🩵side
「ん……?」
見慣れない天井を背景に、快適な目覚めを迎えた。
電気も付いてない上に、暗いということは、今は夜なのだろうか。
🩵「はっ、みこちゃんは…?!」
今までのことを全て思い出して、急いでリビングに向かおうとした。
ブニュッ………(踏)
?「んぃ……っ……」
🩵(ん?なんか踏んだ?)
何を踏んだのか確認するため、視線を下に向けてみると……
🩵「ダメだ……暗すぎて全然見えない…」
踏んだものを見るのは後にして、とりあえず電気をつけることにした。
壁沿いに歩いて、とある突起物を見つけた。
🩵(お!これじゃない?)
突起物を押すと、電気が付いた。
と同時に、ある人の姿が見えた。
🩵「あぁ!らんくんっ!!!」
🩷「ん〜、、まぶし……」(眠)
🩵「起こしちゃってごめん、ずっとここにいたの?」
🩷「……え?!こさめ?!」
「起きたの??!!」
🩵「え?なんか変…?」
🩷「そりゃそうだよ…だって、あれから丸2日間ぐらいずっと寝てたんだよ?!」
「心配したよ…!!」(抱)
🩵「2日?!?!」
「そ、そんなに寝てたんだ……」
🩷「こさめのお母さんにはちゃんと言ってあるから安心してね!」
「起きたら帰すって」
🩵「な、なるほど…?」
「ってか、みこちゃんは?!」
🩷「みこ…ちゃん?」
「あぁ、もしかして金髪の子?」
🩵「そうそう!」
🩷「あの子なら1日経たずに帰ったよ?」
「熱あったけど、意思はあるし、迷惑かけるからって…」
🩵「そのまま帰したの?!」
🩷「さすがに車で送ってったけどね?」
🩵「はぁ、良かった……」
🩷「だってあの子多分Subでしょ…?」
「普通に夜だったし、体調も良くないから、泊まれば?って言ったんだけどね…」
🩵「とにかく無事なら良かった……」
「じゃあこさめも様子見るついでにかえ___」
🩷「る前にこさめは風呂入ってからな?」
🩵「え、お風呂………」
“変な汗が体中を巡る。”
“嬉し涙でぐちゃぐちゃになった顔を見られないように彼の体に顔を埋める。”
“落ち着いて額に触れると、俺の手のひらは汗でびっしょりになってしまった。”
“だって…あれから丸2日間ぐらいずっと寝てたんだよ?!”
🩵「もしかしてこさめ、めっちゃ臭い?」
🩷「んまぁ……しょうがないよ。」
🩵「…………お風呂借ります。」
🩷「どうぞー」
🩵「ふぅー!さっぱりしたぁぁぁー!」
「らんくんありがとー!」
🩷「全然、どうって事ないよ!」
💜「ん?」
🩵「あっ、お世話になってます!」
(いやいやいや、らんくんの恋人チャっっっっっラ!?)
(見た目ほとんどヤクザやん……)
(ってことは、ノリがいいってこと…?!)
💜「お〜、めっちゃ元気やん。」
「こさめ?だっけか」
🩵「お!正解っ!」
「なかなかやりますな〜お主〜」
💜「だるこいつ」
🩷「そんな事言わないのw」
🩵「まぁまぁ、お世話になったのはほんとなんで!」
「また家族総出でお礼させていただきますわ」
🩷「総出はやりすぎだろ!w」
「いいよ、別にそんな大したことしてないし…w」
🩵「いいや!覚悟しておいて下さい!!」
💜「まぁいいわ、また来るの待ってる。」
🩵「それはこさめのことが好きと?」
💜「んなわけねぇだろアホ」
🩷「え、いるま浮気…?」
「しかも俺のいとこと??????」
💜「黙れ」(叩)
🩷「いでっ」
🩵「ごめんなさいっ、こさめ…もう運命の人がいるから……」
💜「なんで俺が振られてんだよ。」
🩵「茶番なが」
🩷「いやそれな?」
💜「ぺっちゃくってねぇではよ帰れや」
🩵「はーい」
「じゃあまたお礼の時〜」(手振)
🩷「こさめー!またねー!」
「いつでも待ってるからなー!」
🩵「ありがとねーー!」
なんだか軽いノリで挨拶してしまったが、あの見た目でも中身は良い人そうだ。
何が好きなのか、今度らんくんに聞いてみよう。
🩵「よし、綺麗さっぱりしたわけだし…」
「どこ行こっかな…」
みこちゃんの様子見でそのまま行くのもあり。
だけど、家に帰って着替えたい気持ちもあり。
でも家に帰ったら、物凄い怒号が飛んでくる未来しか見えない。
🩵「……みこちゃん家行くか…」
らんくんの家を出て、そのままみこちゃんの家へ向かった。
ピンポーン……
💛母「はーい?」
🩵「あ、こさめです!!」
「みこちゃんの様子見に来て……」
💛母「あらほんと?!」
「多分今寝てると思うんだけど……」
「それでも大丈夫?」
🩵「全然!!!」
「こっちこそ何も持ってないんですけど、大丈夫ですか…?」
そういえば、手ぶらで家出てきたから、財布もケータイも何も持ってない。
なにかあげれたら良かったんだけどな…
💛母「いやいや、そんな!」
「じゃあ、今から開けるから待っててね〜!」
🩵「はーい!」
🩵「お邪魔しまーす…!」
💛母「どうぞあがって〜♪」
🩵「ごめんなさいほんとに何も持ってなくて……」
💛母「そんなのいいのよ…!」
「そういえば、一昨日聞いたんだけど……」
🩵「一昨日……?」
一昨日…と言えば、こさめは丸2日寝てた訳だから、ちょうどみこちゃんが襲われた次の日だ。
💛母「そう。お泊まりするって聞いたから、それで帰ってきたかと思ったら他の人に家まで送って来て貰っちゃって……」
「ピンクの前髪に、黒色の髪の毛だったかしら?」
「こさめくんの知り合いって言ってたし、”感謝するなら、こさめにしてやってください。”って……」
「なにがあったのか分からないけど、とにかくこさめくんはありがとうね!」
「良かったらなんだけど、何があったか教えてくれる…?」
そうか…みこちゃんは熱が出ていたし、家に帰ってからも何も話さなかったのか…?
3日前起きたことをそのまま全部話していいのか、少し躊躇ってしまう。
🩵「えっと…どこから話せばいいんでしょうか…」
「色々ありすぎてと言うか……」
💛母「そんなにやばかった事なのかしら…?!」
「何も出来なくてほんとにごめんなさい…💦」
🩵「え?!いやいや、そんな…!」
「みこママには何も関係なかったですし、しょうがないですよ!!」
「それに、今回はこさめが悪いというか……」
「ちゃんとみこちゃんのこと見てなかったですし…」
💛母「……………」
「やっぱり、こさめくんはとても良い子ね…」
🩵「……へ、?」
突然放たれた言葉に、思わず変な声が出てしまう。
💛母「その…ごめんなさい、見るつもりは無かったんだけど…」
「それ……colorよね、?」
「みこととお揃いの……」
🩵「え゙ッ……まぁ、はい……」
ついにそこに踏み込まれてしまった。
随分と長く一緒に居るし、いつかは言わないととは思っていたけど、思わぬ形で発覚してしまった。
💛母「そっかぁ、こさめくんとなのね!」
「こんな良い子とパートナーになってくれて、私も嬉しいわ!」
🩵「……???」
💛母「やっぱりこんな世の中だから、変な事件に巻き込まれてないか心配で……」
「でもこさめくんなら心配無用ね!」
🩵「みこママ……」
心配無用とか言ってるけど、もう事件は起こっちゃったんだよな……
みこちゃんの天然なところはここに似たんだろうか。
そんなことを考えていれば、扉が開く音がした。
……がちゃっ(扉開)
💛「……ふぁぁ、、」(眠)
💛母「あ!みこと!!ちょうどいいところに!」
💛「んぁ、なにぃ………?」
「………って、?!」
🩵「……みこちゃん、」
💛「わぁぁぁあ、!!こさめちゃんっっ!!」(抱)
彼は寝巻きで眠そうな顔からこさめを見つけた瞬間、嬉しそうな表情で、まるでわんこのようにこさめに飛びついてきた。
🩵「…がはっ……」(倒)
💛「心配したよぉ、こさめちゃんっ!!!」
💛母「………???」
1人事情を知らない状況でこの現場を目撃しているみこママには、頭に複数のハテナが浮かんでいる様子が伺える。
💛母「…え、えっと……?」
🩵「みこちゃん?」
💛「ん?どうしたん?」
🩵「その〜、元気でよかったよ?うん。」
「でも、あのことはお母さんに話してないの?」
💛ギクッ………
💛母「あのこと……?」
💛「ちょっ、こさめちゃんっ…!余計なこと言わんといてや、!」
「あ〜、えーとその〜!💦」
🩵「……ww」
💛「笑うなっ!!」
💛母「え、もしかして……」
「みことがなんかした?!?!」
🩵「ぶはっwwww」
💛「ちがうっ!なんもしてへんよ!」
やっぱり天然家族は面白いな。
見てるだけで場が和んじゃうや。
🩵「そうですっ、こさめっ…みこちゃんに殴られて…っ」(芝居)
💛「おぉぉい嘘言うなっ!!w」
💛母「ちょっと!!なにやってんのよ!!!」
💛「ほんまに違うって!!」
「おれ1回もこさめちゃんの事殴った事ない!!」
🩵「流石に嘘ですよ、お母さん…w」
💛母「あらほんとに??みことはこさめくんのこと殴ってないのね???」
💛「当たり前やろ!!」
💛母「なら良かった……」
人のお母さん弄るとか、あんま良くないか……
ここら辺で辞めたろ。
🩵「んで、みこちゃん。」
「言うの?言わないの?」
💛「えぇぇっ……」(迷)
💛母「別に無理にとは言わないけど……」
「出来たら言って欲しい…かな、?」
「ほら、お母さんも考えるし!」
🩵(なにを考えるんだ…?)
💛「分かった…言う……」
💛母「…ほんとに?!」
「やっぱりこさめくんがいると違うのかしら」(笑)
💛「……え?」
🩵「あ〜……」
そうだ、みこちゃんはまだこさめとパートナーなのをお母さんが知らないと思ってるんだ…
🩵「ごめんみこちゃん…パートナーの事みこママに言っちゃった…」
💛「えぇっ?!ほんまに?!」(驚)
🩵「残念ながら…」
💛母「良いじゃない!こさめくんなら、私も信用してるから、安心してみことを任せられるわ!」
🩵「あははは……」
本当は小学生の頃から、そういうことしてるんですけどね。
💛「…なんかお母さん腹立つぅ、!」
「たしかにこさめちゃんは良い子だけど!」
💛母「あら、反抗期?w」
「やけに遅くにやってきたわね〜!」
💛「反抗期じゃない!」
「もおぉおおお!!」
🩵「まぁまぁ、w」
腹を立てているみこちゃんを牽制すると、こさめのことを仲間にしたそうにこっちに近づいて来た。
💛「こさめちゃんもそう思うよな?!」
「ほら!そう思うって!!!」
🩵「こさめまだ何も言ってないんだけど?w」
「てか早くお話しなよwwww」
💛「むっ……お話はまた今度!!」
「こさめちゃんっ!お部屋行こ…」(連)
🩵「え、?!えぇ〜?!?!」
💛「あら〜……」
「お話はまた今度にお預けかしらね…」
______________________________
in みことの部屋
ガチャっ!と荒々しく音を立てて閉まるドア。
そこまで怒ることか…?と不思議に思ったところだった。
💛「ん!こさめちゃん!!」(押倒)
🩵「え…な、なに?」
突如ベットにこさめを押し倒して、抱きついてきた。
でもそのまま彼は動こうとはしない。
🩵「な、なにしてんの…?」
💛「…………なんもない、!」
「ただ……おれがこうしてたいだけ……」
🩵「えっ……」
可愛い。
その一言で脳内が埋め尽くされる。
そして彼の行為に応えるように、そっと優しく彼を包み込んだ。
🩵「みこちゃん、好きだよ…?」
💛「…!」
そんな事を呟くと、満面の笑みで返答をした。
💛「ぅ、おれもっ……!!」
「だいすき…だよっ、?///」
その言葉を聞いた瞬間、こさめの中で何かが吹っ切れた。
勢いのままに、みこちゃんに軽い口付けをした。
💛「っ~~///」
そうしたら彼は、まるで完熟したりんごのように紅潮し始めた。
💛「な、なんか……ひ、久しぶりな気がする…///」
「こういうハレンチなこと…//」
🩵「こさめとし足りなかった?」(笑)
💛「全然っ、!そんなことなんて…//」
言葉では否定するが、彼の目を見ると、襲って欲しいと言わんばかりの目で、涙目になりながらも可愛らしい上目遣いを披露してきた。
🩵「ほらほら、今ならたくさん触ってあげるよ…?♡」
そうして、服の上から後孔に指を滑らせる。
💛「っ、?!///」ビクッ♡
「ちょ、ちょっと…///こさめちゃんっ、//」
しばらく指を滑らせていると、こさめを抱き締める力が強くなってくる。
🩵「久しぶりにする……?♡」
💛「………あんまり激しくしんといてよ、///」
💛「んぁ゛ッ、ん……♡こさぁめ、ちゃ♡♡」
「そこッ、、ゃだッ//♡ 」(声抑
🩵「こら、みこちゃん静かに…♡」
「ママにバレちゃうよ、??♡」
💛「……っ、///ぁ、んッ…♡」
「ぁ、イッ…~~ッ//」(びゅるびゅる
🩵「…か~わいっ♡♡」(ぱんぱんぱんっ♡
💛「ねッ、、ほんッと…に、♡だめっ…///」
「んッぅ、ぁ゛ぐッ…んッ//♡」(枕抱
🩵「枕使ってるなら、もっと激しくしてもいいってことだよね?♡♡」
「今日はいっぱい可愛いところ見せてよね、♡♡」
💛「~~~ッ///♡♡♡」
翌朝
💛「ん゛……」
「あれ、朝……、?」
🩵「みーこちゃん!」
「おはよ~!」
💛「んぁぇ?、おはよう……」
🩵「みこちゃぁん、♡」
「おはようのちゅ〜して欲しいな?♡」
💛「ぇ……」
「じ、自主的にはいやや……//」
🩵「Commandならいいの?」
💛「それなら……やるしかないやん…」
🩵「じゃあ、みこちゃん…♡」
「knee♡」【お座り】
💛「…ん、♡」(座る
🩵「Goodboy…♡」(撫
💛「…………えへ、///」(嬉
「………?」
「キスのCommandは出さへんの、?」
🩵「なに、出して欲しいの?♡」
💛「いや!……まぁ、うん……//」
「そういう気分になっちゃったの…//」
🩵「よし、ほな第2ラウンドと行きますか~」
💛「え、えぇ?!」
「あ、朝から…?!」
🩵「みこちゃんが悪いやろ」
「こさめのこと誘惑しちゃって~♡」
「…今日は寝かせんからな?♡♡」
___The end .
ここまで長々とお付き合い頂きありがとうございました。 🦈👑は最高。
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初コメ失礼します!主様の書き方大好きです!続き楽しみに待ってます!