br視点
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バイト中ずっと気になってたことがあった
きんときの首の痣はなに!??
…あー、うんあれだね、キスマだ
よし、直接聞いてやろう
br 「ねね、そのキスマ誰の ?」
kn 「あぇ、 … シャークん」
そうだよな、シャークんじゃなきゃおかしいよな
br 「うわー!きんときに先越されたぁ」
「僕もNakamuといい感じだったのに~!」
br kn 「ぁ…、 」
僕のばかぁ!!何言ってんだよ、思いっきり口滑ってるじゃん!
kn 「Nakamuなんだ ~ !」
br 「… そうだよ!」
もう振り切ろう 前言撤回なんてできないレベルだ
kn 「ねぇ いつかダブルデートしようよ!」
きんときから発された言葉はあまりにも想定外だった、
br 「え、 」
まぁできるに決まっていることではあるだろう
だって 僕Nakamuが好きになってくれるまで諦めないから
br 「うん!」
「シャークんは長期休みとかはどうせ長い間こっちにいるだろうしね 笑」
kn視点
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kn 「確かに 笑」
相手のいないところでこんな約束を勝手にしてしまって 申し訳ないが シャークんなら許してくれるだろう
シャークんが引っ越すまであと3日
周りの皆も引っ越すことを知り始め シャークんと移動していると 知らない人とかが話しかけにくる
mb 「お前まじで引っ越すの!?」
shk 「うん、笑」
mb 「えー!」
「まぁゲームは引っ越した後でもできるからいいか〜」
俺のシャークんなんだけど っ!
最近はずっと俺が知らない人達と関わってばっかり、今まで話してなかったくせに
kn 「今日はいつもより一緒にいれなかった …」
shk 「ごめんって!」
kn 「…今日俺の家来れない、?」
shk 「いける」
kn 「今日学校で話せなかった分構ってもらうから」
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kn 「シャークんは俺のだってば!」
家でやっと2人きりになり 鬱憤を晴らすように大声で言う
傍から聞いたら重いかもしれないが 俺はこういう人間だということは昔から知っているだろう
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shk視点
いつも通り一緒にはいたが あまり話せなかった、
あまり どころか 全く に近しい程で嫉妬してしまうのも十分わかる
shk 「うぉ、っ」
急に抱きついてきたかと思えば 首筋に鬱血を残し始めた
kn 「ちゃんと見えるところにやったから 安心だね ? シャークん、」
shk 「あぁ、笑」
kn 「明日は昼休みになったら人気の少ないところに移動しよ」
shk 「そうしよう 、」
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朝 教室入る前の廊下でもめっちゃ話しかけられた
でも 皆即話を切り上げるのは 隣にいる奴の冷たすぎる視線が刺さるからだろう
kn 「早く行こ!」
shk 「じゃ、また~ 」
mb 「あ、あぁ 」
kn 「ボタン開けて、!」
「昨日のやつがほぼ隠れてる 」
shk 「これでいいの、? 」
そう聞くと満足気に頷き 手を引っ張って教室へと向かう
shk 「明日で最後なのやばい」
kn 「俺ほんとにぼっちになるんだけど…、」
shk 「Nakamuとかいるだろ 笑」
kn 「クラス違うも~ ん」
いつも通り雑談を交わしていると クラスの女子が話しかけてきた
mb 「ねぇねぇ シャークん、!」
「ちょっとだけお話したいんだけど 今いい、?」
背中に隠れている物が見えてしまった
それはきんときも同じだったみたいで 触れていた手を握ってきた
shk 「、なに?」
mb 「えっと ここじゃ言いづらいから中庭に出たいんだけど …」
あー、勘違いだったら失礼だな と思い聞いたけど勘違いじゃないっぽい
軽いゲーム仲間だと思って月に1、2回他の人も交えてゲームをしていた仲だった
俺はこいつに対して友達としか見ていなかったのに こいつからは好きな人として見られていたのか と思うと何か複雑なものがある
kn 「ねぇ それってさ、告白?」
shk 「ぇ”っ」
あまりにもド直球に聞くものだから焦った
mb 「バレちゃってた?笑」
「ここで言うのも恥ずかしいんだけど ずっと前から好きでした ! 」
やめてくれ、 周りの女子達の視線が怖いほど自分を抉ってくる
「付き合ってください!」
shk kn 「ごめん 無理」
mb 「ぁえ、?」
kn 「恋人持ちだよ こいつ」
shk 「あのゲームのメンツには言えて無かったけど この前彼女できたんだよね、…笑」
思わせぶりもしたくない、どうせだったらしっかりと断ってしまおうと思っていたら きんときもはっきりと言ってくれた
kn 「見てこれ、ちゃんとマークあるでしょ?」
mb 「ぇ 彼女さんって誰、?このキスマ誰につけられたの? …笑」
「だって どうせ引っ越しちゃうんでしょ? 遠距離恋愛するなら私の方がたくさん連絡も取れるし いつでも予定合わせるよ?笑」
本当にめんどくさい、こんな奴だと知っていたら一緒にゲームもしたりなんてしなかった
周りの女子は変わらずこちらに視線を向けてくる
mb 「私以上に趣味が合うような子いたの、っ?」
そこで泣かれたら俺が悪者になるじゃん
shk 「いや、…趣味とかは全く違うけど 」
mb 「じゃあなんで、!!」
kn 「…他人を卑下するような子がシャークんのタイプだと思う?」
mb 「…、っ」
kn 「めんどくさ、教室出よ」
shk 「ごめんな、」
きんときがここまでキレているのを見るのが初めてで俺だってびっくりしている
でも 前なら やっぱり俺なんか となっていただろうに はっきりと相手に伝えられるようになってるのが嬉しかった
shk 「ごめん、っありがと」
kn 「全然平気だよ、 シャークんの隣は俺だっていうのは絶対でしょ?」
shk 「あぁ 笑」
kn視点
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kr 「お、シャークんときんときじゃん」
kn 「きりやん、!」
shk 「お~ 」
きりやんはシャークんとゲーム仲間でこの前俺含めて3人で遊んだ時に仲良くなった
kr 「彼奴に告られちゃった、?」
shk 「あー うん、… 笑 」
kn 「知ってたの、?」
kr 「うん、笑 彼奴ずっとシャークんが引っ越す前に告る とか言ってたからな」
「周りは いや、引っ越しちゃうんだし 〜とか言って止めてたけど聞かなかったんだよ、笑」
shk 「全然知らなかったんだけど 」
kr 「シャークんがそのことを知る前に全員で止めようとしてたんだよ、笑 」
「だって所詮は皆友達じゃん? そこでカップルできても気まずいしさ、」
「シャークん恋人いるじゃん 笑」
kn 「え、なんで知ってんの!」
kr 「最近ゲーム来ないし 今まで以上に放課後遊びに行ったりしてるし 彼女できたなとか皆と話してたんだよ」
「周りの人でシャークんを悪く言うやつはいないから安心して」
shk 「良かった ~“っ」
kr 「で、彼女は誰だよ」
「しっかりキスマもつけてて 羨ましいわ~」
言ってしまっていいのだろうか、これは
kn 「きりやん見て、」
第1ボタンを開け少し捲った先にあるキスマを見せた
kr 「は!!? お前らっ!!」
定期的に付けてもらってるマーク
消えるはずもなく 何なら増えていく
shk 「言っていいのかよ、笑」
kn 「また変なことになるよりかはね」
kr 「じゃあ 俺普通にお邪魔してるじゃん …失礼しました ~」
分かった瞬間に逃げていったきりやんの姿を2人で笑い 教室に戻った
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