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ゆき
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体育祭での告白以来佐野は以前にも増して吉田へのアピールが激しくなっていた
そして、昼休み
勇斗「仁人のお弁当美味しそう!唐揚げ一個ちょうだい?」
仁人「はぁ?やだよ」
勇斗「いいじゃん!ねっ?」
仁人「やだって言ってんだろ」
何度断られてもまったく食い下がらない佐野
そんな佐野にとうとう根負けした吉田は仕方なく自分の弁当から唐揚げを一つ取り佐野の弁当箱に入れようとした
すると——
勇斗「違うでしょ!あーん!」
そう言って佐野は大きく口を開けた
どうやら、あーんして食べさせてほしいらしい
仁人「は?はぁ!?自分で食えよ!!」
勇斗「いいじゃん!」
仁人「何がいいんだよ!」
勇斗「仁人に食べさせてもらいたいの!」
仁人「意味分かんねぇ!!」
昼休みの教室にいつもの言い争いが響き渡る
そんな二人を見かねたのか隣にいた山中が口を挟んだ
柔太朗「よっしーあーんしてあげなよ、一瞬じゃん」
仁人「……お前、 そっちの味方かよ」
吉田は裏切られたと言わんばかりの視線を山中に向けた
しかし、山中はどこ吹く風
柔太朗「はいはい、早くしてあげて〜」
仁人「……はぁ」
吉田は諦めたようにため息をつくと手に持った唐揚げを佐野の口元へ運んだ
仁人「……あーん」
勇斗「あーん!」
ぱくっ
勇斗「うまっ!!」
満面の笑みで唐揚げを頬張る佐野
仁人「今日の朝、揚げたからな」
そう、吉田は毎朝自分で弁当を作っているのだ
勇斗「さすが仁人♡俺の未来の嫁!」
仁人「は!?なんで俺が嫁入りするほうなんだよ!」
勇斗「えっ、そこ!?」
仁人「そこだろ!!」
またしても始まる言い争い
その様子を横目で見ながら塩﨑は心の中で呟いた
太智(結婚すること自体はいいんや……)
一方、曽野はというと
舜太(はよ、付き合えや……)
二人のやり取りを見守る周囲の気持ちはただ一つ
——いいから、早くくっついてくれ
そんな願いが届く日はまだ少し先になりそうだった
コメント
3件
あの空間を守りたい

本当に『 はよ付き合えや』だけど 個人的ににぶにぶ💛さん好きなのでもうちょい🩷さんには頑張って欲しいです♡続き楽しみです(((o(*゚▽゚*)o)))
第13話、読み終えました!体育祭の告白以降、佐野くんのアピールが加速してて笑ってしまうけど、あの「あーん」のシーン、めちゃくちゃツボでした。仁人くんが渋々根負けして食べさせてあげるところ、仁人くんの照れ隠しも伝わって甘酸っぱいし、佐野くんの「うまっ!!」が無邪気でかわいい♡ 周りの「早よ付き合えや」って気持ち、すごく分かります。まだゴールインはもう少し先なんですね、先が楽しみです。