今日はさもさんとの初めてのデート!
この前はさもさんが風邪を引いて行けなかったからな…さもさんめっちゃ悲しそうにしてたし、今日は絶対に楽しませる!
「……………さもさんと、デート…」
ぽつりと呟く。
改めてさもさんとデートをするということに、今更恥ずかしくなってきた。
えーいやさ…だってさもさん可愛すぎるじゃん、いっつも可愛い笑顔見せてきてさ、毎日心臓止まるんじゃないかって思うんだよね。
だからデートなんてして、俺心臓持つかな…
「……………あ〜もう!考えてても仕方ない!とにかく準備終わったし行こう!」
俺は部屋を出てさもさんの部屋に向かった。
さーてさもさんは準備終わってるかな…
「さもさーん、入っていい?」
「う、うん…いいよ」
部屋に入って、俺は思考がフリーズした。
だって…さもさんがいつもとは違う服を来てたから!
いつもは鮭のパーカーだけど、今日は水色のシャツを着てる。
めっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ可愛い…しかもちょっと顔赤いし…照れてるのかな…
「…ど、どう凸さん?変じゃない?」
「…………………」
「凸さん?」
「ハッ!ご、ごめんさもさん…さもさんがあまりにも可愛すぎて思考が止まった…」
「ぇ…?///」
俺の言葉に、さもさんの顔がますます赤くなる。
付き合ってしばらくしてわかったことがある。
実はさもさんは…強気に来られると照れる!
普段はさもさんの方から強気にくるけど、俺が強気に行くとめっちゃ顔を赤くするんだよな…可愛すぎる…
「〜〜〜〜は、早く行こ!///」
「うん!」
さもさんは恥ずかしくなったのを誤魔化すように会話を切った。
そんなところも可愛すぎる…
「着いたー!」
水族館に着き、俺は少し大声で言う。
「いやあ…疲れた…」
「まだ水族館に着いただけだよ!?」
「長時間バスに乗るだけでも案外疲れるんだよ?」
「…凸さんなんだかおじさんみたい。」
「ちょっと!?さもさんまでおじさんって言わないで!?」
「あ、他の人にも言われてるの?」
そう…さもさんの言うとおりニグさんとうたちゃんにもおじさんと言われている…しかも『知らないおじさん』
「…えっと、入ろっか」
俺を慰めるようにさもさんが明るく振る舞ってくれる。
うう…優しすぎる…何この天使…
「わあ…綺麗…」
少し室内が暗いからか、明るい水槽がより綺麗に見える。
「ほんと綺麗だな…」
「あ、あの魚可愛い」
…
「さもさん」
「?」
俺はさもさんの口にキスする。
「………は///」
「さもさんの方がもっと可愛い」
「!?!?!?!?///」
「…///」
やっべ意外と恥ずい…
「…ここ、外…///」
さもさんがぼそっと恥ずかしそうに言う。
「ちょっと暗いしバレないかなと…」
少し声を低くして言う。
「………じゃあこうする」
そう言うとさもさんは俺に抱きついてきた。
「!??!?ちょ、さもさん」
「凸さん好き、大好き」
いくら少し暗いからって、抱きついたら周りにバレる!
〈お似合いだね〜〉
〈ラブラブだなあ…〉
「………///」
ほらー!なんか微笑ましく見られてるんだけど!
「………さも、さん」
「…むう」
あ…これ…仕返しだ…
…まあ、いいかあ
俺は少しむすっとしてて、顔がまだ少し赤いさもさんの頭を優しく撫でた。
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