好きを育てる

部屋を少し暗くして欲しいと阿部が言う。目黒は部屋の電気を消してベッドサイドのスタンドランプだけ点けた。

阿部ーめめがよく見える。恥ずかしい。

目黒ーもう少し暗くするね。

阿部ーいい、それくらいで。

目黒ー愛していい？

阿部ーんっ。

首筋、鎖骨を舐めて、胸を甘くかじる。阿部の身体は電流が流れたかのように跳ねる。

阿部ーあぁっ・・痺れる。

目黒ー舐めてかじると気持ちいいんだって。

阿部ーやって？

片方は指で摘んで、片方はかじって舐めた。

阿部の物が勃ち上がる。

繰り返しかじって舐める。入れ替えて反対もかじって舐める。

阿部の物は完全に勃ち上がり透明な液を滲ませている。

阿部は触って欲しい、でも言えない。恥ずかしすぎる。

目黒のかじる力が強くなってきた。

吸い付き舐める。

阿部ーはぁはぁ・・いい・・。

やっと目黒が阿部の物を触った途端に弾けた。　阿部は顔を覆う。

阿部ーめめ、恥ずかしい。

目黒ー可愛い。もっとするよ？

弾けても勃ち上がっている阿部の物。目黒は口にした。

阿部ーやぁ・・ん・・いい・・。

目黒ー・・。

阿部ーあぁ、蕩けちゃう・・。

舐められ、喉の奥まで入れられ扱かれ、知らずに自分から腰を振ってる。

阿部ーはっ・・はっ・・いい・・。

目黒ーん・・。

阿部ーなんか・・くる・・。

目黒ー・・。

阿部ーだめっ・・でちゃう・・。

目黒ー・・。

阿部ーめめ！・・でる・・はぁはぁ・・。

目黒ー良かった？

阿部ー蕩けちゃった、動けない。

目黒ー俺も味わいたい。

阿部ーんと、んと、動ける。

目黒ーお願いしてもいい？

阿部ーん。

阿部は思い出しながら目黒を愛する。呼吸が荒くなるのが嬉しい。

自分の拙いやり方でも、感じてくれてる。

喉の奥に熱い飛沫を受けた時、嬉しくて涙が出てきた。

目黒ー苦しかった？

阿部ー嬉しいの。

目黒ー気持ち良かった。

阿部ー嬉しい。

目黒ーこれならまた出来るね？

阿部ーうん、めめが気持ちよくなるのは嬉しい。

目黒ー阿部ちゃん、可愛い声だった。

阿部ーやだ、言わないで。

その日夜遅くに、目黒は電話している。

目黒ー翔太くんは？

岩本ー気持ち良さそうに寝てる。

目黒ー阿部ちゃんも気持ち良かったって。

岩本ーお前は？

目黒ー良かったよ。

岩本ー翔太に伝えとく。

目黒ーアドバイスありがとね。

岩本ー翔太が懐かしいって言ってた。俺もそうだけど。

目黒ーもう6年前でしょ？

岩本ーそれくらいになるな。

目黒ー翔太くん、可愛かった？

岩本ー当たり前だ。

目黒ーよく2人は知らん顔出来るね。

岩本ーバレたら別れるって言われてるからな。

目黒ー大事なんだ。

岩本ー離れられないな。おっ、起きた。

目黒ー翔太くん？

渡辺ー上手く・・いったか？

目黒ーうん。眠いんでしょ？

渡辺ー照がコーヒー作りに行った。

目黒ー今からコーヒー飲んで大丈夫？

渡辺ー眠れるから大丈夫。

目黒ー色々、ありがとね。

渡辺ー照コーヒー。仲良くやってくれ。

目黒ー翔太くんたちみたいに、なれるよう頑張る。

渡辺ーふふふ。おやすみ。

目黒ーおやすみ。

裸でコーヒーを飲む渡辺。

岩本が脱ぎ散らかした服の中からパーカーを取り渡辺の肩にかける。

優しいキス。

渡辺ー俺たちみたいになれるよう頑張るんだって。

岩本ー大丈夫だろ。

渡辺ーだな。

岩本ーもう飲んだ？寝よう？

渡辺ーん、抱きしめて？

いつかは、目黒と阿部も渡辺たちのようになるだろう。

今から楽しみだ。

完