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「あ、奏多がシャワー浴びてるみたいだね? どうする? このまま稚菜が声を上げたらバレちゃうかもね?」
「……っ」
「奏多にバレるかもって思って興奮してる? 稚菜のここ、凄く締め付けてくる」
「……っや、……」
今ここで声を上げてしまうと奏多に気付かれてしまうかもしれない、その事実が私を興奮させているのは事実なのかもしれない。
陽向とこんなことをしているなんて奏多に知られたくない、バレちゃいけないと思えば思う程に背徳感から身体が反応してしまう。
この状況を愉しむ陽向。
陽向はどうしてこんなことをするのだろう。
普段の陽向は、こんな人じゃ無かった。
私の知ってる陽向は、
優しくて、
いつも私や奏多を気に掛けてくれる、
頼りになるお兄ちゃんのような存在だったはずなのに。
こんなこと……。
「――っ、あ……」
急に陽向は私のナカに入れていた指を引き抜いてきて、逃れるなら今だと浴室から出ようとするも、腕を引かれて陽向に持たれかかる形で倒れ込んでしまう。
「ごめんね、急に引っ張って」
「陽向、お願い……離して……」
逃げるどころか、陽向に寄りかかる形で倒れ込んだ私は後ろから身体をホールドされてしまう。
「ねぇ稚菜、ここでしちゃおっか」
「え……?」
「大丈夫、稚菜のナカ、しっかり濡れてるから痛みは少ないよ。今なら奏多はシャワー浴びてて聞こえないよ。ね?」
「や……、やめて……お願い……っ」
「稚菜のお願いはなるべくなら聞いてあげたいけど、ごめんね、これだけは聞けない。それとも、浴室でするのは嫌? 稚菜がどうしてもっていうならベッドに行こうか?」
もう、何を言っても陽向には届かない。
きっと陽向は私を抱くまで満足しないのだろう。
私が陽向から逃げられることは無いと悟った私は、
「……ここは、嫌……。するなら、ベッドに行きたい……」
せめて奏多に気付かれないよう、出来るだけ奏多の部屋から距離のある場所にしようとベッドへ行きたいことを告げると、
「分かった。それじゃあ、行こうか」
笑顔で私の身体を抱き上げて、浴室から出て行った。
「はい、稚菜のお望み通りだよ。まあそうだよね、よくよく考えてみたら稚菜の可愛い声を奏多なんかに聞かせるのは勿体無いよね。初めて感じる声もイク時の声も、俺だけが聞ければいいもんね」
「…………っ」
優しくベッドに降ろしてくれた陽向は表情を変えずニコニコと笑顔のまま、私が身に着けていたトップスとブラジャーを一枚ずつ脱がせてくる。
そして、全てを脱がされて丸裸にされた私は恥ずかしさから顔を背けた。
そんな私にお構いなしで、陽向はスボンのポケットから避妊具を取り出すと、自身も着ていた物を全て脱ぎ捨ててから避妊具を装着した。
陽向とこんなことになるなんて、予想もしなかった。
陽向のことも奏多のことも大切だし好きな人だけど、それは恋愛としてではなくて家族として。
好きだけど、幼なじみの二人とどうにかなりたいという感情は持ったことが無かった。
これからも家族のような距離感で居られると思っていたのに……。
「――稚菜、泣かないで? 大丈夫、怖くないよ。痛いのは最初だけだから。ほら、指はすんなり入るようになったし、こんなに濡れてるから」
「……っ、あ……、」
私が泣いているのは初めてだから怖がっていると勘違いする陽向。
勿論、初めてで怖い気持ちはある。
けど、この涙はそれが原因じゃない。
陽向との関係が変わってしまうことへの悲しみにの涙なの。
「――稚菜、力抜いて。挿れるよ」
「……っあ、……ッんぅ――」
私の気持ちを知ってか知らずか、陽向は優しく頭を撫でながら私に力を抜くように言うと、自身のモノを私のナカヘ挿し入れていった。