第4話「飲みの先にあるもの…」
※何でも大丈夫な方どうぞ
※後半に少し喘ぎ声があります!
ー本当にミジンコほどしかありませんが…
「貴方達、そろそろ帰ったら?店じまいの時間だから…」
苦笑いされながら追い出されそうなのはかれこれ3時間は居座る2国だった。
「うーん…あといっぱい〜///」
「お前のいっぱいは、いっぱい飲むの方だろ?」
「何だと?じょうやくらきしてやろうか?」
「言えてないし、冗談はよせ笑」
「腐…と言いたい所だけど、いい加減出てってくれるか・し・ら?」
【言ってる気が…】※心の中だよ?
「しょうがねぇか。帰るぞナチス」
ほら、立て。と言われ無理矢理立たされる。
(あのフランスでも、もう少し優しくするぞ…)
彼の不紳士ぶりにため息が出るのを堪えながら渋々店を後にした。
「じゃあな、今日は楽しかった…」
酔いが醒めつつ今日の余韻に浸っていると
「お前の家、ここから1時間以上はかかるだろ?俺の家に泊まるか?」
「とま…る????」
ナチスという国ができてから早、10何年。
こんなに快く家に誘われたのは初めてだった。
何でもかんでも武力で争う俺に、良い仲間なんていなかった…
『貴方とはもう少し常識というものについて話し合いたいものですね…。』
『はぁ?お前、家くるかの意味分かってんのか?』
(あの頃とは全然違うな…)
しかし、肝心な行きたいという言葉が出てこない。
喉に何か詰まっているのか?
[なち…]
「ナチスッ!どうするんだ?」
ビクッ
「いや、今日はもう帰る。」
(は?何言ってるんだ…俺)
いつもそう。何を言うにしてもすぐ相手が嫌な気持ちになることしか言えない。
(もういいや。家で飲みまくろう…)
「じゃあn」
パシッ
「駄目だ。今日は俺の家で飲むぞ。」
「ぁ…///ぇ…分かった」
一瞬でも、その…かっこいいと思ってしまった。
不覚だ///
ガチャ
「お邪魔するぞ…って何だ?これは」
俺の目に最初に映ったのは酒…酒。
至る所に酒。目眩がしそうだ。
「羨ましがるなよ。今汲んでやるからな」
何を考えたらその思考にたどり着くのか…
頭湧いてんのか?いや、沸いてたな
「俺は呑むなんて一言も言ってないッ!」
しかし、いざ飲むと彼のセンスにまた驚かされる。
「美味しい…」
気づいたらそう呟いていた。
「だろ?俺は酒にはうるさいからな」
あれよあれよといつの間にか色んな酒を飲まされる。
「これも上手いな…ゆにゅうでもしようかな」
が、しかし。やはり一度でも酔った体に追い酒は良くなかったらしい。
「おれはねにゃいからな…グウ」
いつの間にか寝てしまったらしい。
「くそッ、やっぱり辞めておくべきだったか…まぁ、此奴の感想を聞けてラッキーだし、ベットには運んでやるか」
ナチスを抱えながらあれ?基準これでいいのか?と考えるソ連
ガチャ
「はぁ、着いた…頼むから大人しく寝てくれよ?」
ソォ…グリッ
ピクッ
「んッ、♡」
ピタッ 「は?」
まさに思考停止とはこの事だろう、
(彼奴からあんな声が…出るのか?)
その瞬間、視界が揺れ、脳裏に言葉がチラついた。
喰ってしまえ、噛みついてしまえと
「スゥ…グゥ」
可愛く眠る腹立つ敵国のその身包みを剥がした時、この国はどんな顔をするのだろう。
一度でも可愛いと思ってしまった自分に心底腹が立った。
(こう言うのは寝て忘れるんだ…)
グッと自分の欲望を抑え込み、無理矢理その体を布団の中へねじ込んだ
この日、ナチスはとてもよく眠れたそう。
ソ連の目に隈が出来ていることも知らずに…
次回♡500〜「幸せの喪失」
お楽しみに!
コメント
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次回「幸せの喪失」です。 ナチス可愛い〜♡ツンデレキャラ好きなんですよね♪