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無駄に長くなってしまいました…
終始♥️視点
今日は俺の誕生日、現場で盛大に祝ってもらって。
昼までに仕事を終え、その後は恒例の3人だけのパーティー。
若井とりょうちゃんの2人から誕生日プレゼントをもらい、少しお酒を飲んだり、ゲームなんかもして楽しい時を過ごした。
俺たちの関係を知っている若井は、気を使ってくれたのだろう。「俺ギターの練習したいから帰るね。元貴、改めて誕生日おめでとう。涼ちゃん、またね」と帰っていった。
パーティーを終えた後のリビングには、先ほどまでのにぎやかさが嘘のように静けさが満ちていた。
窓の外では、街の灯りが遠く滲んで見える。
部屋の中の喧騒が去り、時間だけが静かに流れ始めたようだった。
俺はソファに深く座り、洗い物を片付けて隣に座ったりょうちゃんの横顔を見つめていた。
りょうちゃんは俺の視線から逃れるように、うつむいたままそばに置いてあったバッグに手を伸ばそうとしていた。
また、このまま帰るつもりなの?
付き合って半年、俺たちはまだキスとハグから先へ進んでいない。
デートはするし、お互いの家にも行き来してる。ただ、2人で居ても映画を見たり、一緒に食事をして仕事の話をしたりするだけ。
俺がりょうちゃんを抱きしめてその先へ進もうとすると、少し困った顔をした後、「明日早いから」とか何かと理由をつけて帰ってしまう。
強引に引き止めたいところだが、スケジュールがパンパンにつまっているのが分かっているから、無理をいうこともできなかった。
でも、今夜はそうはさせない。
この日のためにスケジュールを何とか調整し、明日のオフをやっともぎ取ったのだから。
さあ、君はどう出るかな?
「じゃあ、終電がなくなる前に帰るね」
予想どおりにりょうちゃんが立ち上がる。
「だめ、今日はずっと俺のそばにいてよ」
喉から出た声は、自分でも驚くほど低い。
立ち上がりかけたりょうちゃんの腕を引くと、いつものような困った顔ではなく、少しおびえたような顔をした。
「でも、終電が……」
「終電なんて、どうでもいいじゃん」
りょうちゃんは動きを止めたが、俺の手を振り払うことはしなかった。
俺は立ち上がり、りょうちゃんの細い手首を優しく取る。
以前、若井にりょうちゃんと先へ進めない、と相談したときの
「もうすぐ誕生日だろ?その日がチャンスなんじゃない?年下ムーブかまして、ガンガン押してみろよ。涼ちゃんは押しに弱いからな」
という言葉が、頭の中に蘇る。
そのアドバイス通り、俺は少しだけ眉を下げて、意識して寂しそうな顔を作る。
「ねぇ、りょうちゃん。今日は、俺の誕生日だよ? 今日はずっと一緒にいて欲しい。20代最後の誕生日に、りょうちゃんと最高の思い出を作りたいの。お願い……」
最近は俳優業もやってるから、泣く演技だってお手の物。
目に涙を浮かべてみせ、りょうちゃんの顔をじっと見つめる。
りょうちゃんは、迷いと不安で揺れる瞳で俺を見つめた。
長いようで短い沈黙。
りょうちゃんは何も言わずに頷き、広げた俺の腕の中にぽすんと収まる。
その瞬間、りょうちゃんの身体から伝わる熱が、俺の腕の中にじんわりと溶けだしていくようだった。
りょうちゃんの手を取り、そっと寝室へ導く。
部屋の照明を消すと、夜の帳が降り、窓の外から月の光が差し込んでいる。
ベッドに並んで座り、俺たちは何も言わずに向き合っていた。
言葉はもう必要なかった。
わずかな光でも、りょうちゃんの頬がゆっくりと紅く染まっていくのがわかる。
その視線が、時折不安げに左右に泳ぐ。
俺はそっと、りょうちゃんの髪を指で梳く。
「……りょうちゃん」
名前を呼ぶと、りょうちゃんは小さく震えた。
彼の指先が、おずおずと俺のシャツの端を掴む。
「……元貴」
か細く震える声で、俺の名前が呼ばれる。
その不安に揺れる声が、俺の心を大きく揺さぶった。
りょうちゃんの頬に触れ、そのまま身体を優しく横たえた。
「大丈夫、俺に任せて」
そう囁くと、りょうちゃんは俺の瞳を見つめ、静かに頷いた。
俺はひとつつ、またひとつと、りょうちゃんのシャツのボタンを外していく。
りょうちゃんが抵抗する気配はない。
俺は彼の手を取り、そっと口づける。
「ありがとう」
今夜、俺から逃げずにいてくれて。
その言葉だけで、りょうちゃんは安心したように微笑んでくれた。
「待ってっ…!」
そっとりょうちゃんに覆いかぶさり、シャツの中に手を入れようとして、止められた。
「どうしたの?怖い?」
「……えっと、あのね」
「うん」
無理に聞き出すのは得策ではないと判断し、静かに先を促す。
「怖い……っていうか。僕、男だから……。元貴が今まで好きになったのは、みんな女の子でしょ?」
ああ、そういうことか。
言葉は足りないけれど、りょうちゃんが言いたいことはわかった。
俺がりょうちゃんの身体で興奮するのか、それがずっと不安だったんだろう。
だから、先へ進むのを避けていたんだね。
確かに今までの恋愛対象はみんな女性だったけど。
でもね、りょうちゃん。
俺がどれだけ鈍感なりょうちゃんを振り向かせるのに苦労したと思ってるの?俺がどれだけこの瞬間を待ってたと思ってるの?俺の君への愛情を軽く見られちゃ困るんだよ。
「りょうちゃん、俺はね、確かに今まで恋愛対象は女の子だったけど」
俺の言葉にりょうちゃんの肩がビクッと震える。
「でもね、りょうちゃんに対する感情は、性別なんて関係ないくらい大きなものなんだよ。りょうちゃんだから、好きなんだよ」
「でもっ、女の子みたいに身体柔らかくないし、準備だって大変だし……」
言いながら恥ずかしそうにぎゅっと目を閉じて横をむいてしまった。
なんだかんだ言って、男同士のやり方もしっかり調べてくれてたんだ。
どうしようもなく愛おしさが込み上げて細い身体を抱き締め、顔をこちらに向けさせて唇に軽くキスをする。
「俺のこと、信じてくれる?」
「……うん、元貴を信じる」
やわらかく微笑んだりょうちゃんに再びキスをする。
「優しく、するから…」
耳元でささやくと、りょうちゃんはそっと目を閉じた。
りょうちゃんのシャツを脱がせて、額から唇、首筋、胸へと順に口づけを落としていく。
嫌がる様子がないのを確認し、胸の飾りに手を伸ばした。
まずは乳首のまわりでくるくると円を描き、軽く乳首に触れる。
りょうちゃんはくすぐったそうに身をよじった。
「気持ちよくない?」
「ん……気持ちいいっていうか…くすぐったいかな」
「そっか、じゃあもう少しだけ触ってもいい?」
りょうちゃんは、少し顔を赤らめてうなずく。
今度は少し強めに片方を指でこねて、もう片方を口に含んで舐め上げる。
「んっ……なに…やだ…ん、あっ」
強い刺激を与えたことで少し快感を覚えたのか、りょうちゃんの口から甘い声が漏れる。
「やっ、あぁ……っもう、やだぁ…」
しばらく続けると耐えきれなくなったのか、りょうちゃんが俺の頭を押さえてやめさせようとする。
うん、じゃあやめてあげる。
そろそろ次の段階だね。
「少しは気持ちよくなれたみたいだね?次はここも触ってあげる」
そう言って、ゆるく立ち上がっているりょうちゃんの中心をズボン越しに撫でると、目を見開いて俺の手をつかんでくる。
「だめ、そこは……ダメだよ元貴」
まだ男だからって気にしてるの?
そんなの関係ないって言ったじゃん。
つかまれた手と逆の手でりょうちゃんの腕を外し
「ダメだってばっ」
と泣きそうになっている彼にかまわず、ズボンと下着を一気に下ろした。
「……ダメって言うわりに、もうこんなにトロトロになっちゃってるけど?」
「んっ…やだ、そこ…むね……だめぇ!あっああんっ」
蜜をあふれさせたそこをゆるく上下に動かしながら、胸の飾りを再び口に含み舌で転がす。
「やぁっ…あぁ、やめ、てぇっ…うぁ…やだぁ……んあぁッ!」
無意識なのか腰が揺れている。
エロすぎるだろ。
「っも、やめ…あぁっ…いっ、いっちゃ…やぁ…あんッ」
「イっていいよ」
「ッあああ!ぁっ、んっ…あぁッ…!!」
耳元でささやいた瞬間、りょうちゃんはびくびくと身体を震わせて達した。
「イっちゃったね」
「っ……言わないでぇ」
腹部に飛び散ったりょうちゃんの白濁を指ですくいながら彼のほうを見ると、大きな手で顔を隠してしまった。
まあ、顔を隠しても耳や首まで真っ赤になってるのは見えてるけどね?
彼が顔を隠している間に、ずっと引き出しに眠っていたローションとゴムをベッドサイドから取り出す。
「りょうちゃん、しばらくそのままでいいから、力抜いてじっとしててね」
彼の脚を少し開かせて手早くローションを手に出し、温めてから彼の秘められた蕾に手を伸ばす。
今なら力が抜けているから、ほぐしやすいだろう。
いきなりはキツイだろうからと、蕾の周りの筋肉をほぐしていく。
「……ん”ん」
恥ずかしいのか両手で顔を覆ったままくぐもった声を出してるけど、制止はされないから気にせず続ける。
すこし柔らかくなってきたところで、指を1本そっと入れる。
少し押し戻される感じはあるけれど、意外とすんなり入ったことに安心し、優しく丁寧にりょうちゃんのナカをほぐしていく。
「りょうちゃん、痛くない?」
無言でコクコク頷くのを見て、ローションを足して指を2本、3本と増やしていく。
「やっ…ああぁッ!!」
腹部側のある一点をかすめた瞬間、悲鳴のような声を上げてりょうちゃんの身体が跳ねた。
見つけた。
「りょうちゃん、ここがりょうちゃんのイイところだよ。覚えておいてね」
「……イイところ?」
「そう、やり方調べたなら知ってるでしょ?男でも気持ちよくなれるところ。たくさん気持ちよくなろうね」
そう言いながら、刺激したことでぷっくりとしたしこりをぐりぐりと刺激する。
「あ、あんっ…やぁ…んあ、あああっ」
快感に耐えられなくなったのか、顔を覆っていた手を空中にさまよさせる。
その手を首に回させて、喘ぎ声を吸い取るようにキスをする。
「……うん、っ…はっ、あ…っ」
ナカをほぐす手は緩めず、ゆっくり舌を絡めて口内を深く舌で愛撫する。
りょうちゃん気持ちよさそうだし、そろそろいいかな。
キスをやめてくちびるを離すと、りょうちゃんが物欲しそうな顔で見てくる。
そんな顔で見ないでよ。
こっちは必死で理性保とうとしてるんだから。
「りょうちゃん……いい?」
小さく囁いた俺の言葉に、りょうちゃんは「うん」と頷いた。
限界まで膨れ上がったそこに急いでゴムをつけて、ローションを余すとろこなくしっかりかける。
痛い思いは絶対させたくないから。
「力抜いててね」
安心させるためにりょうちゃんの髪を撫でながら、そっと蕾へと押し当てる。
「ッ…は、ぅ……」
浅く挿入したところで、りょうちゃんが苦しそうに顔をゆがめた。
「ごめん、痛い?大丈夫?」
「んっ…だ、いじょうぶ……圧迫感は…あるけど…いたくは、ない」
よかった。
「ゆっくり入れるからね」
「んっ……」
力を抜いてもらうために、深いキスを繰り返す。
少しずつ内壁を押し広げ、慎重に進んでいく。
「りょうちゃん、全部入ったよ」
「……ぜんぶ?」
「うん、ほらここまで」
「んああっ!」
俺のが入ったことで少し膨らんだ腹部を軽く押すと、気持ちいいところに当たったのかりょうちゃんの腰がビクッと震える。
「うわ、きっつ…」
りょうちゃんのナカがぎゅっと収縮する。
今すぐ突き上げたいのを耐え、りょうちゃんが少し落ち着くのを待った。
「そろそろ、動くよ」
力が抜けたのを見計らって、返事も聞かず腰を振る。
最初はゆっくり。
「っあ、ふ…あ、ああ……んっ」
結合部がくぷくぷと音を立て、りょうちゃんが抑えた喘ぎ声を漏らす。
もっと君の声を聞かせて。
もっと気持ちよくなって。
「うっ、んあ…あっ、あ、はぁ…ああっ、ああん!」
徐々に動きを激しくすると、りょうちゃんは喉を反らしながら甘い声をあげた。
「りょうちゃん、きもちい?」
「う、んっ…ああ…いっ、きもち、ふ…きもちぃ」
紅く上気した頬、潤んだ瞳。
飲み込み切れない唾液を開きっぱなしの口の端からあふれさせた煽情的な姿。
俺で、感じてくれてる。
愛する人とひとつになれた幸福をかみしめながら、腰を振るスピードを上げナカを突き上げる。
「あああ、あ、はぁ…あん、いっ…あっああぁっ」
「…っつ」
すがるように背中に回ったりょうちゃんの手が、俺の背中に爪を立てる。
何て幸せな痛みなんだろう。
このまま、ぐちゃぐちゃにしてやりたい。
そんな衝動が込み上げるけれど、さすがに初めてで無理はさせられない。
今日はりょうちゃんに気持ちいいと思ってもらうことが優先だ。
りょうちゃんは気持ちよさそうにしているし、反り立ったりょうちゃんのは快感でトロトロと蜜をこぼし続けている。
だが、なかなかイく気配はない。やっぱりいきなりナカでは無理か。
そう判断してより深く奥に突き立てながら、硬く張り詰めてつらそうなりょうちゃんのを握って擦りあげる。
「ひぃッ…うぁ、ん…ああっ、やあんっ、あ……ッあああっっ!」
直接の刺激に目を見張って、しなやかな身体をのけ反らせてとめどなく喘ぎ声を漏らす。
俺の手の中のものがどんどんぬめりを増し、りょうちゃんのナカがぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
「やっ…も、いくっ……ああ、んああ…もときぃ」
「りょうちゃんっ…気持ちいいね。イっていいよ」
背中に回していた手を、助けを求めるように俺のほうへ伸ばしてくる。
その手をぎゅっと握って、りょうちゃんのイイところを重点的に狙って突き上げていく。
「あッ、あぁっ、いく、いっちゃ…あああぁッ、んぁ……やあぁっっ」
りょうちゃんの身体が強張り、全身をビクビクと震わせ白濁を吐き出した。
ぐたりと脱力したりょうちゃんの腰をつかみ、奥まで一気に突き立てる。
「やあぁっ、ひうっ、まってぇ…っ、だめぇ!あ、ああっ」
「りょうちゃん、ごめんっ!……っぁッ」
そのまま奥をめがけて激しく腰を動かし、俺もりょうちゃんにわずかに遅れて達した。
ゴム越しにりょうちゃんの中に何度も擦り付けて精を出し切る。
「あぁぁっ…また、くるっ…ひっ、やぁ、ああぁっ!…はぁっ、ぁっ…」
達して敏感になったナカをすぐに突いたせいで、りょうちゃんは全身をのけ反らせて激しく震えながら再び絶頂を迎えた。
今、前を触っていないのにナカだけでイった?
あまりのエロさにまた突き上げたくなるのを、かろうじて残っている理性で何とか抑え込んでゆっくりとりょうちゃんから引き抜く。
「ぁんッ、はぁっ……」
それだけでも感じるのか、りょうちゃんが小さく喘いだ。
「気持ちよかった?」
「んっ……きもち、よかった…」
「俺も、すごく気持ちよかったよ」
必死に呼吸を整えているりょうちゃんをそっと抱きしめて額にキスをする。
安心したように微笑んだりょうちゃんは、俺の背中を震える手で抱きしめてくれる。
お互いに火照って汗ばんだ身体が心地いい。
すごいねりょうちゃん。
まるで2人の体温が溶けあったみたいだ。
「もとき……」
「うん?」
「おたんじょうび……おめでとう……」
そう呟いて、りょうちゃんはゆっくり目を閉じた。
「愛してるよ、りょうちゃん」
りょうちゃんの穏やかな寝息を聞きながら、愛しい存在を腕の中に閉じ込めて俺も眠りについた。
朝、カーテンの隙間からやわらかな陽が差し込む。
りょうちゃんは俺の腕にくるまりながら、まだ眠っている。
髪をそっと撫でると、くすぐったそうに眉を動かした。
「疲れたよね……がんばってくれて、ありがとう」
俺は小さく笑って、その頬にキスを落とす。
やっと、りょうちゃんとひとつになれた。
そのぬくもりの余韻が、まだ俺の身体の奥にじんわりと残っている。
りょうちゃんがこうやって腕の中にいてくれるだけで、この世界のどんなプレゼントよりも価値があると思えた。
♥️さん、お誕生日おめでとうございます
🔞書いたの初めてですけど、めっちゃ恥ずかしいですね💦