テラーノベル
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放オリ軸
とある日の部室にて
『なぁ〜リト〜?』
「どしたー?マナ」
『俺さ、好きな子できてん』
「…まじ?」
『大マジ』
「誰〜!?!?マナの好きな子〜!」
『しっ!!声がデカいわ!!』
『その子の事は告るまで秘密、せやけど…』
「だけど?」
『リトに一個お願いしたいことがあんねん!!』
「俺ぇ!?」
『そ!!告白の練習台になってくれへん!?』
「なwんwでwだwよw」
『流石に緊張すんねんて!!頼む!!アイス奢ったるから!!』
「…ハーゲンダッツな?」
『勿論』
そう約束を交わし、その日は解散となった
「何で引き受けちまったかなぁ…」
俺はマナが好きだ。よく笑うところやよく食べるところ、話がうまいところ、などなど、上げ始めたらキリがないほど好きなところが多い。
最近やけにマナがソワソワし始めたと思ったら、好きな奴が出来ていたらしい
正直、教えて貰った時は心から喜べなかった。友達なのに、ちゃんと応援できる気がしなかった。
これが恋だと気付いてからは、俺が男であることを恨んだ。きっと俺が可愛い女の子だったら、まだチャンスはあっただろう
「んなこと言っても何も変んねぇのに」
誰もいない帰り道に、ぶつける様にそう呟いた
その日からマナの告白の練習が始まった
『す…好きです!!付き合ってください!!』
「全然自信感じられないよー!!もっと堂々と言え!!」
『きっ…厳しい…』
俺を好きな子と見立てて必死に想いを伝える姿も可愛くて、また好きになってしまう。
早く諦めないと…苦しいのは俺なのに
『っはー!!今日もありがと!!段々自信ついてきたわ!!』
「そりゃどーも。頑張れよ〜」
『おん!!ほなまた!!』
元気に走り去る彼の背中を見て、俺の心に必死に蓋をした。
あれから数ヶ月後、部室でいつもの様にマナとべしゃっていると、マナは何かを決心したように口を開いた
『決めた。俺、明日告るわ』
覚悟を決めた顔、とでも言うのだろうか。
普段のふにゃけた顔とは違い、ちゃんと決断した男の顔だった
「お。ついにか」
顔に出さないように、本心を心に閉じ込め笑顔を作った。
フラれたら慰めてやろう。そしてあわよくば俺の気持ちも伝えてしまおう。そんな叶わない願いを飲み込み、マナの背中を押した
「頑張れよ!!」
『おう!!』
翌日の放課後、いつもの様に部室へ行き、椅子に腰掛けた。
今日は珍しくマナが居らず、きっと今頃告白をしているのだろうと察した
「相手…どんな子なんだろうな…」
頬杖をしていた手が自然と机へと流れ、そのままうつ伏せの姿勢になった。
すると、ガラッと部室のドアが開く音がしたので、そちらに目をやると、少し呼吸が荒いマナと目が合った。
「マナじゃん。どうだったよ」
内心フラれていろ、と思いながらマナに問いかけた。マナは一呼吸置いて答えた
『まだ告ってへん』
告ってないのに部室へ来たのか?何のために?理解が追いついていない行動に対して思考していると、マナが俺の目の前に来てピタリと止まった
『俺の告白は今からやから。』
マナはそう言うと、服の裾をぎゅっと握りながら
『俺、リトの事が好きやねん…//せやから…その…//付き合って…ください…//』
と言葉を発し、少し手を震わせながら前に出した。
俺は出された手をゆっくりと握り、そのまま恋人繋ぎをし、机に押し倒した
『んぇっ!?//』
可愛い顔をしながら困惑するマナにキスを落とし、俺も想いを伝えた
「俺もマナが好き。だから今すっげえ嬉しいの」
「だからこれからは恋人としてよろしくな?」
『んっ…//はっ…// 』
あれから数分、同じ体制のままキスをしたり、体を触ったりした
『リトっ…//んっ// 』
キスだけでこんなにトロトロになってるマナが可愛くて仕方なくて、とてもいじめたくなる。マナの小さい体が壊れないよう、ゆっくり長くキスをした
「可愛いな…マナ…」
『やぅっ…//』
耳元で愛を語ってみれば可愛らしく鳴くマナが愛おしてくてたまらない。
だがそろそろ外も暗くなってしまう、ギリギリの理性を何とか保ち、帰宅する準備をした
マナはと言うと、まだ顔が真っ赤で体に力が入らず、苦戦しているようだった
『俺…てっきりフラれると思ってたわ』
西日に照らされながマナは呟いた
「フルわけねーじゃん。俺も好きなんだし」
『両思いやなんて思うわけないやん!!』
「まぁまぁそんな怒るなって笑」
『………あんさ。リト』
少し間を置いてマナが話し始めた
『うち誰も居らんからさ…その…』
なんとなく、マナが言わんとしていることはわかった。だから俺はマナを姫抱きし、マナの家へと向かった
『話がはやくて助かるわ…// 』
なんて照れながら言うもんだから、俺の俺を抑えるので必死だったのはひみとぅ
『あ゛っ♡♡、りとぉっ゛♡』
「気持ちなっ…,マナ?」
『きもちぃ゛っ♡ん゛ぁ゛っ♡♡//』
『ィ゛っちゃ゛♡♡、っ゛〜〜♡♡♡』
「締めんなっ…、出すぞっ…」
『ん゛ぅ゛っ♡はぅっ゛♡♡、りとのあったかぃっ゛♡♡』
「あんま煽んなよ…マナ」
『ゃ゛っ゛!?♡♡、イ゛ったばっかぁ゛っ♡♡』
その日は今の所の人生で一番、激しく愛し合った夜だった。
「明日休みで良かったぁ…」
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コメント
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🌩 🦒🐝🤣大好物なので書いてくれて嬉しいです!!!今回もニヤニヤしながら読ませて頂きました😏