救急車の中で、涼ちゃんと俺はギャン泣き、
お医者さんになにか聞かれても、涼ちゃんは何も答えない
元貴はうっすら呼吸をしている。
涼「元”貴”は…”ッどう”なるの”ッ?(泣」
そう言って、俺の腕の中で泣いている。
俺は涼ちゃんの頭を撫でながら言う
「大丈夫、…ッき”っ”とッ元貴な”ら”大丈夫だよ”ッ(泣」
もし、元貴が×んでしまったら、
意識がなくなってしまったら。
そういうことを考えていると、あっという間に病院に着いた
涼ちゃんは、泣きすぎたのか、疲れてうとうとしていた
だから、おんぶをして病院に入った
医者が他の患者や、看護師などを呼びかけて通る
すると、看護師が、俺を止まらせた
看護師「藤澤さん、血出てますね、寝ている間に治療しときましょう」
「…はい、ありがとうございます、」
看護師「若井さんはそこの椅子に藤澤さんを座らせてくれますか?」
「はい、もちろんです…」
そこから、涼ちゃんが治療されているところを見ながら、
自分のことを責めていた。
なんで遊びに来るのを止めなかったのか。
元貴の所へ迎えに行けば良かった。
なんで守れなかったのか。
そうすると、涼ちゃんの優しい声が聞こえてきた
涼「若井…?」
「涼ちゃん、大丈夫だった…?」
涼「こっちが言いたいよ、大丈夫?」
「何が…?」
涼「泣いてる、」
「嘘、本当…?」
知らぬ間に泣いていたらしい。
涼ちゃんだって辛い思いしてるのに、
自分が情けなく思えてくる。
「涼ちゃん、なんで元貴が倒れてるって気づいたの…?」
涼「…あのね、道でたまたま元貴に会って、若井の家行くって聞いてバイバイしたの、
カーブミラー見たら、車が来てて、で、元貴気付いてなくて…ッ僕が庇おうとしたけど、
遅かった、車の運転手が、アクセル踏み続けてた見たいでッ…元貴は、ずっと挟まれてた、
それで、元貴の呼吸がどんどん荒くなって、
車の窓を叩いてたんだ、ずっと、でも、僕が「誰か」って、
大声で言ったら、その運転手さん逃げたと思ったら、もう1回元貴を轢いて…ッ
元貴が頭をぶつけて意識が無くなったんだ、それで、救急車を呼んだ、」
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(1時間前の事)涼架side
元「え、涼ちゃん?」
「元貴じゃん!どこ行くの?」
元「若井の家行く~、一緒に来る?」
「ごめんねっ、やることあって…」
元「そっ、か!じゃあ、またね!」
「またね~!」
その後、僕が後ろを振り返ったら車が来ていた。
「元貴!!!!」
元「ぇ、?」
元貴を守ろうとしたが、頭を電柱に強くぶつけてしまい、
「い”ッ…」
「…元貴!!!」
ガシャッ!!!!
大きな音が鳴り響くと共に、元貴の悲鳴も聞こえてくる。
元「涼ちゃ…ッ!!!
苦しぃ”ッよ…ッ!!」
「元貴…ッ」
「お”いッ!!!(泣」
「早くどいて…ッ!!!(泣」
僕は車の窓を叩いていた、けど、運転手は固まったまま、
「人の”話聞”けよ”ッ!!!(泣」
元貴の呼吸は次第に荒くなって、
元「ッはぁ、はぁ…ッ」
「元貴…ッ!!!!!」
「誰かぁ”ぁッ!!!!!(泣」
そう言った途端、車が去るのかと思えば、
何故かまた元貴の方に突っ込んで、去っていった、
ガシャッ!!!!
「元、貴…ッ?(泣」
元貴は頭を打って、意識が無くなっていた。
「元貴ッ!!!!
元貴…ッまだ逝かないでぇ”ッ!(泣」
たまたま若井の家が近かったから、若井に助けを求める事にした。
「はぁ…ッはぁ…ッ」
若井の家のインターホンを押した
すると若井が出てきて、
滉「も~、来るなら言ってって…、」
滉「涼、ちゃん、?」
「早く…ッ!」
咄嗟に腕を掴み、元貴が倒れているところに連れていった
「元貴”がぁ”ぁッ(泣」
滉「元、貴…?」
滉「元貴…!!!」
すると救急車が来て、元貴が運ばれた
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若井side
涼「って感じ…ッ(泣」
「よく耐えたね、よく頑張ったよ、」
涼「うぁ”ぁ”ッ(泣」
すると涼ちゃんが子供のように泣き出した、
コメント
17件
大切な人が事故で死ぬのを繰り返すなんて耐えられんわ
なんだこれぇ~胸が痛む😭 こういう作品作れるの本当に凄い、尊敬します!
ん、泣いちゃう! やっぱり凄い!この前見た時も 今見た時もすごい!