_
あっという間に外は暗くなった
今はシャークんに誘われシャークんの家でご飯を食べている
親がいない俺にとっては有難い限り
シャークんみたいに一人暮らしなんて言ったんじゃない、捨てられたんだ
だから 何もかも親は関与してくれない
母 「引っ越しすることになっちゃってごめんね ~ 、 」
「ほんとはうちの子も きんとき君と分かれるのが嫌だってずっと言ってたけど 親2人とすごい離れることになっちゃうから心配で …、」
shk 「ちょ、お母さん!?」
シャークんも嫌だったのか、
謎の自信がつく
で、口角が下がらない
母 「作れるのが炒飯しかないし 毎日炒飯生活されても困るからね 〜、」
kn 「それはそうですね 笑」
母 「あ、今日うち泊まってく 〜? お風呂ももう沸かしてあるよ 〜」
シャークんのお母さんのマシンガントークはいつものこと
大体流れに負けて申し訳ないが泊まらせてもらってる
kn 「シャークんの服やっぱりでかいよ 〜、」
shk 「きんときが小さいだけだな 」
kn 「んなことないですー」
_
kn 「ねむ~…」
shk 「もう寝るかー 」
そう言い部屋の電気を消すシャークんをベットから見ていた
いつも同じベットで寝るけど 好きな人と隣で とか寝れるわけもない、
暗くなった部屋でシャークんの足音がこっちにくるのが分かる
kn 「おやすみ、」
shk 「おやすみ ~ 」
シャークんが返事をしたと同時に顔がこっちに近付いてきて
微かなリップ音だけが鳴った
kn 「んっ / 」
shk 「ちゃんと寝ろよ 」
そう言って頭を撫でてくる
寝させる気が無いだろ、
_
案の定 全く寝れない、
好きな人に急にキスされて寝れる人なんていないに決まってる
シャークんは横で静かな寝息を立てている
そもそも距離が近すぎる
俺が壁側に最大限寄っても 距離は短い
_
あの後 1時間くらい経ってから やっと睡魔が来てくれた
朝か、
スマホで顔を確認すると 少し目が腫れていた 、 まぁ 周りはあまり分からないだろう
広がった髪を軽く手櫛で解く
シャークんはまだ寝てるっぽい
kn 「シャークん ~ 、」
申し訳ないけど 今日は部活の休日練習があるから起こさせてもらう
shk 「ん ー 」
kn 「今日部活あるよ 〜 、!」
shk 「めんどくせ ~ 」
同感でしかない、
強いと噂されていたバスケ部に入ってみたら 本当に強くて 大会に勝ちまくり引退できずにいるんだから
_
シャークんの家で軽く準備を済ませ 一度家に帰り 部活の道具を持つ
nk 「おはよ ー!」
体育館に響く大声で挨拶をしてきたのは クラスのリーダー的存在なNakamuだ
他にも3年は スマイルとその他3人がいる
部活が終わり 片付けをしてる際に
Nakamuがシャークんに耳打ちをしていた
いつもなら何にも気にならないはずだが
Nakamuがこちらを見て話しているものだから気にならないわけもない
俺は変な考えから逃げるようにスマイルの方へと走った
kn 「スマイル 〜!」
sm 「きんときか、どうした 」
kn 「空気入れ壊れちゃったらしいから 新しいやつ倉庫に取りに行こ!」
sm 「あぁ、行くか」
咄嗟に出た言い訳が上手く通り その場から逃げることができた
shk視点
_
数日前急にNakamuに声をかけられた
nk 「ねね!シャークん」
shk 「んー?」
nk 「俺ね好きな人できたかも、!」
shk 「ガチで!?誰だよ」
聞いたのが間違いだった、
Nakamuは爽やかさ溢れる笑顔で答えた
nk 「きんとき!」
━━━━━━━━━━━━━━━
もう1つお話を並列して書こうと思ってるんで楽しみにしていただけたら幸いです 😖💘
コメント
2件
初コメ失礼します! なんか波乱万丈な予感がします…!2作同時並行って大変だと思いますが頑張ってください!