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4 - 第3話

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2025年09月23日

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第3話


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ttmn

rtwn(出てきません)


tt → wn

mn → tt

rt →← wn 恋人


第2話の続き




九月の終わり、空は少し曇っていて、風が湿っていた。

その日、緋八マナはスマホを握りしめながら、エントランスの前で深呼吸をした。

(……二週間か。二週間も音沙汰なしなんて、テツらしくない)

普段なら毎日のように「おもしろい企画を思い付いたんだよ!!」と配信で騒いでいるはずの同期が、姿を消した。

DMを送っても既読はつかず、電話をしても出ない。

忙しいだけと納得するには、あまりにも長い。

マナは意を決して、オートロックのインターホンを押した。

「……だれ」

スピーカー越しに聞こえた声は、いつもの明るさが欠けていた。

低く、乾いた響きにマナは胸を痛める。

「テツ」

「……マナくん?」

一拍の沈黙のあと、扉が開いた。

部屋に入った瞬間、マナは息を呑んだ。

散らかった床。コンビニ弁当の空き容器、ペットボトル、使いかけのカップ麺。

そして、ソファに沈み込むイッテツ。

頬は少し痩け、髪も整えていない。

何より、その目が生気を失っていた。

「……テツ、何があったん」

自然と心配している声色になる。

イッテツは苦笑する。

「なに、その顔。俺が部屋汚してるの、珍しくもないでしょ」

「違う。テツが、こんな……やつれてるの、初めて見た」

マナはソファに腰を下ろす。

イッテツはしばらく黙っていたが、やがて小さく肩を落とした。

「……ウェンくんがさ。リトくんと付き合ってるって、公表してたじゃん」

「……うん。見た」

「僕、ずっと……ウェンくんのこと、好きだったんだ」

その瞬間、マナは胸を殴られたような衝撃を受けた。

(やっぱり……ほんまに、好きやったんや)

どこかで気づいていた。

イッテツがウェンにだけ見せる笑顔、距離の近さ、ちょっとした視線。

けれど、冗談半分だと思っていた。

——まさかここまで本気だったなんて。

イッテツはうつむいたまま、続ける。

「言えなかった。怖かったんだよ。……言ったって、振られるに決まってるし。今さらどうにもならない」

「テツ……」

「でも、ウェンくんがリトくんと一緒に笑ってるの見たら……俺、何やってんだろって思って。配信もできないし……」

その声は、かすかに震えていた。

マナは黙って彼の背に手を置く。

温もりを伝えるだけで精一杯だった。

胸の奥では、どうしようもない感情が渦巻いていた。

(俺は……テツが好きや。ずっと、前から)

(けど、テツはウェンのことしか見てへんかった。俺のことなんか、眼中にもなかった)

目の前でこんなに弱っている彼を見たら、押し殺してきた気持ちが堰を切りそうになる。

「なぁ、テツ」

「なに?」

「……俺じゃだめ?」

イッテツが顔を上げる。

驚いたように目を見開いて、マナを見つめた。

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