テラーノベル
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小さい頃から嘔吐に対しての恐怖心が強いLAN。
その幼少期を乗り越え今はシクフォニというグループで活動している。
だけど、嘔吐恐怖症が治った訳ではない。
嘔吐恐怖症のLANとメンバー5人のちょっと大変な日常生活。
LANを支えるために6人でシェアハウス。
でも、ある日はいつも通りではなかった。
⚠︎嘔吐表現
〜LAN視点〜
LAN「あッ、、、」
起きてすぐに見てしまった。
いるまがベットで吐いてしまっている。
声をかけたほうがいい。
そんなことはわかっているのに。
メンバーの部屋は公式ペアで二人ずつに分かれている。
誰かを呼ばないと。
なのに動けない。
LAN「いるッまッ」
名前を呼ぶことはできた。
でも、いるまのベットに近づけない。
いるまが吐いている全てが嫌だ。
「匂い」
「音」
「声」
「目に映る光景」
だけど、メンバーを助けたい。
LAN「誰かッ呼ばないと」
LANは必死の思いで部屋をでた。
LAN「すちッみことッポロポロ」
すちとみことの部屋に呼びに入った。
呼びに入ったよりも逃げ入った。
のほうが正しいのかも知れない。
いるまの前では必死に我慢した涙が溢れ出てきてしまった。
すち「らんらん?」
みこと「どうしたん!?」
LAN「いるまがッポロポロ」
すち「俺、いるまちゃん見てくるからみことちゃんはらんらん落ち着かせといて」
みこと「わかった」
みこと「らんらん大丈夫よ〜」
LAN「ごめんなさいッポロポロ」
いるまは体調悪くて吐いちゃってるのにそれに対して苦手意識を持ってしまう。
そんな自分が昔から嫌だった。
LAN「いるまッ体調悪そうッ」
みこと「らんらん伝えてくれてありがとうね」
みことは大体勘づいていたんだと思う。
頭痛などの体調不良ではなく吐いている。
みこと「伝えにこれたのすごいよ」
LAN「ほんとぉッ?」
みこと「うん、頑張ったね」
なつ「どうしたん、、、?」
こさめ「なんか声ちょっと聞こえてたから、、、」
多分、部屋から聞こえた声で起きてしまったであろうなつとこさめもきた。
〜すち視点〜
すち「いるまちゃん大丈夫?」
らんらんが泣きながら部屋にきたからなにかと思うといるまちゃんのことだった。
そして、らんらんはみことちゃんに任せて部屋にきてみるといるまちゃんが苦しそうにベットでえずいていた。
そして、ベットにはまぁまぁな量の吐瀉物。
すち「まだ吐きそう?((サスサス」
いるま「んッ、、、お”ぇ」
すち「大丈夫だからね〜」
いるま「ぅ”ぇビシャビシャ」
すち「全部吐いちゃいなね」
いるま「お”ぇビシャ」
いるま「ケホッケホッ」
すち「もう大丈夫かな?」
いるま「だいじょうぉぶ、、、」
いるま「ごめん、、」
すち「なんにも悪くないよ」
すち「らんらんが教えてくれたよ」
いるま「LAN、、が?」
すち「そう、頑張ったみたい」
いるま「申し訳ないな、、、」
すち「謝ることはないよ((ヨシヨシ」
すち「片付けちゃうかららんらんのベット借りようか」
いるま「片付けまで、、ごめん」
すち「大丈夫、大丈夫」
正直今はいるまちゃんの体調もだけどらんらんのほうが心配だった。
できるだけ早くらんらんをいるまちゃんに合わせてあげたい。
らんらんのことだから多分、「自分が伝えるの遅くなったから」
とか言うと思う。
そうなる前に。らんらんが自分を責める前に。
らんらんに今回の行動は正しかったよ。ありがとう。
伝えないといけない。
じゃないとらんらんの嘔吐恐怖症が悪化してしまう。
直感的にそう感じた。
ちょっと成功すれば恐怖は和らぐもの。
そう考えていた。
だから、一回の成功でも褒めてあげることが大切だと思う。
みんな思っていることは一緒。
第一話読んでくださりありがとうございました。
この物語は短編集で、一話または2、3話に分けてシクフォニさんの恐怖症を書いていこうと思っています。
よろしければコメント欄にリクエスト待ってます!
コメント
5件
え、めっちゃ好きぃ! 主さんの書く体調不良系のやつなんかめっちゃささる!
嘔吐も嘔吐恐怖症も見れるの最高すぎる!!!続きが楽しみ♪