毎日、おはようと挨拶して食事を共にしていってらっしゃい、おやすみと言う相手がいることに幸せを感じながら先生と過ごして1ヶ月が経った。
休みにゲームしたり、先生が見たいけど怖いというホラー映画を一緒に見たり、新しい料理に挑戦したりと楽しくて新鮮な毎日だった。
うまくやっていってると思うけどたまに先生がうっかり服を用意し忘れてお風呂上がりパンツだけの姿に遭遇するのだけは辞めてほしかった。
なんだか目のやり場に困るから。
ごめんねぇ、と言いながらも少ししたらまた忘れちゃった、と今度は本当の全裸で出てきた時はドキドキして、でもしっかりとその身体を見てしまって。
先生は背が高いのに骨格が華奢なのと元々白い肌をしていて、しかも濡れた金髪も色気があって···正直ヘンな気持ちになる。
しかも隣の部屋にいると思うと暫くそういう1人での行為も出来なくて、久しぶりに夜、先生が教員同士で食事にいくから遅くなるかも、と久しぶりに人の気配がない家でヘンな気持ちになるのも仕方ないなろう。
ズボンとパンツを少し下げて暗い部屋で水着のグラビアアイドルなんかの写真をスマホで見ながらあそこに手を伸ばして、 ふと金髪でグラビアアイドルにしてはそこまで胸の大きくない、けど笑顔が可愛い子の写真に指が止まる。
なんとなくその髪色と笑顔で先生を重ねてしまって···いけない、と思いながら手を動かして行為を続ける。
「···っ、はぁ」
暫くしてなかったからか、あっと言う間に限界が来てイきそうになる。
(若井くん、若井くん?)
妄想の中で先生が俺を呼ぶ。
なんで裸なの?
そんな格好してたら俺···。
(いいよ、好きにして)
「ぅ゙っ···」
ドクドク、と出るのをティッシュで受け止めてズボンを引き上げた。
なんで、なんであいつのことなんか思って···!自己嫌悪を感じながらベッド横になっていると玄関が開くとただいまぁ、といつも通りのんびりとした声が聞こえた。
布団をたぐり寄せて目を瞑って静かに耳を澄ます。
荷物を置いて、手を洗って···小さくノックの音が聞こえる。
「若井くん、ただいま···あ、寝ちゃってる···」
さっきまでの行為が恥ずかしくて思わずそのまま眠ったフリを続ける。
「おやすみ···」
静かに俺の側に寄ってきたらしく近くで声がして、微かにお酒と煙草が交じったような匂いがした。
俺の家では飲まないけど、本当は気を使ってただけで実は飲むんだろうか···そんな風に考えている俺の髪を柔らかい手が撫でていく感触がした。
「また明日ね」
そのあと先生は静かにドアを閉めて出て行った。
バクバクと心臓の音がうるさい。
優しい声も。
大人っぽい匂いも。
柔らかい手も。
その全てに心がきゅっとなる。
なんか変だ、俺。
あいつと俺は ただの先生と生徒で。
偶然助けてもらってその代わりに助けだけ。
ただそれだけ···、それだけだ。
それ以上何も考えたくなくて布団に潜り込んでいるといつしか俺は本当に眠っていた。
コメント
9件
パンイチならまだしも、高校生相手に全裸でウロチョロするのは、教師としてどうなの?w
藤澤さんが裸で部屋をウロつくのは、若井さんをまだ意識していないとは言え、かなり無防備すぎません?若井さんの理性ってどこまで持つのやら😓
先生、お風呂上がりに裸でウロウロなんて青少年には目に毒すぎます🫣💘 ドキドキしながらしっかり見ちゃって思い出しちゃう若井くん💗これからどうなるのか楽しみです🥰