sky bl
エルフ×暗黒竜
攻め 受け
苦手な方はスルーしてください
全て自己責任でお願いします
別の精霊様が出てきます、性的表現があります。苦手な方はここで閉じましょう
では本編
「ねぇ〜、暗黒竜君さ〜、」
このわけもわからず語尾を伸ばしダラダラと喋っているのはエルフである
何か話そうと話しかけるが、話題が見つからずのろのろと話しかけながら考えているのだ
「なんだ、うだうだ話しかけるな、、、」
冷たそうに答えるのは暗黒竜、捨て地に落ちた星の子だ
「あ!そうそう、暗黒竜って呼び方、呼びにくいからあだ名考えあげる!」
パッと提案したエルフだが、隣を見るととても嫌そうな暗黒竜の顔が視界に飛び込んでくる
捨て地に落ちた暗黒竜は人との交流が少なく、星の子と話すのはなんだかんだ久しぶりなのである
「え、遠慮する、、、」
嫌がっている、というより警戒している、の方が正解のような気がする、、、
そう思うエルフだが、まぁ、まずは何気ない話で場を和ませ、仲良くなる作戦に出た
「暗黒竜君はさ〜、あのでっかい黒い暗黒竜に育てられたんだよね!」
「うん」
「暗黒竜は言葉話せないのになんで暗黒竜君は普通に言葉話せるの?」
ただの何気ない質問だったが、この自分で尋ねた質問が、のちに自分の気分を損ねるものだとはわからなかった、、、
「ああ、まぁ、大体物心つき始めたぐらいの時か、、、」
そうはじめて、暗黒竜は話してくれた、、、
ある程度、暗黒竜と共に過ごし、まだ星の子や、精霊を敵対していなかったころ、
捨て地の精霊、大精霊は必死になって、捨て地に落ちた子を何年もに渡って捜索し続けた
結果、一人の精霊、黒ケープがその子を見つけた、初めはみんなに知らせようとしたらしいが、暗黒竜からの威嚇がすごく、近づくことすらできなかった、
ただその黒ケープは文字や言葉、数字を教えた、外の世界のことや、この捨て地のことも全て、
そこから三年が経ち、その頃から星の子を敵対するようになってしまった
黒ケープの話を聞いて、育て親をこんな悪者扱いされるとは腹が立って仕方がない
そこから黒ケープからも離れ、一人で星の子を追い出している
今でも黒ケープには会いたいと思っている、優しくて、いろんなことを教えてくれた黒ケープに感謝の言葉くらいは伝えたいと、、、
「へー、そんなことが、、、」
肩肘をついて話を聞いていたエルフはそういえば黒ケープ着てる人いたなぁ、と思いつつ話を聞いていて、なんとなくあの人なのか確かめるべく、第二の質問をした
「その黒ケープさん、どんな見た目?」
「黒ケープに髪型は後ろに回してて、背は高くて、声は優しい、、、」
「やけに詳しいね〜」
ニコニコしながら聴いたエルフはふと目を開けると、顔が真っ赤の暗黒竜がいた
「、、、まさか、、、?」
少し恐れながら暗黒竜に聞く、、、
「な、なんだか顔が熱い、、、」
おそらく一目惚れであろう、小さい頃から少し一緒にいただけで、、、?少しずつ怒りが沸々と湧き上がるのを感じた
だが何かに当たるのはあまり良くないので、なんとか心の奥底にしまうことに成功した
その時、捨て地の入り口のあたりに、一つの人影が見えた
「あ、誰か来た〜、暗黒竜!もうこの話は終わり!」
この話はここまででおわった、
ところで、そこに誰がきたかと言うと、、、
黒ケープ、ではなく、
雀である
「あ、雀ちゃんだぁ」
エルフがデレッとした顔で雀に話しかける
そのだらしない顔を見た暗黒竜がエルフのほほを引っ張る、
「何という顔だ、だらしない」
先ほどまでの可愛い赤面顔はきえて、いつも通りの暗黒竜になった
さてと、という感じで笛を片手に雀の前へ出る何をしようとしているかというと、いつもどうり、追い返そうとしているのだ
それをまたエルフは慌てて止める、
「ちょ、まってよ!あんな可愛い子追い返すの〜?」
「当たり前だ、ここを滅ぼそうという奴は許さない」
「えぇ、でもぉ、、、」
好きな暗黒竜の言うことを全否定できないエルフは少しの間戸惑っていると、雀が近寄ってきた。
すると、懐から白いキャンドルを差し出した、フレンド申請だが、そんなものを快く受け入れるはずのない暗黒竜だが、はじめてのフレンド申請で、少しびっくりして慌てている
「こ、これはどうしたらいいのだ!」
戸惑いながらも雀の白キャンを片手にエルフを見ている
たすけて、と言っているようなその表情をみて、あまり意地悪せずに助けてあげようと思い
「それはフレンド申請のキャンドル!、私と友達になってくださいて意味、、、」
途中で、言葉を詰まらせたエルフ、声が途絶えたのを確認して、暗黒竜がエルフの方をみると、そこには青ざめたエルフの顔、何かあったのかと聞いてみるが、何も言葉を話さない
「お、おい、、、?」
「、、、」
「おい!なんか言えよ!」
「ちょ、ちょっと、キャンマラしてくる、、、」
「は?キャンマラ、、、?」
そう、エルフは暗黒竜にフレンド申請どころかキャンマラをまともにせず、いま、手持ちのキャンドルが0なのである、、、
「ちょっと別エリア行ってキャンドル集めてくるから!待っててよ!」
「別、、、エリア、、、?」
叫んだエルフの言葉を聞いてピクっと体を動かす
「別エリア、と言ったか?」
「え、あ、うん」
思いもやらぬ質問に少し虚どりながら答えると、暗黒竜が近寄ってきて、
「あ、あの、つ、連れてってもらえないだろうか、、、、、、」
「へ?」
コメント
2件
凄い好きです^^これからも頑張って下さい:)
気軽にコメントくだせぇ! sky BL好きさんとこの投稿見てはまった人と繋がりたい、、、