sky BL
エルフ×暗黒竜
攻め 受け
大精霊、精霊が出てきます、精霊様に対しての性的表現が出てくると思います。
苦手な方はここで閉じましょう
メインはエル竜ですが、竜総受けでもあります多分
それでも宜しい方はどうぞ
通報はしないでください、全て自己責任でよろしくお願いします。
ケープのはじを掴まれたまま、固まってしまった、なぜなら、女の子でもこんなあざと可愛い子はいないからである、、、
プラス一目惚れの相手、鼻血案件だ
「あ、、、す、すまない、無理だよな、、、」
スッと掴んでいた手を離す、すると
「雀ちゃん!キャンドル一本ください、、、!」
雀の前に跪いて土下座するエルフの姿があった
その姿はとてもみっともないが、自分のためにここまでしてくれていると思うと少し嬉しい気持ちもある
そして、だんだんと感じ取れる、自分がこの数時間、エルフと一緒にいるだけで、心の闇が少しずつ溶けていくような気がする、、、
そんなことを考えていると、エルフが白キャンを一本持って帰ってきた
その後ろで一本でいいの?と言いたげな感じで雀が付いている
受け取らないのかと聞くと、生まれたばかりの雀ちゃんからキャンドルをもらうのは個人的にご法度のようだ、もうもらってるけど
「これで僕とフレンドになってください!」
とても大きな勢いのいい声で叫ぶ
「そんな大声で叫ばんでいい!」
嬉しいような恥ずかしいようないけないような、そんなごちゃ混ぜな気持ちを抱いたまま受け取る。
さっきもらった雀のフレンド申請とは少し違う特別な感じがした
複雑な気持ちを抱えて色々考えいると、目の前にズイッと手が差し伸べられる
「、、、?なんだ?」
「一緒に外に行くんでしょ!」
「手、手を繋ぐのか!?」
「あったりまえでしょ〜、暗黒竜君羽の枚数少ないし!」
暗黒竜の羽はあって5枚だった、5枚でも飛べないことはないが、少々不便だ、
「ほら〜早く〜!」
興奮したような声でエルフが急かす、するとフルフルと震えた手が差し伸べられた、怯えているのかとふと顔を挙げると、そこにはまたあの時と同じ真っ赤な顔があった
顔に出やすくてとても可愛らしいと思う
そしてこの手を繋いだまま、一度捨て地を出た
まず初めに書庫に着いた、とても静かで、ランタンのようなものがたくさん置いてある
これのどこが書庫なのだ?と思っていると、エルフが説明してくれた
「ここには本じゃなくて、このランタンみたいなのに、いろんなことが記録されているんだよ」
「これ一つ一つが、、、」
書庫には一階で少なくとも500はあるランタン型の書物を見た
これを見るとこの世界はかなり長いなと思う
もしかしたら、自分の知らない捨て地のことがないか調べてみたい気持ちがあった
しかもこの書庫かなりハイテクで、エレベーターのようなものがついていて移動が楽だ
そこでは捨て地では花から採取されるキャンドルの元が赤いキャンドルで手に入ったり、初めて見るものが沢山あった
やはり外のものは面白い、今までずっと捨て地で過ごして、物語りだけの話しかと思われたことが本当にあるのではないかと希望を抱いた
そのあと、最上階まで行き、その書庫の大精霊と話をして、暗黒竜についての書物を沢山貸してくれた
その内容は少々刺激の強いものだった、暗黒竜に育てられて、暗黒竜が好きな彼にとってはとても悲惨なことなのかもしれない、、、
一度この世界が滅びかけたのは、暗黒竜のせいであると、、、
かつて昔、どこの場所も栄えていた、今は光を取り戻し、昔より栄えている、一度滅びかけたのは暗黒竜の誕生、
暗くてじめじめした捨て地に突然変異、元々はペットのように飼われていたカニが産んだ卵の突然変異が原因だった
元々は小さかったが、年を重ねるにつれてどんどん大きくなっていった最終的に精霊、大精霊ともども超す大きさを持ってしまった
そこから暗黒竜の侵食が始まった、世界はみるみるうちに光を失い、生き残ったのは蝶だけだった
微かな光を保ち続けた蝶は星の子をこの世界に呼んだとも言われている
本には書かれていなかったこと、知ったことと違うことが沢山あった
暗黒竜に取ってとても衝撃的であったが、決して暗黒竜を殺して欲しい、という気持ちにはとてもならない
自分の育て親で、自分のまとっている衣装だって、暗黒竜の亡骸を元に作られたものだったりした、今まで殺されてきた仲間がいることが事実だ、、、
「ちょっとショックな内容かもしれないけど、げ、元気出して〜」
「、、、、、、ない、、、」
「へ?」
「これからは、、、追い出さない、、、」
たどたどしく答える暗黒竜に目を開く、一瞬なんのことかわからなかったが理解できた
もう捨て地からは追い出さない、これからは仲良くする、と、言っているようなものだ
暗黒竜が前向きに考えてくれてよかったと心から思う
「よし!じゃあ一回ホーム戻るぞ〜!」
「ホーム、、、?」
ホームのことも知らないとは、、、捨て地以外は全く知識のない暗黒竜だが、そこが可愛い
次はホームへ行ってプレゼントをあげよう!
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