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-職場の飲み会にて-
『』 YOU
「」 WEST.
【】その他
重岡大毅 (同期)
【良いじゃん 連絡先ぐらい〜笑】
『ごめんなさい… 遠慮しときます…』
【なんでだよぉ…笑】
お酒が入った先輩に迫られる〇〇
嫌と言っても離してくれません
すると…
「何しとん?」
真剣な顔をした重岡くんが
【何って… 〇〇ちゃんが連絡先交換してくれねぇんだよ 笑 つれねぇなぁ…笑 】
「あ〜 すんません」
「言ってませんでしたっけ?」
【何がだよ?笑】
「俺、こいつと付き合ってるんで」
そう言い肩を組む
【だから何だよ 連絡先ぐらい良いじゃん?笑】
1歩も引かない先輩
すると重岡くん
「いくら先輩やからと言って〇〇傷付けたら容赦しませんよ」
強気で先輩を睨む
すると…
【あぁ…わぁかったよ…】
先輩が去っていった
『大毅ごめん…』
「怪我ないか?」
『何も無い 大丈夫』
「ならええけど…」
「てかもう俺から離れんで…」
ぼそっと呟きました
『え?』
〇〇ちゃん聞こえなかったみたいで聞き返します
そして重岡くん
頭を掻き目を見て言います
「…もう俺から離れんな」
桐山照史 (先輩)
「皆さん1年お疲れ様でした!」
「かんぱーい!」
【かんぱーい!!】
今日は会社の忘年会です
お酒を飲み、ご飯を食べ、来年に繋げましょうという事
照史くんは、口が上手いというのもあり、司会などを任されています。
私はなーんにもないただの参加者です
ただの参加者はボーッとお酒を飲みます
『…』
「〇〇」
トントン
『ん…?』
「酒 無理せんといてな」
元々お酒が強くない〇〇ちゃん
照史くんからちゃんと忠告を受けました
なので1杯飲み、後はソフトドリンクを…
しかし…
【〇〇さん飲んでないね…笑】
【そっと酒に変えとこうぜ笑】
先輩、同僚からのおふざけの標的になってしまいました
ゴクッ
『あれ…』
『お酒の味がする…』
『なんで…』
疑問に思っていると
【〇〇飲んでるかぁ!】
【はいグイグイグイ!!】
コールで飲酒を催促される
断れない性格の〇〇ちゃん
飲んでしまいました
『やばい…』
『フラフラする…』
『ちょっと…お手洗い…』
フラフラな足取りでトイレへ向かう
ヨロ…ヨロ…
ヨロッ…
力が抜け倒れそうになった
ギュッ
『ん…』
「大丈夫か?」
後ろから支えられる
『あっ…くん…』
「_____と_____やんな?」
「酒飲ませたん」
『…』
「はぁ…」
「なんで〇〇が…」
『大丈夫… 私…』
「アカン」
「俺支えるからはよトイレ行こ」
共用のトイレスペースに入る
『…ゴホッ、、ゴホッ』
「もう全部出し?」
トントン
優しく背中をさすってくれる照史くん
『ごめ…ん』
「謝る必要ない」
「ほら水飲み」
用意周到で流石です
『あっ…くん…』
「ん?」
『色々…任されてるやろ…?』
『早く戻った方が…』
「…ううん」
「正直こんなんやりたなかった」
『えっ…』
「飲むんやったら〇〇とサシが良かったし」
「こうなるかなって…」
「薄々感じとった」
悲しそうな顔をする
「〇〇と2人きりになりたかったし」
「いいタイミングや」
『…そっか、、』
「落ち着いたら荷物持って外出とって?」
「諸々やって俺も出るし」
『でも…』
「俺はお前と一緒がええ」
「こんな飲み会より…」
『…わかった、、』
「…ニコッ」
微笑み頭をポンポンする
『よいしょ…』
荷物を持ち外に出ようとする
【え、〇〇さん帰るん?】
【まだ飲もうぜぇ?】
さっきお酒に変えた社員が絡んでくる
すると
「_____、_____ちょっとええか?」
照史くんがその社員を呼び出した
「〇〇出とってええから」
『わかった…』
〇〇ちゃんはお店を出ました
少し気になり覗いて聞き耳を立てる
「お前らさぁ」
「〇〇の飲み物、酒に変えたやろ?」
【…はい、、】
【飲んでないなって思って…】
「飲んでないじゃない」
「飲めへんのや」
「用量間違ったら死ぬ飲み物やぞ?」
「そこらへん分かってんのか?」
【はい…】
「彼女やからとか」
「そんなの関係なく危ないから俺は注意しとる」
「こんなんが続くんやったら飲み会なんかせぇへんからな」
【はい…】
【すみませんでした…】
「今日は〇〇潰れてるからええけど」
「出社した時の行動は分かるやろ?」
【はい…】
「じゃあ俺帰るから」
こっぴどく社員を叱り、照史くんも店を出ました
「お待たせ」
「帰ろか」
『うん…』
『…あっくん家行きたい』
「俺はずっとそのつもりやったで笑」
『やったぁ…』
「可愛いやっちゃなぁ笑」
凄く優しく、時には厳しい照史くん
大きく暖かい手で肩を抱かれ
ゆっくり家に向かいました
中間淳太 (先輩)
「〇〇大丈夫か…ほんま…?」
『大丈夫…』
私は見てみたいものがあった
それは…
彼氏である淳太くんの酔った所
元々お酒が強い淳太くん
それプラス、人前では酔わないという
だから見てみたくなった
けど淳太くんが酔う前に私がダウンしそうだ…
『まだ…大丈夫やで…?』
「もうやめとき…?」
淳太くんから止められ、周りの人からも止められている
「飲みすぎてもいい事ないで?」
『だって…っ』
思わず言ってしまいそうになったが我に返り口を閉じた
でも問いかけられる
「だって?」
『なんもない…』
「なんも無い訳ないやろ?」
「なんか言いかけてたやん」
『ほんまなんもない…!』
思わず声を荒らげる
「もう…」
ため息をつかれる
嫌われたと思い謝ろうとした
すると
「〇〇ちょっと外行こ」
『ん…』
手を引かれ店の外に出た
「〇〇さぁ…」
「ほんま今日おかしいで?」
『 … 』
「普段そんな飲まんやん?」
『 … 』
何も言えず黙ってしまう
「不安にさせてた?」
「ストレス溜まっとった?」
「それやったらほんまごめん…」
悲しそうな顔をされ謝られる
『いやっ… 違う…』
「なに?」
『淳太くんの…』
「うん」
『酔った所が見たかった…』
「え…?」
『いつもと違う淳太くんが…見たかった…』
「 … 」
『淳太くん…?』
「家帰ったらな…」
『…え?』
「家帰ったら見せたる」
「…男の俺を」
神山智洋 (同期)
-かんぱーい!!-
テレワークもOKな職場で働いてる〇〇ちゃん
久しぶりに会う方もいて盛り上がっています
机が2つ並んでいて 部署ごとに分かれている
『…チラッ』
隣の机を見ていると楽しそうに話している神山くんが
〇〇ちゃんとは部署が違うのです
『 … 』
しゅんとした顔で少量ずつお酒を飲む〇〇ちゃん
すると…
【〇〇ちゃん大丈夫かぁ〜?笑】
もう既に出来上がってる先輩が
『…あ、、ふふっ… 大丈夫です 笑』
作った笑顔で返す
【よしっ…じゃあ席替えすっか!】
隣の机の人達がざわざわと席を変え始めた
『…どうしよっかな、、、』
『もう…帰ろっかなぁ…』
そう思っていた時
ギュッ
誰かが私の手を握った
『またダル絡みか…』
そう思い視線をそっちにする
すると
「どした?」
「大丈夫?」
優しい目で見つめてくる神山くんが
『…智くん、、、』
少し泣きそうな声で呼ぶ
「寂しかったな…」
頭を優しく撫で
「ずっと俺見られてんの気付いとったけどさ」
「中々来れんかった ごめん…」
『ううん…』
周りの先輩達がニヤニヤしながら私たちを見てる
私たちは何かあったらと周りに言ってなかった
「…もう言ってええよな?」
「皆もう察してるよな…?」
『…そうだね、、、』
そしてベストタイミングで聞かれた
【…なぁ、、、お前らって…】
「…おう」
「付き合っとんで」
【うわぁ!!】
周りが騒がしくなる
「…」
「逃げよっか」
『え…?』
そして部長にお金を渡し
「ごめんなさい 俺ら帰りますね」
【おう! お疲れ】
手を引かれ出入口で向かう
そして遠くから聞かれた
【これからすることするんか〜! 笑】
そして言った
「…うん」
「そやで」
微笑み店を出た
藤井流星 (同期)
『 … 』
〇〇ちゃん不機嫌です
その訳は…
【藤井先輩一緒に飲みましょ? ♡】
【藤井せんぱーい!】
「何何? 笑」
やっぱり人気な流星くん
本人も満更でもない顔です
『やっぱりああ言う女の子がいいんだな…』
ぼそっと呟き お酒を一気飲みする
すると…
【〇〇ちゃんは藤井のとこ行かんの?】
『え?』
【いや…藤井って誰にでも好かれるから 笑】
【マジで羨ましいわぁ…】
『私は結構です…!』
【おぉ…大丈夫か?笑】
〇〇ちゃん意地になってます
けど本当は寂しくて仕方ありません
『…私帰ります』
【え、もう帰っちゃうの?】
『眠たいんで』
何かと理由を付け店を出ようとする
すると…
「〇〇もう帰るーん?」
流星くんが遠くから問いかけます
『 … 』
〇〇ちゃん相当怒っていて全無視です
「なぁ〇〇聞いとん?」
目の前に立たれる
【藤井先輩はまだいますよねぇ? ♡】
【まだまだ飲みましょ? ♡】
後ろからは後輩たちの可愛い声が
『…のが…良いんでしょ…』
「え?」
『…ああ言う子達の方が好きなんでしょ…!』
「は?」
【え、…そういう関係? 笑】
「何言うとんや…?」
『いいよもう…』
『帰るから…』
無理やり店を出ようとするが
「ちょ…待てって…」
180cmの長身の体には勝てるはずありません
すると…
【先輩 〇〇さんなんか置いといて私と飲みましょ ♡】
後輩が言った一言
「は?」
「…〇〇…なんか?」
流星くんの目の色が変わった
『流星…?』
「俺は〇〇の事愛しとるんやぞ…?」
【えぇっ…!?】
後輩達からびっくりする声が響く
『流星…飲みすぎ…』
『はよ帰った方がええよ…?』
呆れる〇〇ちゃん
すると
グイッ
突然頭を掴まれ
チュッ
舌をねじ込まれる
『んっ…っ、、』
「ん…むっ…んむ、、、…」
『ん…む…、、』
離そうも離せない力強い手
唇の感触と共にすすり泣く声が聞こえる
『…ん、、ん…む』
「 … 」
『流星…酒臭い…』
「ごめん」
『私帰るから、後輩ちゃんのメンタルケアちゃんとしてよ?』
「…わかった」
『では、お疲れ様でした』
【お、おつかれ…笑】
「あ、ちょっと待って」
『ん?』
「今日家行くから」
濵田崇裕 (先輩)
ゴクゴク
『おいし…』
元々お酒が強い私は、色んなカクテルなどを嗜みます。
すると…
「〇っ〇さーん? 笑」
『濵田さん?』
「となりーええか?」
『いいですけど… 酔ってますね…?』
「いやぁ… なんか楽しいわ今日 笑」
ほろ酔い状態の濵田さんが話しかけてきた
『良かったですね? 笑』
「〇〇さんは酒強いねんなぁ 笑」
『そうなんですよ』
『濵田さんは弱いんですね』
「そやねん」
「普段も全然飲まへんしなぁ」
『潰れない程度にしてくださいね?笑』
「わかってるって!笑」
「でも潰れたら〇〇さんお願いなぁ?笑」
『嫌です!』
2人で笑い合う
新卒でここに入社した私
右も左も分からない時に支えてくれたのは濵田さんだったなぁ
しばらくして…
【だめだ!】
【濵田さん完全酔ってる!】
御手洗を済ませ戻ってくると
「Zzz…」
濵田さんは夢の中
『あかんやん…』
ぽつりと呟いた
【誰か家知ってる人!】
シ-ン
これは一大事です
すると
「だーいじょうぶー」
「ちゃんとかえりますぅ…」
言動から分かる
無理です。
【ダメですって!】
【お願いですから誰かと…】
「やったら〇〇さんとがええなぁ…」
『…え』
【〇〇ちゃん?】
「そぉーそぉー」
『あ、…えっ…と…』
成り行きで…
『…』
「涼しいなぁ…」
『そ、そうですね』
2人で帰る事に
普段しっかりしている濵田さん
こんなにフワフワしている所を見るのは初めてで
「ごめんなぁ…」
「いややんなぁ…」
『いやいや!』
『1人で帰って何かある方が大変ですから』
「…笑」
「〇〇ちゃんは優しいなぁ…」
突然 ちゃん付けで呼ぶ濵田さん
『濵田さん…?』
「なぁ…〇〇さん…」
『はい…?』
「…っ、、はぁ…」
「緊張するなぁ…」
『え?』
「いや…でも男やしズバッと言わなあかんよなぁ…」
『どういう…』
「俺さ…」
「ずっと〇〇ちゃんの事好きやった」
『え…?』
歩く足が止まる
「ずーっと頑張ってる」
「積極的に案 出してくれる」
「一生懸命な〇〇ちゃん見てたら」
「いつの間にか好きになってた」
横を見ると、ニコニコで話す濵田さんが
「酒の力無いと言えへんの」
「ほんま情けないなぁ…」
『あ、…え…、、』
言葉が詰まる
「返事はええ」
「言えたら十分やった」
「〇〇さんはもっといい相手見つけや」
笑いながら
でも少し悲しそうな顔で
「あ、もう着いたなぁ…」
「タクシー呼ぶからちょっと待っててなぁ」
いつの間にか濵田さんの家に着き、
私の為にタクシーを呼ぶ
「じゃあまた月曜日な」
『は…はい、、』
「気ぃつけて帰りや」
「今日はごめん」
そう言って私たちは別れた
-月曜日-
『おはようございます』
あれは酔っ払ってたから戯言を言っただけ
そう思うようにした
「おはよう〇〇さん」
元通りの濵田さん
昼休みになり
「〇〇さんちょっといい?」
濵田さんに呼び出された
『はい、なんでしょう?』
「先日の飲み会ほんまごめんな」
「勢いで告白もしてしまったし…」
頭を掻きながら恥ずかしそうに言う
『あれは…冗談ですよね…?』
一応聞いてみた
「え?」
「…冗談な訳ないやん」
「俺はいつも〇〇さんの事を思ってるで」
そして決心したように言う
「返事はええ言うたけど」
「こんな俺で良かったら」
「彼氏にして欲しい」
「あかんかな?」
小瀧望 (後輩)
【先輩! 飲みましょうよ!】
『あ、うん…笑』
可愛い可愛い後輩ちゃんに誘われお酒を飲む
それが長い時間続いた
「 … 」
望くんの存在も忘れてしまっていた
【じゃあお開きにしましょうか!】
飲み会も終わり支度が終わった人から店を出ていく
支払いや片付けがあり店を出るのが遅くなった〇〇ちゃん
店の扉を開けるともう誰もいませんでした
『ふう…』
ため息をつき外に出ると
ガシッ
突然腕を掴まれた
『ん?』
横を向くと
「〇〇さん…」
口をとんがらせて待ってた望くんが
『望…どした…? 寒いし帰りや?』
気遣うつもりで言っただけだった
「…」
『望?』
「…俺は先輩のなんなんですか?」
『え…?』
「せっかく先輩と飲めると思ったのに…」
『 … 』
『ごめん…』
「…寂しかったです、、、」
ギュッ
甘えるように抱きしめられる
『…本当にごめん』
「俺…ほんまに彼氏ですよね、、、?」
『…当たり前やで?』
『望は…私の彼氏…』
目を見て伝える
「…//」
『可愛いなぁ…望は…』
「子供扱いせんといて…」
身長は高いのに精神年齢は凄く子供な望くん
「…家行っていい、、、?」
『…良いけど、、、泊まる?』
「明日休みやんな…?」
「今日甘えれなかった分、全部補給します…」
『…いいよ』
OKを出すと、パッと明るく笑顔になる望くん
手を繋ぎ歩き出しました