テラーノベル
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二話だ!!
見終わったら20秒でもいいから外とか遠いところ見て目休めてね!
次は何を食べるのかと夢中になっていた、
イタリア王国は次に小松菜に手を伸ばし
小さな手でちぎって食べ始めた。苦味を減らす処理をしたが、少し苦かったようで食べるスピードが多少落ちている気がする。
『なち…?…ぃらな、ぃ…これ、』
申し訳ないと言うような顔に少し涙が滲んでいた。まぁ苦くて食べずらいのは当たり前だろう、うさぎの味覚は人の約2倍。
俺は小松菜を食べさせるのを辞め、少しだけ盛ったパスタを置いてみた。
すると今にも泣きそうだった顔が少しずつ明るくなり、器用に咀嚼を始めた。
『ゆっくり食え、喉に詰まったらどうする』
そう言ってもイタリア王国は美味しそうに頬張るだけ。
元々動物が昔から好きだったせいか、またはその他か、枢軸を裏切った実質敵国の事を少し愛らしいと思ってしまった感情を静かに無視した。
『口、付いてるからこっち向け』
そう言うと素直にこちらを向いてくれた。
『んむ、』
柔らかい口元を優しく拭うと、眠たそうに目を細めていた。物凄くコイツの世話は面倒だが簡易的な寝床を作ってやった、床の冷気が上がってこないようにブランケットを敷き、体温調節がしやすいように薄めのタオルを掛けて寝かせた。そろそろ来客が来る時間帯だ。
『来てやったから喜べ、クソファシスト〜w』
ネチネチと嫌味を零しながら扉を開けるフランス、すぐ帰ってくれたらいいが長居して嫌味をぶつけてくるので正直四肢の一つでも引きちぎって戦車で引き摺ってやりたいが。
『…書類なら机に置いておけ、茶は出さねぇからさっさと失せろ』
『へいへーい、ん?あれ、wお前って動物飼ってたっけぇ?』
『ブロンディなら2階のはずだが。』
愛犬のブロンディが1階に来てしまったかと思い、振り向くと最悪の光景が目に入る。
『うっわぁ!ウサギ?ちっせぇ〜w』
アイツがどこにいるか見えやすいソファーに置いたのが間違いだったか、フランスはイタリア王国にじりじりと近づき、今にも触ろうとするような距離だった。
相変わらず着眼点が意地汚ねぇなコイツ、
マジでどんな目してんだ潰してやろうか。
『へー、意外に可愛いじゃん?』
眠っていたイタリア王国を手で掴んで
ぷらぷらと揺らすフランス、揺すられた感覚に目を覚ましたイタリア王国は化け物でも見たかのような顔で泣きながら
逃げようと必死だった。
『あー!!これイタ王じゃねーの!?え、お前なんかした?ねぇw実験?サイコパスかよw』
『なんかあげて良いー?』
勝手にしてくれと思いながら頷いた。
興味があって見ているとフランスはイタリア王国を追いかけ回し、持っていた果物チップスなどを食べさせようとしたり、撫でようとしては逃げられたり、何故か猫じゃらしを振って逆に怖がらせたりでドタバタしていた。
『もうお前帰ってくれ…、 』
帰らせようとしても中々帰らない。
俺は無理やりドアに押しやって強制的に帰らせてやった。
『ノリ悪ぃ奴〜、』
30分も長居されてしまった、もっと早く帰らせておくべきだったな…
『ぃや…だった…、』
イタリア王国は怒った様子で俺に撫でて欲しいと言っているように擦り寄ってきた。仕方なく撫でているとふわふわの尻尾を振ってもっと甘えてきた、キリが無さそうだったがやさしく撫でる手を止めなかった。
次で終わらせるかも!ふたつ書くかもしれない!
コメント
11件
ナチのスパダリ具合に心臓爆死!!ゆったん天才!!!!!最高!!!!!!!!!!!
可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い可愛い
うふふふふふ🥰🥰フランスを怖がってる感じがちょーキュートでまじ可愛いんだけど🥰🥰ぽてぽてしてそう🥰最後の方擦り寄ってきたイタ王をちゃんと優しく撫でてあげるの神すぎて🥰🥰🥰