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好きな人と、愛し合う悦びを知った渡辺。だが、同時に恥ずかしさも以前の倍くらい感じている。

気持ちよくなることに、目黒には言えない不安が湧いてきた。

男なのに、気持ち良かった。いいのだろうかと思う。





好きな人と一緒にいたら、愛し合いたいと思うことは、変じゃないと、目黒は言うし、渡辺もそう思っていた。

だけど、愛されて愛されて、悦んでいる自分は変だと思うのだ。

何度か、台本読むからと、帰って来るようになった。




家に1人でいると寂しい。目黒に何度も電話しようと思ったが、出来なかった。自分から帰っておいて、寂しいって言ったところで、どうにもならない。




練習日、少し元気がなくても、目黒は何も言わない。

渡辺は、何もなかったように、目黒とラウールと話している。

だが、目黒も「今日、来る?」とも言わない。LINEもない。

会いたいと思うのは渡辺だけだろうか?




目黒ーしょっぴー、ラウールと一緒にご飯食べに来る?

渡辺ーん、ごめん、明日撮影早いから。

ラウー頑張って!

渡辺ーあ、ありがと。

目黒ーしょっぴー・・。

渡辺ーめめ、また誘って?




2人じゃないんだ。ラウールを邪魔者扱いはしたくない。だけど、2人でいたい。目黒はそう思わないのだろうか?

家に帰ってきて、一応、台本は読む。だけど覚えられない。

今頃、ラウールと2人でゲームしているだろうか?もう食事は済んだだろうか?

目黒の家のように、作ったソファ周り。

横になっていつの間にか、眠っていた。

身体にブランケットがかけられる。




渡辺は、ブランケットの中に潜っていく。

一緒に入ってくる。唇と唇が触れるくらいの距離。触れてくる唇に手を当てる。涙が落ちる。

その手が涙を拭う。泣きたくないのに。ホントは触れてほしいのに。




渡辺ー帰って?

目黒ーどうした?何でこのごろ会えない?

渡辺ー・・。

目黒ー翔太くん、起きて。




ソファで、目黒は渡辺の手を握る。

手をそっと離し、顔を覆う渡辺。

ホントに泣きたくないのに。涙が出てくる。




目黒ー俺、なんかした?

渡辺ーんっ〜んっ。

目黒ーなら、何で?

渡辺ーあの、その、あの、えっと・・

目黒ー深呼吸して?

渡辺ーふぅ〜。

目黒ーゆっくりでいいから、教えて?




渡辺は、ブランケットに包まり、ソファに突っ伏してしまった。

小さく泣き声がする。




目黒ー急がないから、でも、ちゃんと教えて?




静寂の中、渡辺の小さな泣き声だけが聞こえる。

目黒は黙って待っている。




渡辺ー俺、変わった。自分で分かる。男なのに・・。

目黒ーなのに?

渡辺ー目黒に愛されて悦んでる。

目黒ーだめなの?

渡辺ー変じゃない?

目黒ー可愛いだけなんだけど。

渡辺ー可愛くない、あんなになっちゃう自分がいや。

目黒ー愛されてる、翔太くんは綺麗だった。

渡辺ー違う、俺、あんな恥ずかしいこと、平気でする、はしたない。

目黒ー何が1番嫌なの?

渡辺ーはしたない。

目黒ー・・。

渡辺ー愛されて嬉しいし、もっと2人でいたいし。でも、あんな風になる自分が、はしたなくて、ごめんなさい。




泣いている。目黒はそっと抱き寄せるが、逃げていく。ソファの端でブランケットを掴み首を振る。

謝る必要なんてないのに。

愛し合っただけなのに。




目黒ー翔太くんは、はしたなくない。愛し合っただけ。

渡辺ーんっ〜んっ。

目黒ー翔太くん・・。

渡辺ーごめんなさい。あんな自分は嫌い。

目黒ーそんなこと言ってなかった。

渡辺ー日が経つにつれて、そう思うようになって。




ポロポロ泣きながら、自分のことを嫌いと言う。

愛されて、気持ち良かったのに、悦んではしたないと泣く。

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