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コメント
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本垢で2030くらいいいね押したはずが900にへってて泣くんだけどあと、コメントも書いたけど来てなくて無理なんだけど
はろはろ〜〜1話の視聴数が300超えててみんなえぶホスのテラーの作品に飢えてるんだなーって思った、たこつーちゃんでーーす!!
やっぱみんなカプ要素に飢えてるんですよね、私えぶホスのは地雷でも見てますもん飢えすぎて
ていうかようやく書けたんですよ…コーミオのちょいえっち…!!!!!
てことで出すんですけど正直気まずい雰囲気過ぎて納得いってないです、あと長いし
ちゅーいご─────────────────
✧︎長い、本当に長い、1万とちょっとあるもん時間がある時かちまちま見てね
✧︎キャラ崩壊酷め、えっち書いたんだからご容赦
✧︎100割妄想で出来てます、原作は知らね
✧︎2話でも言ってたけど短編集のコーミオは繋がってません
──────────────────────
それでも良い人はどーぞ!!
誰でも、ホストの枕営業の中身は気になるものではないだろうか。それが、担当ホストが枕をしてくれない姫などなら尚更だろう。そう語り掛けているオレもその1人であることは間違っていない。そりゃ気になるだろう。担当の枕のやり方なんて、見てはいけない宝箱を覗いているような物なのだから。…だが、簡単に見れない理由が自覚するほど分かるのだ。
「…あっちからアフターの案を出してくるっっ…」
わかる人は相当冴えていると思う。オレ、そうミオちゃんくんは可愛いスイーツが好みだ。初めてのアフターの時にパフェを食べに行ったら、情報を掴み取られたかのようにコーちゃんはアフターに出る度にサーチしてきた店を見せてきて行こう行こうと言ってくるのだ。そう言われたら行くしかないだろう。…という感じで全くと言っていいほど枕には辿り着いたことがない。
───────今日こそは枕まで行ってやる。
その気持ちを心に痛い程執着として括り付けて、エレベーターの扉を開けた。
◇
「さぁミオちゃん!!今回はどこ行くー??」
───────よっっっっしゃ、アフターは勝ち取った!!!!!
と、心の中でガッツポーズをして、「ん〜〜〜」と悩むフリをする。今回は無理矢理でもホテルに行ってやる。覚悟しろよ、コーちゃん。
「思いつかないならこことかどう?可愛いよ〜!!ねっ、こっちこっち!」
オレがこんな事を考えているとも知らないコーちゃんはスマホで可愛らしいスイーツ店の画面を見せてきてからこちらの手首を掴み、その店の道へとひっぱってくる。
「待って待ってコーちゃんストーップ!!オレ今日ちゃんと目的あっから!!」
そう言うとコーちゃんはビタっと身体を止め、こちらに振り向いてくる。
「どこ行きたいの??」
「…ホストのアフターでは良くあるとこだよ、」
と、コーちゃんに言ってから周りをキョロキョロと見渡す。1つ見つけたホテルを少し笑いながら指差して、「今回はここ行こ?」と言う。するとコーちゃんは少し悩んでから「仕方ないなぁ…」と返事をしてくれる。
「そー来なくっちゃ!!」
コーちゃんの肩に腕を乗せて、ルンルンでホテルに足を進めた。
◇
「おぉ〜、結構いい部屋じゃない?」
少しニヤニヤと笑いつつドーン、とベッドに勢いよく座る。
「そうだねぇ〜…」
「コーちゃんもこっち来たらどう?そんなドアの近くに突っ立ってないで」
「じゃあそうしようかなっ、」
コーちゃんもこちらに来てからドーン、とベッドにダイブしてくる。互いに笑って雑談してキャッキャとはしゃぎながら暫く遊んだ。
はしゃいでから計画通りに、大きい爆弾サイズのスパイスを1つ。
「ねぇコーちゃん?」
「んー??」
「今から枕すんじゃん、それについて1個話があるんだけどさ」
「…ミオちゃんが男の子ってこと?」
───────男の子ってこと…男の子…!?
その言葉を聞いて、暫く固まる。脳で処理が着いた時には「はぁ!??!?」と叫んでいた。
「なになにどうしたの?」
「いや、どうしたもクソもお前っっ!!」
「っあ、なんで知ってるかって〜??なんとなくはじめから思ってたんだけど〜…本当にちょっとずつ分かったみたいな?」
「訳わかんねぇよそれじゃあ!!!」
マジで無理!!もう風呂入る!!!とキレながら立ち上がりバンッと脱衣所への扉を閉めた。
◇
…なかなかに墓穴を掘った気がする。後悔しても仕方が無いし、全然言うつもりだったが…あっちから言うのはナシだろナシ。
「はぁ゙〜〜〜〜…」
と息を吐きながらさっきまでの勢いが嘘のようにダラダラ服を脱ぐ。そのままダラダラと風呂場への扉を開け、だだっ広い風呂場に足を入れる。バカでかい鏡の前に1度立ち、自分を映す。バレたかぁ〜、と再確認する。タトゥー入れてたりすることは言ってないけど、時期にバレるだろうと思い、もう投げやりになる事にする。少し放心状態になりながら身体を清める。
ここからどうするか。まぁ考えたって風呂で1回リセットしてからどうにかするしかないよな。
なんて考え、結構変わらない結論に少し笑ってしまう。そのまま清め終わった身体を動かし湯船に浸かる。また1つ息を吐き、少し髪を掻き上げる。そのままボーッと天井を見つめていると
「ミオちゃん!ミオちゃーん!!開けて開けてー!!」
なんて声が脱衣所から響く声が聞こえてきた。
「っはぁ!?来んな変態っ!!!!!」
咄嗟に声を裏返しながら叫ぶ。少しでも肌面積を見せないようにセルフハグ…みたいな体制をした自分にはさぞ笑える。
「なんでー!いいじゃん!!減るもんじゃないんだしー!!」
「減るもんはねぇけど恥は増えるわバカ!!」
エクステも胸も無かったら意外と雰囲気変わんだよ!!!という言葉がだだっ広い風呂場に響く。
「大丈夫、僕引かないよー??」
「そういう事じゃねぇから!!」
「…もう言っててもあれだからいいねー??開けるよー???」
「っは!?いやっちょっ…!!!」
ちょっと待て、と言う前にバンと扉が開かれ、 仁王立ちのコーちゃんが目の前に現れる。叫ぼうとコーちゃんの顔を見るが、その視線はこちらの身体へと向けられていた。
コーちゃんはまるで本当に男だと言わんばかりの顔でこちらを見ていた。
「…見ないでくんない?」
「っあ、うんうん!!ごめんね〜」
見はしないから!!と言ってコーちゃんは下を向き、ゆっくりこちらに歩いてきて湯船に入ってくる。困惑していると、顔を下に向けたままこちらの身体に触れてくる。
「何してんだクソジジイ!!?」
「ほうほう…意外と男らしい体つき…」
「触んな老害!!!アホ!!!!」
グイグイと下を向いたコーちゃんの頭と身体を勢いよく押す。
「ん、なになに〜…どうしたの?」
「どうしたのじゃねぇよ!!待ってって言ったのに入ってくるヤツがあるかよ!?」
「え〜??でも枕って一緒にお風呂も入るでしょ〜???」
「ハァ!?んな訳ねぇだろ!ジジイは昔の記憶で止まってんの!?」
「そう?じゃあミオちゃんは特別な姫って事で!!」
片手の人差し指を立て、キラキラとしたオーラを出しながら相変わらず下を向いていた。
「…そろそろ正面向いたらどう?」
湯船の縁に頬杖を着きながらコーちゃんを見て言う。
「っえ、いいの??ミオちゃんが見るなって言ったのに??」
「見てるこっちが首辛そうだからってだけ」
そう言ってやると、じゃあお言葉に甘えて…と言ってガバッと顔を上げた所に一撃、バシャッとお湯をかけてやる。
「ぅわっ!?何するのミオちゃん!!」
「身体触って来た仕返し、バーカ」
クスクス笑いながら更にかけてやる。すると、こちらにもお湯がかかった。
「かけたなコーちゃん!!」
「こっちもお返し〜!!!」
そう言って互いにバシャバシャとお湯をかけあって、長い夜の中の時間を潰した。
◇
「っあ〜…なんか風呂入るだけで疲れたわ…」
コーちゃんと笑いながら上がり、互いに髪を乾かしあってベットに戻る。戻る途端クタッと身体から力が少し抜け、その勢いのままベッドにぶっ倒れる。
「えぇ〜??これからなのに?」
コーちゃんはそう言いながらこちらに寄ってきて、オレの隣に座る。
「そーいや喉乾いたわ、」
思い出したようにそう告げると、「あっ、そう?」と少しこちらに声をかけながらコーちゃんは立ち上がり、扉近くのフロアマップへかけていく。
「ドリンクコーナー的なのもあるし、当然ドリンクメニューもあるよー?なんか飲むー??」
「んー…いいや、その冷蔵庫に入ってる無料の水飲むわ」
「取ってくんね??」そうコーちゃんに言いながらちょいちょいと冷蔵庫を指差す。軽々しくコーちゃんは「りょうかーい!!」と言って水を取ってもらった。その取ってもらった水のキャップをあけ、コクコクと喉を鳴らしながら飲む。
「コーちゃんも飲む??」
飲み口から口を離し、キャップは付けずにコーちゃん側に少し傾ける。
「じゃあお言葉に甘えて〜…」
そう言ってこちらの緩く持っている手からペットボトルを優しく引き抜き、口をつけて2回ほど喉を鳴らして飲むのを辞めた。
「ありがとミオちゃん、この飲みかけ机の上に置いとくね〜?」
「ん、りょー」
ゴロンと寝返りを打ち、スマホを拾って開く。ペットボトルを置き直したコーちゃんは、またこちらの隣に座ってくる。
「ミオちゃ〜ん、スマホなんて見たら雰囲気台無しだよぉ〜」
少しにへ、と笑いながらこちらの頬をツンツンとつついてくる。
「別に良いじゃん、なに?構ってほしいの??」
スマホから目を離し、コーちゃんの顔を見ながら言ってやる。
「ここまで僕を連れといて何にもしないのはないでしょ〜?」
「まぁそれはそーなんだけどさ〜オレらで雰囲気にとやかく言っても無理ゲーじゃね??」
今もこんなだし、風呂場でも風呂でヤッちまうんじゃねぇかって雰囲気にもならなかったろ?とスマホでアプリを開いてエゴサ、あげる写真の見直しと修正を行いながら少し呟く。
「言われてみればそうなんだけどねぇ…… まぁまぁ、していったら雰囲気出るって!!」
ねっ!!ほらおいで!!なんて軽々しく言って、ガバッとコーちゃんは腕を広げてくる。少し笑いながら「はいはい」と言ってその腕に飛び込んでハグしてやる。
「っあ、ミオちゃん、ハグしてくれたのは嬉しいんだけど〜…僕に背中から寄りかかって?」
「…ん、こう??この体制でどーすんの?」
すぐに体勢を変え、背中から寄りかかる体制に移る。その状態で少し振り向くようにコーちゃんを見て、その顔に手を添える。
「そうそう、でちょこっと脚広げてみて?」
無言で膝裏を伸ばしてピンと脚を広げる。正直やりたい事は若干わかっているが、どうするのか気になった。
「あぁ〜…、ミオちゃん分かんない?」
「わかんなーい」
少し笑いながら答える。するとコーちゃんは案の定悩み始める。その姿が少し面白くて、余計クスクスと笑ってしまう。
「…ならちょっとごめんね、脚動かすね?」
少し優しいような声で言いながら、コーちゃんはオレの膝の裏を持ち上げ、ゆっくり脚を折られる。そのまま少し強引に脚を広げられる。
「……マジでやんの?」
「本当にやるって聞いてきてるって事は分かってたよね〜??」
あっやべ、墓穴掘ったかも。流石の自分でも分かる墓穴の掘り方をして、自身に失望する。少しお世辞のように笑いながらコーちゃんへ向き直し、「いや…知らねぇけど…」と分かりやすいほどの言い逃れをする。
「こらこら言い逃れは良くないよ〜、ね?」
「…うるっせ、コーちゃんが無理やりやってる癖に」
コーちゃんを向いたまま少し目元を細めて睨む。
「はいはい、ミオちゃんはこっちに集中しようね〜」
「っあ、まっ…バカ…っ!!!」
コーちゃんの手がこちらのシルバーのベルトに手がかかる。その腕の手首を掴み、拒むように威嚇する。
「怖くないよ、だから…ね 大丈夫」
「大丈夫とかじゃねーよ老害っ…」
少し力を込めて手首を握る。力を込めているはずなのに、少し手が震えてしまっている事は気が付かない事にする。
「怖いよね、大丈夫だよ…落ち着いて」
「落ち着ける低脳が居るかよアホ!!」
怖いね、大丈夫なんてこちらから見たら薄っぺらい言葉を吐かれながら、カチャカチャとベルトの掠める音がする。どうにかこうにか抵抗したいが、どう足掻いても結局制されてしまうし、ベルト1本なら取られてもどうにかなると考え、抵抗を緩めてやる。
「…ははっ、オレにここまでやって楽しいの?ねぇ、」
「僕は楽しいよ??まだまだこれからの…序章みたいな物だしね?」
そう先程より重たい雰囲気で話をしながらも、コーちゃんの手は止まることは無い。ズボンのファスナーに手がかかり、ジジッ…と重たい空気の中に音が響く。その音が止まり、金具が外れたことを理解すると、不安が止まることを知らない様に流れてきて、軽く肩が震えた。
「………ねぇ、雰囲気重すぎ ホスト歴長いんならどうにかしてくんない?」
「そう??そろそろ良い雰囲気かなって思ってきてたんだけど…じゃあちょっと待ってて?部屋の雰囲気変えてみるから〜…っと」
雰囲気を壊すようにコーちゃんはよっと立ち上がり、ベッドの傍にあるボタンをいじり出す。それを息を吐きながらジッと見つめる。見ているだけでボーッとしている間に、照明の色が淡いピンク色に染まって、雰囲気が変わっていた。嫌いでは無い色だった。
「これでどう??」
「まぁいいんじゃない??この色嫌いじゃないけど」
「ほんと??良かった〜」
それじゃ…っと言いながらコーちゃんはこちらに戻ってくる。その行動に脊髄反射で少し横にズレてしまう。
「なんで逃げちゃうの〜??せっかく良い雰囲気なんだから観念しようよ〜」
「誰が観念なんてすっかよっ…!?!?」
勢いよく押し倒される。やばい。始まる。そう本能的に理解する。
「捕まえたよ、もう逃げないでね?」
「…っひ、」
喉から潰れた様な声が出る。
「そんなに怖がらなくてもいいじゃん〜、そんなにいきなりはしないよ〜??」
「そういう事じゃ、」
「はいはい、力抜いてね??」
何か違う。いつもと違う様な気がする。コーちゃんが別人みたいな。そんなに口調が変わっている訳では無いが、雰囲気がおかしい。そんなことを考えてもコーちゃんに伝わる訳では無いのだから、気づけばコーちゃんの手なんて下着の中にスッポリだ。その行動にまた潰れた様な声がポロポロと零れ落ちてくる。
「大丈夫、怖がる程の事はしないから」
よしよしと片手で頭を撫でてくる。今はそんな事をやる雰囲気など微塵もないのに。そのままコーちゃんは頭に乗せた手を滑らせてオレの頬へと持ってくる。まるで愛らしい物を見るかのような目で見つめながら。
「…急に優しくされると怖いんだけど」
そう言ったと同時にその手からプイと顔を背ける。身体が逃げられる訳が無いのだから抵抗になっていないことは重々承知だが。
「そう思うなら素直になっちゃえば良いのに、」
少しふふっと笑いながらコーちゃんは言った。その言葉の裏は分からないが、裏がある事が分かりやすかった。
「薄々思ってたんだけど…ミオちゃんって初めて??」
「はぁっ!?!?デリカシー無さすぎお前っっ!!」
ごめんごめん落ち着いて〜…なんて、上辺だけに聞こえる言葉を言いながら再度よしよしと頭を撫でてくる。その行動すら皮肉った様に見えて、心の内側から抉られる様な妄想に苛まれる。
「で、初めてなの??」
童貞では無さそうだけど…とかいうクソみたいな付け足しをしてくるコーちゃんには少し苛立ちを覚える。
「…別にどっちでも良くね?」
「良くないの、接し方も変わるからね?」
「……初めてじゃないって言ったら?」
「ちょっと強引目にするかな」
「……ふーん」
「そろそろ言って、どっちなの?」
「…初めてだわバーカ、強引にできなくて悪かったな」
雰囲気を壊すように皮肉の聞いたような言葉を吐いてやる。それに乗ってくるかと思ったが、全くと言っていい程乗ってこなかった。
「…じゃあミオちゃんの初めて、僕が貰っても良いのかな??」
なんて真剣に見える声で言ってくる。その言葉には、
「…好きにすれば」
としか返す事しか出来なかった。
◇
「大丈夫??」
「だ、い…じょうぶに、決まってる…」
今現状は、色々あってようやく行為がしっかり始まったところだ。始まったが…正直思ってたのと違う。というかそもそもオレがタチのはずなのにネコ側なのがおかしいのだ。ていうかネコ辛い。体に異物が入っているのと同じだからそれはそうなのだが、体が出そうとしているから吐き気がする。後寝バック体制圧迫されてきつい。
「ゆっくり息吐いて??深呼吸深呼吸…」
言われた通りに浅く呼吸をする。周りなどもう見えていないのに、コーちゃんはずっと頭を撫でてくる。
「…やっぱ無理、ギブ…ぅえ゙…」
ズルズルとベッドを這って逃げようとする。だが、薄々分かっていたが逃げる事は出来ない。撫でられていた手を素早く逃げようとした腕を掴まれる。その時一瞬だけ雰囲気が変わり、なんとなく背筋が凍った。
「もう少し頑張ろう?本当にゆっくり息吸って??」
今日だけで色々ありすぎてキャパオーバーなのに、まだやろうと言うのか、良いじゃないか、また次回でリセットして。そこまでオレに執着してくるのが分からない。そんなことを思いながら無理矢理にでも深呼吸をする。少し落ち着いた様な気もするが、圧迫感は変わらない。そうやって吐き気に目をくらませていると、ピリッとなんとなく身体が痺れた。
「おっ、ようやく良い所見つかった??」
そう言われてようやく理解が追いつく。あ、なんか感じる所が見つかったんだろうな、と。
───────…っは?軽々しく言ったけど、ヤバくね??
「驚いた顔してるよ??やっぱりびっくりしちゃうよね〜」
大丈夫、しっかり慣らそうね。なんてこちらから聞いたら地獄のようなセリフを口にしたコーちゃんにサッと顔が青ざめる。
「い、やだ…コーちゃ、」
「怖くないよ、怯えないで??」
少し首を振り向かせてコーちゃんの方を見ると、なんとなくいつもより暗いオーラを身にまとっているように見えた。なんだか見てはいけない様に思えてきて、すぐベッドに視線を落とした。
◇
「……っ、…っん……」
暫くやられて、嗚咽が出るほど気持ち悪いという事は無くなった。だが…、尻で感じるとか自分が自分じゃなくなるみてぇで怖い。いつの間にかいつもの生活、枕とか出来なくなりそうでめっちゃ怖い。
「そろそろ大丈夫かな、」
不安に包まれている中、コーちゃんはそう言ってゆっくりこちらの中から指を引き抜いていく。まだそれで感じる程にはなっていないのが不幸中の幸いとでも言うのだろうか。
「ミオちゃん、1回深呼吸して??」
そう言われて1度深呼吸をする。この深呼吸で夢なら覚めればいいのに。
「あっ、お腹の所に枕置こうか」
そんなとこは親切なのかよ、やってることは全く紳士的じゃねぇのに、と思う。そう思っている時にも素早く枕を置いてくる所は少し尊敬する。…いや、どっちかって言うとしてないの方が勝つけど。
「…よし準備オッケー…じゃあゆーーーっくり深呼吸しようか」
嫌な予感がする。多分これ深呼吸して息吐いてる時にぶち込まれるなと秒で理解する。…まぁ、結構余裕出てきたし行けるか、と調子に乗り、深く息を吸い、ゆっくりと息を吐く。案の定吐いているうちにグッと後ろから重みが乗ってきて、自分の中に入っていくことを感じる。吐き終わった所で丁度飲み込みきっただろうと理解する。理解した途端、激しい圧迫感に襲われた。
「…っぐ…ひゅ……待っ…て、コー…ちゃ゙、ん」
「ありゃ、まだキツかった??」
じゃあこのまま深呼吸しようか、ね??なんて深呼吸で終わるとでも思っているような事が聞こえてくる。確かに深呼吸は最適解なのだが、もうちょい自分のブツと相談して慣らせよアホと思った。今更こんなこと言っても何にもならないので言われた通りに深呼吸をする。深呼吸のはずが圧迫感で途切れ途切れの深呼吸しか出来ない。
「ゆっくりでいいからね、深呼吸深呼吸…」
かひゅかひゅと掠れて潰れた様な呼吸をしていくと、だんだん落ち着いてきた様な気がする。
「大丈夫??圧迫感減った?」
「…まぁ」
「よかったよかった、じゃあ動いてみるね?」
「…ん、」
そう1文字返事をすると、ゆっくり動いている事を感じた。流石に慣れたと思ったが、圧迫感はまだある。だが、まだ甘い快楽があるだけマシかな、と思う。まぁ達する程じゃねーけど。
「まだミオちゃん後ろだけだとイけないよね、前も触ろうか」
「…っは、…いやっ、ちょっ…!?!?」
瞬時にそれはヤバいと即座に察する。止めたかったがその時、腹の近くにあったクッションを思い出す。クッションの高さで腰の所に隙間が出来ている。ヤバい。確実にヤバい。そう確信していたのに身体が思う様に動かなかった。動かなかったから、腰元の隙間に手を入れられる。あっ、詰んだなと理解はするが、なんとなく確信にしたくない自分がいる。
「どうかな?これだと大丈夫そう??」
「ぃや…っ、…まっ、むりむりっ…!!」
「その無理無理は気持ちいいから出てるんだよね??」
「ちがっっ…!!!」
無理とか違うとか言ってるのに一向にやめる気配は無く、なんなら止めることを無く逃げ場を全て無くしてくる。正直このままだとめっちゃヤバい気がする。後ろの軽い甘いヤツと、前のいつも感じるヤツ。そんなアホになりそうな程気持ちいいってのは無いけど。
「大丈夫そうだからこのまま行くね〜…っと、」
「だ…大丈、夫なっ…、訳あるかっっ、!!!!」
「えぇ〜??でも気持ちいいでしょ〜??」
「そんな訳っ…、ぁっ…??」
あれ、思ってたのと違う。なんか、思ってたのより数倍気持ちいい。そう思った時、1つ思い浮かんだのがいつもは自分でやるからなのかと思い浮かんだ。自分でやればコントロールが可能なのでそこまで莫大な快楽は襲ってこない。だが、人にされるのなら話が変わる。…ってことは相当ヤバくね…??と今更ながらに危機察知する。
「あっ、意外と良かった?」
少しクスクス笑いながらこちらに声をかけてくる。
「っんな訳、!!!…っあ、はっ…」
反抗する為に後ろに振り向いたら、コーちゃんと目が合って身体から力が抜ける。なんだこれ、目を合わせたら身体に変な感覚が襲って来て、身体から力が抜ける。…あ、コーちゃんの目の中に映ってるオレが可愛すぎるのか。と思う事にしておく。
「あれ、力抜けちゃった??」
「はっ、…いやっ…別にそんな…」
「本当??じゃあちゃんと向いて、ね?」
「っ、それは話がちがっ…っっ〜〜!!!!」
力が抜けてしまったからか、コーちゃんに片手で頭を持ち上げられ、振り向かされる。しかもその力が抜けた反動で目からポロポロと我慢していた生理的な涙が溢れてくる。
「大丈夫だから…泣かないで??そんな顔してるミオちゃんもすっごく可愛いけど…」
またお得意の頭を撫でてくる。そりゃ、オレの顔は何しても可愛い。だが、コーちゃんに言われるのは話が違う。
「あ〜…じゃあ体制変えようか??」
「それはっ、…ぜっっったい、いやだ…っ!!」
「っえ〜…そしたらちゃんと顔が見えるのに…」
もぉ〜…しょうがないなぁ…と言いながらコーちゃんは自分のモノを引き抜いた。やる気でも無くなったか。こっちとしては好都合だわ。と思っていると、軽い力で仰向けにされた。仰向け…正常位か志がらみとかか?と考えたが、それを考えた後、全てが丸見えでは無いかと思い出す。いや、マジで勘弁。そう思い、全力で片手を動かして枕を上からひっぱってくる。そのひっぱってきたクッションを抱けば少しはマシか。
「恥ずかしいの??乙女だねぇ〜…」
なんて小馬鹿にしたような事を言いながら腰元に再度クッションを敷かれる。そして簡単に脚を割られ、また行為が始まる。正直もうどうでもいい。枕事情とかなんとかなんて。まぁ永くやってるだけあるなって位。
「…ミオちゃん、諦めた顔してるよ?どうしたの??」
毎度聞かれて思うが、質問するなら動きを止めてくれないかと思う。それが戦略なのかもしんねーけど。
「…別に、っあ、きらめてねぇ…、っけど…」
「でも顔とか、声が物語ってるよ??」
「決めつけ、んな…っバーカ、」
「決めつけてるつもりは無いんだけどなぁ〜…あっ、じゃあ1回だけ下に集中してみて?」
…下…ねぇ、別に前と後ろ同時使いのエロ同人とかでしか見ない体位だよなと思う位だ。確かにビビるほど気持ちいいが、それだけだ。そもそもオカズが無いからある程度は耐えられる。
「それじゃ耐えてね…!!」
「っあ゙、!?!?♡…ぁ…??…っ」
多分強く突かれた。多分。目の前が一瞬真っ白になって背中にまで甘い刺激がバチバチっと流れる。その勢いで達してしまう。
「こっちの方が好み??」
「んなっっ…!!!っう、…っ好みっ、なわけっ…!! あっ、ぐっ…!!、…♡」
否定と絶望の余韻に浸るはずなのに、ずっとコイツが強くやってくるせいで余韻に浸る暇も無い。
「さっきより反応いいね、そんなに良いんだ??」
「…っ良くないっ、…よ、っくない…っっ!!」
「嘘は良くないよ〜??」
そう言いながらグリグリと腰を押し付けてくる。そんな事をしてくるせいでおかしくなりかけてしまうのに。
「うそなわけ、っ…!!あるかっ…ぁ、」
「そんな顔と声じゃ説得力無いよ??」
「っっ〜〜〜〜!!!!ぅるっ、さっ!!」
そりゃおじさんは口煩いよ〜??と話したら絶対返事をしてくる。なんか全部どうでもいいや。気持ちいいのとか、苦しいのとか、全部自分の中でぐっちゃぐちゃで、全てがどうでもいい。なんならこのまま耐えてる方がバカみたいに思えてくる。
───────もういっか、
そう思い、考えるのを辞めた。
◇
面倒で戻さずに残した淡いピンク色の部屋に太陽の光が差し込む。仰向けの状態で少し目元を顰めながら顔の上辺りに腕を置く。少しは太陽を遮る物になればいいのだが。
「あっ、起きた〜??」
突然視界にぴょこっとピンクの髪が出てくる。
「…………ぉはよ、起きんの早くね?」
すぐなんでコーちゃんが居るのかは気になったが昨日の出来事を思い出し、少し悩んで当たり障りの無いことを聞く。
「まぁおじさんは起きるの早くなるから…」
歳を取ればとるほど眠れなくなるんだよねぇ…と少し苦笑いしながらコーちゃんは言う。マジでジジイ極めてないとそんな事言えねーだろ。
「ていうかミオちゃん途中から諦めてたでしょ、」
「なんで知ってんの??」
「だって反抗されなくなったもん、そりゃバレるよ??」
まぁ考えるのをやめただけで意識は飛ばして無かったもんな、と思う。
「急に喋らなくなっちゃってたしさぁ〜、なんなら途中から飛んじゃったよね??」
「ごめんごめーん」
少し謝ってからスマホを取ろうと身体を起き上がらせようとした途端、腰辺りに痛みが走る。
「…おい、コーちゃんなんかしたろ、オレの記憶がある限りでは多分腰ぶっ壊す程じゃなかったんだけど」
「あぁ〜…僕まだ落ち着いてなかったからちょっと…」
「マジバカ、ほんとバカ何してくれてんのマジで!!」
今日どうすりゃいい訳??と愚痴りながら重い身体を無理矢理動かしスマホを取り、メールを確認する。メールが来てるかは知らないけど。
「まぁまぁそんなカリカリしないでよ〜」
「カリカリはしてねぇ!!今日どうすりゃいいのか考えてんの!!!」
「ごめんって〜…」
「はぁ〜〜…まぁいいや、過ぎた事だし」
「ミオちゃん太っ腹〜〜!!!!」
その言葉は素直に受け取ってやる。にしてもどうしようか。シン様とのメールを開き考える。
「ねぇミオちゃん、これからもアフターとか連れてってくれる??」
「…さーね」
その言い方じゃ客落とせねーだろコイツと思いつつ本当に当たり障りの無さすぎる返事をする。
「多分二度と枕は頼まねーと思うけど?」
「べっ、別に枕目的じゃないよ!?」
「いやそれだけ目的で言ってんのならふつーに引くんだけど…」
姫にそんな事やってたらもう刺され過ぎて死んでるだろ、と笑ってやる。
「まぁ考えといてやるよ、お前次第だからな?」
そうニヤニヤと声をかけてやって、とりまシン様に連絡を入れてからスマホの電源を落とした。
おかえりなさい!!
見てて悲惨だったよねごめんなさいね!!
これ書くのほんとに大変だったから投稿しないで良くなるなら投稿しないでゆっくり書きたい本音
まぁマイナーなんでハードルを高くし過ぎるものじゃないと思うけど、♡…大台に乗りまくっていつの間にか行かないで消えてそうな数…
♡2000で書こうかな…♡3000いったら最近思いついたタバコと媚薬二重キメのセンシティブを投稿するんじゃない…??
まっ、絶対行かないだろ〜からいつかこの界隈から出ていきますわ
ここまで11788文字!!!お疲れ様でしたっ!!💞💞💞