あてんしょん
*nmmn作品
上記の意味がわからない方は閲覧をお控え下さい
*stxxx様
*桃赤
*本人様に関係はありません
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ぼすっといきなり俺の肩に顔を埋めてきたのは半日ぶりに作業部屋から出てきた彼。
はぁ、と深いため息が聞こえて、お疲れだと察する。
「さとちゃん、どうしたの」
「…ん、」
会話は成立してないが、なんとなく言いたい事は分かる。
俺は椅子から立ち上がって、さとみくんの手を引く。
「バブちゃんはおねんねしな」
ふらふら歩く彼と一緒に寝室に行って、ボフンと勢い良くベッドに倒れた。
細かいホコリが舞って少し咳が出る。
それからベッドに倒れ込んださとみくんを抱き締めた。
「よちよち、」
「……なんだよ、」
「労ってあげてんの」
セットをしてなくて良く言えばふわふわ、悪く言えばボサボサの髪をほぼ触るように撫でた。
さとちゃんの髪の毛はサラサラで触り心地がいい。
オマケにシャンプーも俺の好きな感じの匂いでさらに心地がいい。
「んふふ」
「なにしてんだよりいぬ」
さとちゃんはにやにや笑って、少し隈の出来た目をこちらに向けた。
俺はさとちゃんの目尻を親指の腹でなぞった。
何回か繰り返すと、気持ちいいのか目を瞑る。
「りぃぬ、一緒に寝て」
「しょうがねえなぁ。でっかいバブちゃんがよ」
「うるせ、」
彼が短く言った後にぎゅっと強く抱き締められる。
俺を抱き枕にするように、軽く足も絡められ逃げられないように抱き締められた。
さとみくんの胸板が目と鼻の先にくる。
トン、とそこに顔を埋めればとくんとくんと一定で心地よい心音が聞こえてくる。
あぁ、俺も眠くなってきた。
そう思った頃には頭の上からすぅすぅと穏やかな寝息が聞こえてきた。
すぐに寝たさとみくんを見て思わず微笑する。
「いい夢見てね」
そっと呟き俺も重くなった瞼を閉じる。
コメント
10件
すごいとしか言えない…、 こういう系めっちゃ好き! 受けの方が甘やかしてんのも新鮮で案外好き…
嫌もう語彙力がぁ😭、ください🙇♀️
いや、ちょっと神すぎて言葉がでないw