千冬の連絡が 、途切れた。
11月20日から、連絡が途切れたんだ。
なぜかなんて分からない。心配で、一人暮らしを始めたところを寄ってみたが、その土地は他の人の所有物になっていた。
「 なんで ? 」
ようやく退院できるようになった。千冬は元気だろうか、まだ大丈夫かな。大丈夫だよな。千冬には武道がついてる。
今あいつは、笑ってるかな、
泣いてるかな 、辛くねぇかな、寂しくないかな、
「千冬、今どうしてる?」
何となく、ふと口に出した声に返答は来なかった。
「一虎くん。」
春風が心地よい季節なはずなのに、暑く感じた。
俺の中では、冬を病院ですごしたもんだから、
まるで、冬がなかったかのように思える。
そんなことを、考えていると俺の名前を呼ぶ声が聞こえた。
その声は自信なさげの、オドオドしい声だった。
やっぱり千冬は変わらないな。でも、
ひとりで外に出られるようになっただなんて、
俺がいない間に、そんなにも 、((
声の方に目線を向けると、言葉が詰まった、
「たけ、みち、??」
退院したのに彼は嬉しそうな顔をしず、不安そうな顔をしていた。武道まで気が病んじ待ったのかと思ったが、様子を見るとそんな感じではない、
千冬の、写真を持ってるから。まさか 、、ね、
「どうしたんだよ、武道。そんな面して、笑」
無理やり口角を上げても、ばれてしまうだろう、
俺は、千冬みたいに、作り笑顔が上手くないから。
「千冬が、消えたんです、」
彼のその言葉は俺を崖から突き落とすようにどくんと胸を叩かれた。
「は、消えた??千冬が、?なんで、」
「俺のせいなんです、俺が、あいつの、
「は、?」
千冬が 、一人暮らし 、?
想像もできない、そんなの、絶対無理に決まってるじゃないか。
「なんだよそれ、なんだよそれ!!!
千冬が一人暮らしなんて、出来るわけねぇだろ!?
なんで許可した!?相談もなしに!!
千冬は、誰かと一緒に居なきゃ、
タヒんじまうじゃんかよ!!」
「ごめんなさい 、」
謝る彼の姿を見て、こちらも申し訳なくなった。
「それで、場所は分かってねぇんだろ、?
連絡は??電話したのか?」
「もう何度も、、」
俺はまさかなと思い彼に電話をかけた。がしかし、
やはり、繋がらなかった。
「千冬がいなくなって、どのくらいだ?」
「半年、ですかね、」
「ペットショップ 、、ペットショップは!?!?」
俺たちは急いでペットショップに走った。
すると、ペットショップは空いていた。動物たちも元気だ。てことは、、
定員2名出席不可で、店長のみ。千冬がいるはず。
ペットショップに俺ら2人は入っていくと、いつものデスクに、彼は座っていた。
その姿は、かわってなく、、て、、、?
「ち、千冬!!!お前こんなとこにいたのか!!
なんで連絡とってくれなかったんだよ!!!」
「……… それは申し訳ございません、
申し訳ございませんが、お客様、
当店では、動物たちの、ストレスにならないように、声をなるべくお控えください。
もし、わたくしに用事があるようでしたら、中のオフィスでお待ちください。」
その口調と、態度は、まるで俺らを、赤の他人として、知らないものとして扱っているようで、
俺も武道も、息を飲んだ。彼はそれでも、顔を見なかった。
オフィスで2人で座っていると、千冬がふらふらと部屋に入ってきた。
「お待たせしました 、お客様 、
どういったご要件でしょうか、」
「千冬、!俺だよ?武道、!!」
「たけ、みち、、さん?」
「さん、?なんで、そんな、なぁ!?俺の記憶ねぇの!?覚えてないの!?」
武道が千冬の肩を掴むと、千冬は何もしずに、こちらを静かに見つめていた。
その千冬の目には、光なんてなくて、千冬の頬も、体も、筋肉が衰えているのか、がっちりした昔の体ではなく、脂肪も、筋肉も、全てなくなってしまったように、直骨に触れてしまいそうなくらいやせ細っていた。
その千冬の感触に、武道はフリーズしていた。
目の下の隈は、前よりも、俺の覚えていた時よりも、酷く、濃くなっていて、目の形が、真っ黒になっているのかと、言うくらい、黒く染められていた。
千冬の目は、焦点があってなくて、呼吸も浅かった。
「… 千冬、何があった、?やっぱり一人暮らしなんて無理だったろ、?ほら、家に帰ろうぜ、?いつものさ、、」
「お客様、おやめ下さい、、お客様 、おきゃ、く、様、おきゃ、く、さ、ま、お、きゃ、くさ、ま、」
過呼吸をおかし始めていた。いつもの事だから慣れているものの、今回の千冬は本当に、、
俺の知らないようで、知っている千冬だ。
でも、、今回をまた元に戻そうとするには、、
どれほどの年月が過ぎるのだろう、、
「おや、めくださ、、」
「ぁ、。あは、、はっ、、あはっはっ 、?笑」
彼は震える体と、溢れ出す涙をしまわずに、
客の方へ行ってしまった。ダメだ。そんな体で行ったら、!!と彼の後を追うように店の方に行った時にはもう、千冬は頭から血を流して、座り込んでいた。
「てんちょー ??てんちょ!てんちょ〜??♡」
成人男性3人が、千冬を見下ろして嘲笑っていた。
俺と武道は何があったのか全く分からなくて、
体が、何故か、2人とも、動かなかった。金縛りのようだ。
「なぁ 、?店長、?いつになったら、この店潰れんだよ!!!」
そう言うと胸ぐらを掴み無抵抗な彼を何度も殴りつけた。
「ぁ 、、やめ、、ろ、、よ、、」
カスカスな声で止めになかろうとしたが、声が上手く出なかった。
コメント
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あっ…千冬、時間かかってもいいから思い出してね!後成人男性3人後で○しに行くからね〜♡
普通に好き…