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“月曜日視点”
ん、、?んぅ……
目を開けた時、一人の生き物(ニンゲン)らしきヤツがみえた
…だれ…?
「おはようございます、僕は水曜日ともうします、あなたの弟です」
…へー、こいつはどうやら俺の弟らしい
何がどうなってこうやって俺は寝てたのかは知らないが
そこはめんどくさいし、記憶も消えてないらしいし
水曜日とやらと話をしてみよう
「何歳なの?」
「あなたの二個下、16歳です」
へ~、てことは俺は18か!
「あなたからよく、[すー]と呼ばれてました」
「じゃあすーって呼ぶな!」
「はい、そうしてくださるなら嬉しいです!」
「てか、なんで敬語なんだ?真面目だなぁ」
純粋に疑問に思った、なぜこいつは兄弟だと言うなら何故敬語を使う?
「そんなに敬う必要あるか?」
「う~ん、なんか、そういう癖がついちゃったんですよね」
「別に俺は敬語なしでもいいからな!」
そういう癖…そんなに敬語を使う機会があるんだな
高校…、か?
上下関係が激しいところにいるのかな
「…なにか違和感とかはありませんか?」
「?な、ないよ?」
急に聞かれてなんだ、と思った
もしかしてこいつ俺になんかしたのか?
もう少し警戒が要りそうだな
生物(ニンゲン)は信じ固いからな
「それならよかったです」
固かった顔が柔らかくなって俺に言った
「な、なんでそんなことを聞いたんだ?」
俺は問う
「……後々わかりますよ、わかる時なんて来ないでしょうけど」
…?ますます分からなくなった
しんじれなくなった
本当に兄弟か?
そもそもこいつ、俺と同じ種族か?
う~ん……警戒するところはあるようだな…
「ま、そんなことは置いといて」
いや置いとけねぇよ…笑
「この剣に見覚えはありますか?」
「なにこれ、かっけ~!」
「持ってみてもいいですよ」
そういわれて俺は差し出された剣を優しく手にとった
「わ、結構ずっしりだな…」
寝起きだからか、とても重く感じる
「なんか思い出しそうで思い出せねぇ…?」
……嫌いな感覚だ、思い出せそうで思い出せないの
ただ一つ思った
懐かしい記憶が、重なって重なって、
ひとつになっていく感じがしたー。