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#架空の病気
えれめんたる
15
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#選択次第
えれめんたる
654
#心のSOS
15年前の今日、俺たちはタイムカプセルを埋めた。
それが…まさかこんなことになるなんて、誰が思っただろうか……
瑛二
「あらすじお疲れ様」
祐介
「あらすじっていうな」
翔太郎
「だとしたら短すぎる」
祐介
「…で?どうするよ。こいつら」
俺が指したその先には、3人の子供がいた。そう、具体的に言えば15年前の、小学5年生の…俺たちだ。
祐介(小)
「だっ…誰だお前ら!」
翔太郎(小)
「というか、どこだよここ…」
瑛二(小)
「ドッキリ…じゃないよな」
俺は頭を抱えた。タイムスリップなんて信じたくないのに、こうも目の前に現れると、信じざるを得ないからだ。
瑛二
「完全に俺たちだよな。しかも小学生の」
翔太郎
「冗談キツイって…なんで一回りも二回りも小さい俺を見なきゃいけないんだよ」
瑛二
「まあまあ…そういうなって。一応俺たちだろ?」
祐介(小)
「さっきから俺たち俺たちって…まさか……お前たちは俺たちなのか!?」
瑛二
「そうだ!俺たちはお前たちでお前たちは俺たちだ!」
瑛二(小)
「つまり…俺たちは俺たちだけどお前たちも俺たちでお前たちからしたら俺たちも俺たち…」
祐介
「この状況で遊ぶなよお前ら…」
瑛二
「すまんつい…」
瑛二(小)
「楽しくて…」
……気が合いそうだなこいつら。…いや、合うのか、自分たちだもんな。
翔太郎
「にしても…信じられないなー俺がちっちゃいや」
翔太郎(小)
「…な、なあ」
翔太郎
「あ?なんだ?」
翔太郎(小)
「未来って…どうなってるんだ?」
翔太郎
「未来ぃ?…例えばどんなが聞きたいの」
祐介
「今の戦隊!スーパーヒーロータイム!新しいヒーローって何!」
そういえば…俺って特撮好きだったな………あ、でも…戦隊は…
翔太郎
「戦隊なら終わったぞ」
祐介(小)
「………終わった…世界の終わりだ…」
瑛二(小)
「元気出せよ祐介…でも、終わったのは驚いたな……」
翔太郎(小)
「ゲーム!今のゲームは?」
瑛二(小)
「お前この流れでよく聞けるな」
瑛二
「妖怪ウォッチはオワコンになった」
翔太郎(小)
「嘘…だろ……」
瑛二(小)
「……俺は何も聞かないからな」
瑛二
「ちなみにでんぢゃらすじーさんはまだやってる」
瑛二(小)
「やってんの!?」
翔太郎
「あれはまあ…不死身だしな…」
祐介
「マジでなんの話だよ」
祐介(小)
「俺の…俺のキョウリュウジャーが…」
祐介
「お前は早く立ち直れよ」
祐介(小)
「クソっ…」
…なんか、正直、過去の自分と会ってわくわくしてたけど…こんな会話でいいのかな
瑛二
「…というか、割とマジでこいつらどうするよ」
翔太郎
「だよな。どうやって過去に返すかよ」
翔太郎(小)
「俺は3DSさえあればどこでも生きていける」
翔太郎
「ねえよ3DS」
瑛二(小)
「なっ…!俺のドラゴンボールヒーローズ!」
祐介(小)
「顔シューティング!」
翔太郎(小)
「ゲームの名前は知らないけど付属のカードをスキャンして釣りとかお絵描きができるよくわかんないミニゲームの集まり!」
瑛二
「ない」
…こいつ性格悪いな。そして小学生の俺たちは本当に遊びしかしてないな…
翔太郎
「懐かしいー」
祐介(小)
「…もういいよ!帰る!俺たちこれからタイムカプセル埋めに行くんだよ!」
『タイムカプセル』という言葉を聞き、思わず驚きの声を上げた。
祐介
「お前らもタイムカプセル?…あ、いや、そうなるのか」
瑛二
「俺たちも開けるところだったんだよね」
瑛二(小)
「開けたら過去に帰れる気がする」
翔太郎(小)
「そうなの?」
瑛二(小)
「そういう話は多いからな」
祐介
「創作物かよ…」
瑛二
「まあいいや、さっさと開けちまおうぜ」
翔太郎
「スコップあるぜ」
祐介
「ナイス」
瑛二
「お前らも、手伝えよ」
瑛二(小)
「え……っ」
瑛二(小)
「だるい」
祐介(小)
「やだ」
翔太郎(小)
「金くれ」
瑛二
「お前らさあ……ほんっと俺たちそっくりだな」
瑛二(小)
「未来の俺たちもこんなもんなんだ…いい歳のくせに…」
翔太郎
「初めて瑛二を殴りたいと思った」
瑛二
「過去の俺だよな?間違っても今の俺じゃないよな?」
祐介
「はよ掘れ」
ガヤガヤしながら、俺たちはタイムカプセルを掘り出した。
瑛二
「さーて…開けるぞ」
ごくり。と唾を飲み込んだ。俺も、いや、誰も何を埋めたのか覚えてないし、小学生の俺たちも何を埋めるかはまだ決めてなかったらしい。
瑛二
「ほいっ!」
瑛二が思いっきり蓋を開けると、中には手紙が入っていた。
祐介
「………手紙?」
翔太郎
「しかも、綺麗に3通分…」
瑛二
「…もっと面白いもの入れておけよ」
瑛二(小)
「悪かったな」
祐介(小)
「てか俺たち、手紙埋めるんだな」
翔太郎(小)
「ネタバレ…」
祐介
「…読んでみていいか?」
瑛二
「いいだろ、開ける気で書いたんだし」
恐る恐る、俺は手紙を開いた。破かないように、慎重に。
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〜拝啓〜
未来の俺へ
仕事してるのかわからんけど、してたらすごいなー
俺は今、楽しいです。
友達もいて、遊びもあって、そっちはどうですか?
頑張って生きろよ。
祐介より
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祐介
「…浅っ」
祐介(小)
「いうなよ!手紙の内容!絶対!」
祐介
「言わねえよ……」
翔太郎
「…なんか、照れくさいな」
祐介
「お前、なんて書いてあった?」
翔太郎
「ん〜…秘密!」
祐介
「マジか〜」
翔太郎
「そういや、瑛二はどうだっ…」
ふと、視線を瑛二にやると……うずくまっていた。
瑛二
「俺の馬鹿…過去の俺の馬鹿………ドンピシャで俺の黒歴史全部抉るんじゃねえよ……!!」
瑛二(小)
「…未来の俺的には黒歴史なのか」
瑛二
「消せよ……っ」
瑛二(小)
「だが断る」
瑛二
「うぜぇ……」
祐介
「気になるな」
翔太郎
「ああ、気になる」
瑛二
「殺す」
祐介
「まだなんもしてねえよ!」
祐介(小)
「過去に帰ったら俺が聞いておくから、覚えておけよ」
祐介
「天才」
翔太郎(小)
「あ、あはは…」
翔太郎
「そういえば、過去には帰れそう?」
祐介(小)
「…っ!なんか、いける気がする!」
翔太郎
「ご都合展開」
瑛二(小)
「じゃあな、未来の俺たち」
瑛二
「クッソマジで……元気しとけよ」
翔太郎(小)
「新鮮だったねーじゃあね!」
翔太郎
「勉強しとけよー」
祐介(小)
「…なんかちょっと恥ずかしいけど、楽しめよ!」
祐介
「はいはい…って、何をだよ…」
そうして、なんだか本当に都合よく、小学生の俺たちは光に包まれていった。
音もなく、消え去った。まるで、初めから誰もいなかったかのように。
祐介
「…マジで消えた」
翔太郎
「戻れたんじゃない?」
瑛二
「…ま、なんとかなるだろ」
…それも、そうだな。
祐介
「適当だな〜」
瑛二
「なんでもいいだろ。俺たちだし」
翔太郎
「確かにな〜」
そうして、俺の、俺たちの不思議な体験は、幕を閉じた。
コメント
6件
えれめんたる先生はオリキャラ同士を会話させることも出来て、、なんというか器用ですよね!所々、色んなアニメとかゲームとかの要素入ってて、メスガキならぬ、、、オスガキ?を感じて面白かったです!
読み終わったよ〜!最初は「タイムスリップものか」って軽く構えてたんだけど、大人の自分と小学生の自分が一緒に騒ぐ感じがすごくリアルで面白かった😂「キョウリュウジャー終わった」のとこで小学生の祐介が「世界の終わり」って言うの、懐かしさと切なさが混ざって泣き笑いになりそうだったよ…笑 手紙の内容も、浅いとか黒歴史とか言い合いながらも、ちゃんと未来の自分を気にかけてるのが伝わってきて温かくなった🥀 えれめんたるさんのキャラ同士のゆるい掛け合い、すごく好きです🌙