしたし」
「まじごめん!」
俺は思わず土下座をしてしまった
「先輩っ!顔上げてください」
「こっちも止めればよかったのに、すみません」
大森も土下座をした
「いやいや、先輩として最悪なことした」
「いやいや、後輩として最悪なことしました」
ふたりで土下座をして馬鹿みたいな光景だけど
俺らはその光景に顔を合わせて笑ってしまった
「ふっ笑」
「俺ら二人で土下座って馬鹿だよな笑」
「ほんとですね笑」
先程とは違う華やかな空気に変わった
「帰ろっか」
「はい」
駅
「あー今の電車逃したー」
狙っていた電車は22時30年のだ
次は45分だから15分も待たなきゃいけない
「僕は嬉しいですよ」
「え?」
「だって、若井先輩と話せますもん」
今、こいつはえぐいことを言っていることに気づいてんのか?
胸がはち切れそうなほどドキッとした
「若井先輩照れてます?笑」
大森は俺の様子を見て
顔を覗いてきた
「は、は?//」
「馬鹿なこと言うな」
「若井先輩って素直じゃないですね」
「ツンデレとかですか?」
初めて人からツンデレなんて言われた
俺がツンデレ?
ツンデレとか一番うざくて嫌いなのに
「まあ、そんなとこもかわいいですね」
「若井先輩はかっこかわいいです」
「…///」
「そんな、人のこと可愛いとか言うなばか//」
「うわー照れてる!」
「お顔真っ赤ですよ先輩」
大森は笑いながら覗き込んで俺の顔はもっと赤くなる
そんなこんなで今日は終わった
仲直りできてよかった
次の日
今日はプレゼン!
年に一度ある大きなプレゼンだ
うちの会社が勝たなければ部長の機嫌が悪くなる
ちなみに俺と藤澤と部長と大森が代表として出る
「若井はここをもう少し明確にしてね」
「大森くんはここの部分をもう少し分かりやすく」
「部長はここのグラフを活かして発表をお願いします」
藤澤からの指示がぽんぽん出てくる
いつもならすっげーイラつくけど
こういう時だけは頼りになる
「…わ、若井先輩」
と、後ろから大森が呼んできた
「ん?」
大森の姿を見て驚いた
血色はなくて顔色がすごく悪い
それにちょっとお腹を抱えてるから腹痛か?
「御手洗に行ってきてもいいですか?」
「あっ、おう」
「プレゼンまでに戻ってこいよ」
「はい、」
もっと、なんか、「顔色悪いよ大丈夫?」とか、言えたはずなのに
後悔してしまった
20分後、俺たちの発表は次だ
なのに大森がまだ戻ってこない
「まだかよ、」
と、走って来ている人がいた
大森だ
顔色は別に治ってる訳じゃないけど、
「すみません、」
「いいから準備してて」
「はい」
無事にプレゼンは終わり今はお昼休憩
俺は会社のロビーのソファーでスマホゲームをしていた
とそこへ大森が隣に座ってきた
そして、俺の方へ体を傾けた
「えっ!?」
俺は驚いてスマホを床に落としてしまった
「お、大森?」
大森は荒い息をして
「…つらいです、」
と、小さな声で囁いてきた
こっそりと大森のおでこに手を当てた
だいぶ熱かった
昨日は遅くまで会社に残ってたからだろうか
「ちょっと待ってて!」
「水買ってくる!」
大森をある程度人から目立たない方へ移動させ
寝かせた
俺は自販機へとダッシュした
「は?なんで、」
自販機はどれも水が売り切れていてジュースしかない
みんなプレゼンで買ったのだろう
上の階へ行けばあるかもしれないと思いエレベーターへダッシュしたが、エレベーターも人でたくさん
仕方ないと思い階段を使った
「はぁ、はぁ、」
えぐい、疲れる、
やっと上の階の自販機を見つけた
「水ある、!」
見事に水はあった
すぐに購入した
そしてまた階段で大森の方へダッシュした
やっとの思いで大森の所へたどり着いたが、
大森の隣には藤澤がいて水と風邪によく効きそうな薬が用意されていた
のちに藤澤と目が合い、「遅かったね」とでも言っているような目でこちらを見てきた
俺は悔しさが溢れて大森のために買った水を一気飲みした
続…
コメント
2件
ううう、なんかこっちまで悔しくなってきた🥺😭
更新ありがとうございます!更新早くて尊敬しかない😭