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如月💜🎼
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໒꒱ おもち。 ☆ペア画中.ᐟ
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1
稀灯 夏成🩵🍸
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…暑い、あつい夏の日だった
薄汚い体育倉庫
瑞)ぐぅッ…ぁ”、
いつもの様に痛む体
特に、今日は鳩尾
瑞)ふ”ぅ…ッ、
まだ痛いだけなら良かった
こんな夏全開の日だと、
いつもの2倍は疲れる
…汗が滝の様に流れて気持ち悪い
そんな最悪が重なる日
…
帰り道
誰も居ない1人の一本道
考え事は溜まっていく
あいつらが居なければ
あいつらが✕ねば…
それか…
こさめが✕ねば…?
…だめだ、こんなこと考えても意味ないのに
って、
瑞)ぁ、れ…?
ここ…どこ?
…
気付けば森の中
木々が生い茂っていて、あまり光が見えない
静かな場所
…どこか、異様な空気を感じた
瑞)…ッ?、
何か、音が聞こえる
ちゃりん
…鈴の音?
なんだか、近付いてきている気がする
瑞)ひッ…、
足が…言うことを聞かない
…来る
…
瑞)って…あれ?
気付けば先程とは、
うってかわって草原
その真ん中に小さな鳥居
怪しい…そんな雰囲気は無くて
逆に、
気付けば、手を合わせていた
…すがっていた
瑞)た…すけてッ、ください…
お願いしますッ…
ずっと、誰にも言えなかった事
…
ちゃりん
また、鈴の音がして振り返る
けれど、誰も居ない
ちゃりん
瑞)な、なに…?
ちゃりん
瑞)…っ、
がさっと、茂みが動く
瑞)…っ、?狐?
狐って、赤色の毛入ってる種とかいるんだなぁ…
って、
瑞)ちがぁうっ!…君は、どこから来たの、?
こん
とも、何も鳴かない
ずっと、目を開かない
瑞)あ~、なんだか馬鹿らしくなってきたや…かーえろっと!
鞄を手にしてここから出ようとした時
こんっ
と、狐が鳴いた
…
瑞)…へっ?
目の前には人が立っていて…って
あれ、この人…
しっぽと耳…生えてる?
まじまじと見ていると、
突然
その目は開かれた
…光を吸収してキラキラと輝いている
まるで、紅月の様な
瑞)ぁ…、っ
腰が抜けてしまって、
その場に座り込む
瑞)だ…だれっ?
そう問えば、
ゆっくりと口を開いた
赭)誰って…呼んだのはそっちだろ…
瑞)…呼ぶ?
赭)…助けてって…、
ま、まさか…
瑞)か、神様っ!?
赭)ん~、まぁそんなところ…
瑞)ってかしっぽ…
赭)あぁ…笑、狐だからな
瑞)狐…!?あ、もしかしてさっきの?
赭)そーそー…って、こんなことじゃねぇ…おまえ、
瑞)おまえじゃない!こさめ!
赭)…こさめ、なんでここに来た?
瑞)あ…、
そうだ、すっかり忘れてたけど…
こさめがお願い…?したから来てくれたんだよね
瑞)あ…えぇっと、名前は…?
赭)…一様、神様だからこさめみたいなちゃんとした名前は持ってねぇんだ、
瑞)えー…じゃあ、今夏だから、なつくん…とか?
赭)…、ん、まぁそれでいいよ…んで、どうした?
紅い瞳が真っ直ぐとこさめを捉える
こんな事は…今まで1度も無かった
瑞)ぇっと…こさめさ、虐められてて…なんか、ほんま…色々と馬鹿らしくなっちゃって…
それから、ぽつり、ぽつりと零れだす
それを…何も言わず聞いてくれる神様
瑞)ふぅ…、
一通り話し終わると、
急激に眠気が襲ってきた
赭)…こさめはさ、どうしたい?
そう、真っ直ぐに問われる
瑞)もぅ…あんな思い、したくない…
ぽろっと小さく零れたそれは
しっかりと狐の耳に入った
赭)りょーかい…笑
瑞)ふぁ…、んぅ…
なんだか、すごく眠い…
赭)寝てていい…ここには、俺ら以外誰も入れねぇから…
優しくふっと笑うなつくんを見て、
意識を手放した
…
おい、こさめ!
どこ行ってたんだよ、昨日、一昨日と急に居なくなりやがって!
そんな、耳障りな声が
教室に響く
瑞)…
お前が居ないせいで…くっそ、むかつくッッ…!殴らせろ!!
…
ぐぁ”…がッ…
息も絶え絶えな目の前に居るやつ
お前…誰だっ、!
怯えた様にワンワンと喚く
瑞)…じゃーな、
1つの影は、
にやっと 不敵に笑った
…
教室には、1つの影しか無い
人かも分からない何かがそこにあるのは確かだ
瑞)…笑
紅い瞳が、
夕焼けを捉えていた…
ちゃりん
また、鈴の音が鳴る
コメント
1件
読ませていただきました……第8話、とても重くて美しい回でしたね。 体育倉庫の痛みから始まって、あの森の中の異質な静けさ、鈴の音。なつくん(神様)と出会うシーンの、空気の変わり方が本当に好きです。こさめが初めて「助けて」と声に出せた瞬間、読んでいるこちらも息が止まりました。 最後の「じゃーな」の不敵な笑みと紅い瞳、そして鈴の音——これからの展開が気になって仕方ないです。八鮫さんの紡ぐ世界観、大切に読ませていただきます。