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#ご本人様には関係ありません
佐野勇斗(27) 塾長
吉田仁人(20)塾講師
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俺は佐野勇斗。
市内の個別指導の塾の塾長だ。
実は、塾の生徒には知られていない隠し事が俺にはある。
それは… 同じ塾講師の吉田仁人と付き合っていること。
よく、中学2、3年生くらいの生徒に「彼女居る?」や、「絶対この後彼女とデートだ!笑」と言われることが多い。
その時はその時で対応しているが、
「男と付き合ってる」なんて言ったりバレたりしたら、絶対引かれるか冷やかしてくるに違いない。
でも…塾では仁人と関わる事は控える、そんなこと出来やしない。
だって、仁人が教えている所を見て惹かれたのだから。
︰
遡ること約1年前。
俺は、26にして新しく塾長になった。
まじか…って最初は思っていたが、意外と楽しかった。
そんな時、新しい先生が入ってきた。
吉「吉田仁人です。 今日からよろしくお願いします。」
あ、すごい真面目そう…。
最初はこのくらいのイメージだった。
だけど、そこからちょっと経った日。
吉田先生の教えている所を見に行って、少し聞いてみた。
…教え方、俺より上手くね?
ちゃんと分かりやすく紙にまとめたり…生徒の苦手な所をどうすれば克服できるか…とか、そういうのを教えていた。
凄いな〜。 絶対生徒の人気も高いよね。 顔も良いし。
ここくらいから、吉田先生の事を気になり始めたかな。
会話を増やしたり…連絡先交換したり…。
それで、吉田先生もすごい俺と親しくしてくれたな。
笑顔が素敵。
話しやすい。
教え方が上手。
顔が俳優並に良い。
運動が苦手なの可愛い。
俺の話をしっかり聞いてくれる。
気づいたら、思っていたより吉田先生のことを考えていた。
︰
とある授業中。
また、一通りやる事を終えたら、吉田先生の所を見に行った。
いつもなら気づいて笑顔で会釈をしてくれるのに、今日は…勉強以外の話で盛り上がっているようだった。
生徒1「先生彼女居ますかー?笑」
生徒2「お前何質問してんだよ笑笑」
そんな生徒の声が聞こえてきて、ちょっと焦った。
吉田先生にそんなこと聞かないで…?って、なぜか思ってしまった。
でも、俺も気になってはいた。
だから、少し耳を立てた。
そしたら、意外な返事が返ってきた。
吉「んー、好きな人は居るよ。」
生徒1「ええ!?笑 誰!? 私知ってる??」
吉「しー! ……あ、佐野先生……? どうしたんですか、そんな顔して…。」
別に好きな人が居ても何もおかしくないのに、俺はびっくりしてしまい、目がガン開きになっていた。
生徒2「え、塾長もしかして話聞いてた系?笑」
「…ごめん笑」
生徒「しぬ笑笑」
吉田先生…ごめん…!!
そう心の中で思いながら、吉田先生を見ると、顔が赤くなっていた。
俺に聞かれたくなかったのかな…。でも可愛いな、照れてるところ。
そんなこんなで授業が終わる時間になってしまった。
生徒が帰ったあと、俺は少し片付けたり、明日の準備をした。
︰
家に帰ってから。
吉田先生から1件、連絡が来た。
『あの、話したいことがあって。 明日の朝、会えませんか? 〇〇駅前の公園で待ってます』
これは、仁人からの初めてのお誘いだった。
なんだろ…なんだろ…この塾、合わなかったとか…?
って不安になりながら寝たから、案の定寝坊した。
なんとか間に合ったけど…あれ、吉田先生どこだ?
あ、居た…って思ったらブランコしてた…。
20歳前後の男がブランコしてるのって、普通は痛いかもしれないけど、吉田先生は違った。
寧ろ可愛かった。
吉「あっ…ごめんなさい…久しぶりにブランコしてみたくなっちゃって…」
理由可愛っ!!
「全然笑 …で、話って、何…?」
吉「あ…えっと… … 俺、佐野先生の事、好き…なんです。 あっ返事は大丈夫ですっ💦 これだけ伝えたかっただけなので…。… ごめんなさい、俺、男なのに。」
男なのに
これは言って欲しくなかったな。 恋に性別は関係ないじゃん。
…多分、俺も吉田先生と付き合いたかったし。
「…俺と付き合いたくないの?…好きなのに?」
ちょっとずるいことを言ってみた。
吉「へぇっ? …い、、いや…だって、佐野先生…彼女居そうでしたし…💦」
「俺、彼女居ないし笑 …で、付き合いたくないの?俺は、付き合いたいんけど?」
そう言った瞬間、吉田先生は顔を赤くしながら俺に抱きついてきた。
吉「…付き合いたいに、決まってるじゃないですか…//」
どんな表情しているかは分かんなかったけど、弱々しい声で言ってる吉田先生が可愛くて、つい口を滑らせてしまった。
「可愛い…」
吉「や、やめてください…//」
「笑 …ねぇ、ずっとこのまま…?」
吉「……家行きたいです」
「じゃあ塾も一緒に行くか笑」
吉「はいっ//」
これで、俺は無事に仁人と付き合えた。
最初は吉田先生呼びだったけど、段々と俺が耐えられなくなり、仁人 呼びになった。
仁人 って初めて呼んだ時、めちゃくちゃ照れてたな笑
これからもずっと、そんな仁人の事が好きです。好きでいます。
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𝑒𝑛𝑑
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