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(尚也)「なんで今更、想?」
(湊斗)「別に·····なんとなく思い出して」
(圭介)「ほっとけよ、古賀センの送別会すら来なかったやつ」
(尚也)「てかさ、推薦で大学行っといてサッカー部辞めるとかある? なくない?」
(圭介)「高校ん時あんなクソ真面目だったんにな」
(湊斗)「(何も言い返せず)·····」
拓実、ふと顔を上げる。
(圭介)「あ、起きた。おはよ」
(湊斗)「拓実知らない? 想の連絡先」
(拓実)「·····いいじゃん、別に。湊斗ラッキーじゃん」
(湊斗)「·····」
(拓実)「想がいたら、青羽さん、お前と付き合ってなくない?」
圭介と尚也、拓実を小突く。
何も言い返せない湊斗。
拓実、悪気なく続けて、
(拓実)「再会とかされたら·····(鼻で笑って)ねぇ? やばいでしょ普通に」
(湊斗)「(笑って)たしかに」
(圭介・尚也)「·····(湊斗を見る)」
湊斗、「うんうん」と自分を納得させて、
(湊斗)「たしかに、再会されんのは困る」
(真子)「あるかもねぇ、再会」
(紬)「元気にしてんのかな·····」
(真子)「会って話せば? もう時効でしょ。見かけたとこで待ち伏せすれば会えんじゃん?」
(紬)「·····約束しなくても?」
(真子)「今日、約束してたわけじゃないでしょ?」
(紬)「·····」
店を出る湊斗、拓実、圭介、尚也。
先を行く圭介と尚也。
考え事をしながらゆっくり歩く湊斗。
拓実、少し酔いが醒めて、悪かったと思い、
(拓実)「ごめん。怒った?」
(湊斗)「(笑って)怒んないよ」
(拓実)「怒んないよなぁ、湊斗」
(湊斗)「·····(空を見上げて)晴れてる」
(拓実)「(空を見上げて)は?」