トリック・オア・トリート!
所々でそんな声が聞こえてくる今日は10月31日、ハロウィンだ。
皆が仮装して、お菓子を貰って配って
街でもカボチャが飾ってあったり、撮影用のパネルが置いてあったりした
仮装をしている人を撮ったり、みんな楽しそうだった
私も混ざりたいな
……え?混ざればいいじゃんって?
私生きてないから混ざる以前の問題。
さてCOしたところで幽霊目線で話させていただきますよ〜
ちなみに私は事故って永眠しました。以上!
「私だってさ〜、撮れるもんなら撮りたいよ?」
「でも映んないじゃん!何も無いんだよそこには!!」
「あーあ……可愛い仮装したぁ〜い…」
誰にも聞こえないその声を発しながら街中に出ていく
「えぇめっちゃ可愛い!何あの子!」
「魔女かなぁ〜可愛いなぁ……!」
「うわ!あの死神コスプレの人すげぇカッコイイ!!!」
「顔がいいなぁ〜っ!!」
「なにあの親子!超イイ!!👍👍👍👍」
「はぁあ〜〜……楽し〜………」
そのまま、なぜか身体もないくせに疲れる。
精神的な問題だろうか?
幽霊のいい所その1
人混みの中で座っても文句言われないし迷惑にならない。
幽霊の時点でいい所なんて無いけどな!!
あと常識的に終わってる。
スルスルと私の体を通り抜けていく人達
感覚は無いけど、なんだろう…少し寂しいところがある。
私ってほんとに生きてないんだなーって
実感してしまう。
分かってるよ?だって私の手半透明だし
とっくのとうに息の仕方なんて忘れた。
「はぇ〜…いい足してんなぁこの子……」
人混みを利用してマジマジと女の子の足を見る。
網タイツだって。イイね。👍👍👍👍
「この網からちょっと出てる肉、私の性癖です。ぜひ生きているなら逮捕覚悟で撮影したい。」
「…我ながら変態だな私……」
そんなことを思っていたらゾロゾロとお姉さん達は歩いていってしまった
あーん私の性癖〜!!!
追いたい…なんて思っても足が動かない
疲れてるのだろうか。
身体無いのにね。(棒)
「もう少し休んでから歩こ…というか飛ぼ……」
「ここで仮装をしてる人達の麗しい足を見ているのも……悪くない………✌️」
『そこの変態。邪魔なんだけど』
変態?こんな公共の場に紛れてチカンでもしてる輩がいるのか……
けしからん。常識っつーもんはないのか…
『…聞いてる?』
『おーい。そこの半透明のボサボサヘアーお姉さん。』
「…………」
「私?」と自分を指を差しながら話しかけてきた少年に問いかける。
そうすると少年は首を縦に振る
どうやら間違いないようだ。
…というかここら辺で「半透明」「ボサボサヘアー」「お姉さん」と言ったら私しかいないわな。
「…私の事見えるの?」
『うん』
「へ〜…子供は大人には見えないものが見えるってよく聞くけど本当だとは……」
『いいからそこどいて』
「私生きてないから、そのまんま通り抜けられるよ〜」
『…人の事踏みつけてるみたいで嫌。』
「あら優しい。」
公共の場だということを忘れて少年と会話をしていると周りから…
あの子大丈夫?
誰に話しかけてるのかしら?
と、言っている声が聞こえてきた。
「いっけねここ人混みだ…」
「君どこ行くの、連れてってあげるよ」
『幽霊に案内されるの?』
「……」
「…てか君何歳?親は?」
『10歳、はぐれた。』
「じゃあ迷子センターか……」
『公園がいい。』
「…はい???」
「何言ってんの?こんな夜中に子供一人とか……」
『お姉さんがいるじゃん』
「私幽霊……」
『……じゃあいいよ。』
「え」
素っ気ない感じで歩いていってしまった
私はこれでも20歳超えた立派な大人
たとえ生きてなくても子供を1人にするほど薄情な考えはしたくない
と、言うわけで。
『ついてきてるじゃん』
「だって〜……」
「でもほんとに親とはぐれたわけ?迷子センター行かなかったら警察沙汰だよ?」
『僕の家この公園の真横。』
『今ハロウィンパーティーしてきた帰り。』
「最初からそう言えよこのクソガキャあ……」
「…てか尚更早く帰らないとじゃ…?」
『友達ゲロって予定より2時間くらい早く終わったから平気』
「友達大丈夫かよ」
「…え、送り迎えは?」
『友達の親がしてくれるって話だったけど、10歳なら大丈夫でしょって』
「……君の親は?連絡してくれなかったの?」
『僕ケータイ持ってないし』
「いや友達の親が持ってるでしょ」
『持ってない』
「は?」
『持ってない』
「君の親警戒心なさすぎじゃない??」
『天然だから』
「あ、そう……」
「ハロウィンパーティー何してきたの?」
『お菓子食べて友達ゲロって終わり。』
「……た、楽しかった?」
『楽しくなかった。ハロウィン自体に興味無い』
「なんでよ〜、年に一度の行事なのに」
「私みたいにならない内に楽しんだ方がいいぞ〜」
『楽しくないものを無理やり楽しむのって僕にメリットある?』
「ねぇ怖いお姉さん怖いよ」
「10歳ってもっとクソガキみたいな感じじゃないの?」
『時代』
「時代かぁ……」
「そうだよね時代のことを悪くいうのはダメだよね……」
「…なんでハロウィンに興味ないの?」
『理由いる?』
「気になります」
『単純にくだんない』
『逆にお姉さんは?』
「え?」
『ハロウィンに何してたの?』
『楽しい理由教えてよ』
「ん〜」
「私はよく仮装とかして、友達と遊園地のハロウィンフェスとか行ってたよ」
『楽しかった?』
「楽しかったねぇ〜いい青春だった」
『ふーん』
「興味無いね」
「聞いてきたくせに興味無いね」
『思ったよりつまんなくて』
「何を期待してたの?」
『え?網タイツのお姉さん集めてハーレム……』
「どこで覚えた!そんなことどこで覚えた!!」
『あんただし触んないでよ寒気する』
「酷い!!」
<たかしーー!!!
『あ、友達だ』
「え?ゲロった子?」
『違う、一緒に来てた子』
「その子も1人じゃないよな…?」
『見た限り母親と一緒にいる』
「おぉ安心」
『じゃあねお姉さん』
『さっさと成仏しなよ』
「へーい、いつの間にか成仏はしてるよ〜」
友「これあいつの家に忘れてた、てか誰と話してたんだ?」
『誰とも話してない、歌いながら休憩してた』
友「そっか!お前も風邪ひくなよ!!」
『うん、ありがとう』
「友達にもそんな感じなんだ…」
「にしても今年のハロウィンはカオスだったな〜」
「まぁ…楽しかったけど」
「久々に誰かと話せて嬉しかったなぁ…」
トリック・オア・トリート、イタズラしないから成仏させてくれ〜
ハッピーハロウィン〜無名です
約1ヶ月ぶりだね✋
ハロウィンだし小説書いたろ!って思ったけど、小説とはとても言い難いようなものができました。
ボツ!!!!!
皆さん仮装とかしました?
無名さんしてないです、最後にしたの何年前だよ。
折り紙でカボチャ作っておわたよ、対あり
ハロウィンパーティーとかした〜?
ちゃんとイタズラされないようにお菓子渡したか〜?
まぁ楽しんでくれりゃいいんですけど
明日には11月なんだね
早い早い
冷え性気をつけろよ!腹暖かくして寝ろよ!
寒さに強いひともな!!
まぁ長い冬を美味しい物食べながら堪能しましょ
それじゃあ おつにだんご〜
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