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如月💜🎼
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໒꒱ おもち。 ☆ペア画中.ᐟ
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1
稀灯 夏成🩵🍸
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今回少し長いです
そして、死ネタ注意
嘔吐表現注意などの注意項目があります
それでも大丈夫な方は、見届けてあげてください
…
君と俺は、もうすぐ付き合って
5年になる所やった…
俺が渡した指輪
今でもずっと左手の薬指に着けてくれとるな…
プロポーズした時大泣きしちゃったの、ほんま可愛かった…
瑞)みこちゃんっ!
そう、元気に俺の名前をいつも呼んでいたよね
その笑顔は何よりも輝いてみえて、
眩しすぎるくらいだった
瑞)んふ~、大好きっ!
なんて言って、いつも抱きついてきた
ほんまに、幸せやった…
でも…3ヶ月前
神様は俺らを地獄へ突き落とした
「末期がん…ですね…ここ、見えますか?」
淡々と話される衝撃の事実
レントゲン写真を先生がペンで指す
…上手く理解が出来なかった
手が震えて、声が出なくなって
何も…出来なくなった
…
俺がいくら頭で理解できんくても、
飲み込めずにいても
時は止まってくれない
…気付けば君は、
いや…その時記憶に残っているのは
君の仮面を着けたような笑顔
目の端の赤い跡
黒くなった目の下
…俺が病室を出た後聞こえた、
絶望の声…
、
ぴ、ぴ、と音が響く病室
…らしくないけど君は、ベッドの上でずっと静かに天井を見詰めていた、
それでも、俺が来ると ふっと 笑って見せた
瑞)みこ…ちゃ、ん…来て、くれたの?
黄)…こさめちゃん
色んな機械を取り付けられていて、
喋るのも苦しそうだった
…そんなに苦しそうに笑うから…病気でもない俺も、なんだか胸が痛くなった
これは…失礼なんかな、
…
誕生日の前日、
その日は皆で集まって行ったんやっけ…
翠)こさめちゃん…来たよ、
紫)、遅くなってすまん…
桃)こさめ…聞こえる、?
赭)…こさめ、
どこか虚ろな目をしていて、
…こちらを ぼーっ と見ていた
黄)こさめちゃん…皆、居るよ…
そう呼び掛けると、一瞬
握っていた指先が動いた気がした
…動かなくなってしまった表情も、
どこか、微笑んでいるように見えた
…
誕生日…その日は、
俺だけやった
それも多分…皆が気を遣ってくれていたんやと思う、
黄)こさめちゃん…お誕生日おめでとう、今日は…ずっと居れるからな、
それは
らんらんが休みをくれたから、
桃)今日くらいは…こさめの側に居てあげて…
その言葉がずっと残っている
らんらんだって、こさめちゃんの側に居たいはずなのに
…ほんま、優しすぎるな…
、
その夜、
黄)今日はお泊まりがとれたんよ…夜も居るよ…
そう呼び掛けると、
黄)…へッ?
口が…動いた気がした
黄)こさめちゃんッ…!
すぐに君の手をぎゅっと握る
…でも、動かなくて、気のせいかと思った
…それは、一瞬の事
瑞)だ…ぃ、す……き…
途切れ途切れだけど、しっかりと聞こえた言葉に
思わず泣きそうになった
黄)俺もだよ…こさめちゃん、大好きやで…
そう言うと、彼は少し笑ってみせた
黄)っ…!、
我慢していたものが溢れてしまって
こんな顔みせたくないと、下を向く
…そうすると、 ぎゅっと 手を握ってくれた
前と比べたら…弱い力だったけれど、
それがとてつもなく嬉しくて
ついに俺は、子供みたいに泣きじゃくった…
…
…涙も落ち着いた頃、
ふっ と、手の中の力が消えた
黄)こ…さめちゃッ…?
瑞)……
…安らかに眠っている
そう、思いたかった
だって…笑ってたんやから、
…
それで今、俺は何をしとるんやろ
沢山の花、みんな真っ黒の洋服
…花に囲まれたこさめちゃん、
写真の中のこさめちゃんはあの時みたいに笑ってるのに、
花に囲まれたこさめちゃんには、もうその表情は残っていなかった
黄)ぁ、りがとうございます…
お花を貰って、君の顔の横に添える
…そしたら
黄)ぁ…れ、、?
今まで目を背けていた現実が、一気に襲ってきた
もう…夏の青空を閉じ込めた様な瞳は無い
…ご飯も食べれなくなって、痩せてしまった体
真っ白い肌
艶の無い髪
黄)ぅ”…ッ、
現実と妄想の対比に耐えきれなくなって
一気に吐き気が込み上げてくる、
少し足早に動作をして、
トイレへと駆け込んだ
黄)ぅ”ぁ…ぇ…ッ 吐
みこちゃんっ…
黄)ふッ…くっ、ぅ”っ…ぇ 泣
大丈夫…?
…ほんまに自分が嫌で嫌で堪らなくなった
こんな…でっちあげの声を聞くなんて、
自己嫌悪からか、より
吐き気は増していく一方だった…
…
もう、胃には何も無いと体が叫んで
突然吐き気は消えた
…なにも考えられない頭でトイレから出てくると、
また、胸が苦しくなった
赭)ッ…なんでっ、あいつが…ッ!、 泣
紫)なつッ…、落ち着け…
泣いて、怒って、絶望の最中に…なっちゃんはおる
なっちゃん…
背中をさすっているまにきは、
冷静に見えて、その真逆の心情である
…噛み締めている唇から血が出ていて、
それはまるで
紅を塗っているかの様に
すっちーは…
ただただ泣いていた、それでも…
声は出さない
声を押し殺して、泣いていた
…手に持っているハンカチから、水が垂れるくらいには
…
泣いていないのは2人だった、
…薄情者だと思われるだろうか
、何故か 泣けない
そんな…心情に居るのがもう1人…
桃)…みこちゃん…、
黄)…らんらん
お互いに、お互いを見ている
…酷い隈、寝れてないんや
それだけじゃない、赤く染まった目の端
…まるで、連想させられる
桃)これ…受け取って、
黄)ぁえ…?、
桃)絶対聞いて、
黒いリモコンの様なものを渡される
…これって、
桃)ボイスレコーダー…こさめから、
そう聞いた時、心臓が跳び跳ねた
…らんらんは続けて言う
桃)こんなのさ…もう死にますって、言ってるようなもんでしょ…、
らんらんの顔が歪む
きっと、これを貰った時…
どんな気持ちだったのかは
らんらんにしか分からない
黄)…絶対聞く、
桃)うん…、そうして…
そう言って、すっちーの元へ歩いて行った
…
何もなくなった家、
ぬくもりを感じられない
1人じゃ大きすぎるソファーに座って、
再生ボタンを押した
黄)ぁ…、
君の声が耳いっぱいに広がった、
まだ、少し元気な時の君の声…
…気付けば目の前のテーブルには、
小さな水溜まりが出来ていた
黄)…こさめちゃんッ…、愛しとるよ…
前を向けなかった弱い俺に
そう、最後に別れを告げた
…
「…みこちゃん、聞こえる?」
「どーもっ!こさめですっ!」
「…まずは、ごめんね」
「ずっと…一緒に居るって約束したのに、」
「…でもね、こさめ…寂しくないっていったら大嘘だけど、絶望なんかしてないよ…」
「絶対…また、会えるから」
「だからね、みこちゃん…」
「生きてね、」
「じゃないとぉ…こさめを見つけられないよ?」
「っていうのは、だめかな…?」
「みこちゃん…、ずっと、ずぅっと…大好きだから、」
「んー…いや、違うなぁ…」
みこちゃん…
愛してる…!
コメント
1件
うわっ…八鮫さん、今回の話、めっちゃ重かったです…😢 こさめくんとみこちゃんの最後の時間、一つ一つのやりとりが切なくて。指輪外さずに着けてたこととか、ベッドで「だいすき」って言ったところとか…全部、愛おしさが詰まってて。最後のボイスレコーダーの「生きてね」も「愛してる」も、こさめくんの優しさが溢れてて泣きそうになりました。 泣けなかった瑞希の気持ち、すごく分かる気がします…。また読みに来ますね🌙