続き
※ 🦁さん看病になってます。
地雷様等 🔙
🤪side
🤪『 んん”…っ、 』
皆がお出かけに行った。
また、一人ぼっちになっちゃったなぁ…。
🤪『 …ん、しょ…っ、 』
部屋まで行こうと立ち上がる。
🤪『 ぁ…れ、? 』
体が言うことを聞いてくれなかった。
まるで体が鉛を付けたようだった。
🤪『 ん…はぁ”っ… 』 ポロッ
🤪『 ひ…ぅ”…ん…、はぁっ 』
だんだん、苦しくなってくる。
まだ、喘息が完治してなかったみたい。
🤪『 なぃ…にッ”… 』 ポロッ
必死に彼の名前を呼ぶ。
お出かけに行くことになってるんだから、まだ帰っては来ないだろう。
今度こそ、ダメなのかな…?
🤪『 げほげほっ…うぇ”っ 』 ビチャッ
途端に、気持ち悪くなってきた。
胃の中に入っている物を、全て吐き出した。
🤪『 おぇぇ…っ… 』 ビチャッ
いつもなら、すぐに吐き気も治まるのに…全く治まる様子がない。
🤪『 ぉ”え”ぇ”っ!! 』 ビチャッ
だんだん、また目もおかしくなってきちゃった…、
🤪『 ん…、はッ” 』
何とかしないと…、
何とか…ッ、
なんとか…して、っ
おにいちゃんだからっ…!
🤪『 ん”…ぶ”ッ…ぇ”えッ 』 ビシャッ
?『 大丈夫か…? 』 サスサス
誰…、?
ないにぃじゃない。
この匂い…あまり嗅いだことの無い匂い。
🤪『 …ん、ッッ” 』
目が戻ってきた。
🤪『 ぇ”ッ…ゆ…に、ッ 』
そこにいたのは、思いもしない人だった。
🦁『 …大丈夫やで、 』 サスサス
ゆうにぃでびっくりした。
なんで…?
どうして…、さっきも…今も優しくしてくれるの?
🤪『 …ん、はぁっ… 』 ポロッ
なんだか嬉しくて…でも、今はとても辛くて。
自然と、涙が出てきちゃう。
🦁『 服着替えて、ソファー行っときや? 』
そう言って、まろの服を渡してくれた。
🤪『 …ぇ、ぁ…? 』
まろのために、準備してきてくれたの?
🦁『 はよしんと、もっと辛くなるで? 』
ちょっと、怒ったゆうにぃの声を聞いてまた怒られちゃうかもしれないと思った。
🤪『 ごぇ”…なさぃ…。 』
咳が出てて、あまり通らない声で言った。
おにいちゃんなのに、また怒らせちゃうよ。
むのう…だから、?
🦁『 ゃ…ちが…、 』
🦁『 俺が悪かったさかい、謝らんといてや。 』
え、なんで?
🦁『 今更…って、思うかもしれへん。 』
🦁『 ごめんな。 』
🦁『 理由とか、また後でゆっくり話したるよ。 』
🦁『 やから、先ソファーに行っときな? 』 サスサス
そんなこと、言ってくれるなんて思ってもみなかった。
ゆうにぃ、悪いことしてないのに…。
なんで、謝ってるの?
🤪『 …ぅん、っ 』 コクッ
急いで服を脱いで着がえる。
が、体調が悪いからなのか焦っているからなのかなかなか上手く着替えることが出来なかった。
🤪『 ん ~ っ”…! 』 ポロッ
なんで、出来ないの…、?
🦁『 ほら、手…ばんざいしてや? 』
まろのことを見て手伝いにゆうにぃが来てくれた。
こう思うと、めっちゃ優しいんだなって思った。
🤪『 げほ”ッ…ゴホッゴホッ…ん”…ッッ 』
🦁『 上手やな ~ 、 』 ニコッ
🤪『 …! 』
こんな、ゆうにぃの笑顔は初めて見た。
いつも、真顔だったり…怒った顔ばかりで困らせちゃっていたんだよね?
でも、今はにこにこ笑顔で嬉しいな。
🤪『 げほっ”…ごほ”ッッ…ぁり、がと…っ 』
🦁『 …おん、 』
なんか、ゆうにぃ…元気無い…?
まろ、また怒らせちゃったのかな…、?
🤪『 ゲホッ…ゴホッゴホッ、ひ”…っ…ぅ”ッッ 』
思ったより、喘息が治ってなかった。
咳がたくさん出てきちゃった。
やば…息吸わないと…っ、
🤪『 ゲホッ…すぅッ”…ひ”ッ…ん”…ごほ”ッ 』 ポロッ
苦しい。
喘息でなのか、過呼吸でなのかもう分かんないけど、とにかく苦しい。
🦁『 だぁいじょうぶ、大丈夫やで。 』 サスサス
ゆうにぃの、その言葉が凄く安心した。
🤪『 …っ、ひゅ”ーっ…かひゅ”ッッ…げほっ 』
でも、咳はなかなか治まってくれなくて。
咳が止まらないのと比例して過呼吸も止まらなくなる。
ずっと、苦しいのだけは変わらなかった。
ちゃんと、自分の気持ちを伝えないと。
🤪『 ゅ…に”っ…は”ッッ…ひゅッ…ぅ、 』 ポロッ
🦁『 …ちょっと、待っててな。 』
” くるしい ”って言おうと思った。
けど、…言えなかった。
🤪『 ひゅ~っ”…んぐ”ぇ…ッ…ぇほ”っ… 』
自分の気持ちも伝えることが出来なくて。
過呼吸も止めることも出来なくて。
ごめんなさい。
こんな、おにいちゃんでごめんなさい。
🦁『 …おまたー…せ、? 』
🤪『 ひ”……ッ…、は”ぁ…ッ…ぜぇ”っ 』
息って…どうやるの?
呼吸…って、なんなの?
🤪『 は…っ、ふ”ッ…ぇ…げほっ…ごほっ” 』
🦁『 ちょ”ッ…まろ、喉もったらあかん…っ! 』
🤪『 …ッぇ”、…ひ”っ…ごほ”ッ… 』
気付いたら、無意識に喉を強く抑えていた…らしい。
ゆうにぃが、まろの手を離して吸入器をゆっくりと…丁寧に付けてくれた。
🦁『 ゆっくり、息出来るか? 』 サスサス
🤪『 …ひゅ~…っ、ゲホッげほっ”… 』
かひゅっ…と、嫌な音が喉から響く。
🦁『 大丈夫…安心しぃや? 』
🦁『 もっと、ゆ ~ っくり息吸える? 』 サスサス
ゆっくり、息を吸って…吐いて…を繰り返す。
🤪『 ん”…ひゅ…すぅ ~ っ”…ゲホゲホッ…は”ッ 』
🤪『 はぁ…ッ…ふ”ッ…ふぅ ~ ッッ…はぁ”っ 』
だんだんと、息が吸えるようになってきた。
🦁『 まろ、上手やんな ~ っ。 』
息が出来てなかったときにずっと、ゆうにぃが褒めてくれた。
🤪『 ん”…もぉ…いぃ、ょ…? 』
呼吸が落ち着いたから、ゆうにぃに言った。
🦁『 そかそか。 』
そう言って、吸入器を優しく外してくれた。
🤪『 んと…、あんがと…、 』
🦁『 ん、ええよ 』
🦁『 よぉ、頑張ったなぁ… 』 ナデナデ
あんまり撫でられることも無くて、凄く嬉しかった。
🤪『 …んへへ、ッ” 』 ニコッ
🤪『 …ふわぁ…っ、 』
落ち着いてきて、疲れたからなのか少し眠くなってきちゃった。
🤪『 …ん、ぅ…ッ 』 ウトウト
🦁『 …眠いん? 』
🤪『 …ぅん、ねむぃ…、 』
ゆうにぃに、すぐにバレちゃった。
🦁『 んはッw…、疲れたやんな…寝ときぃや? 』
🤪『 …ぅん、 』
ゆっくりと目を瞑ると、すぐに夢の中へと行ってしまった。
続く…(?)
コメント
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神作品すぎて!!!!もう、何から何まで表現が神様!!!