かわいいおまじない

１回データ吹き飛んで泣いてたましろです

水青

「かわいいおまじない」

水「」 青『』

年齢操作あり

水···▸ 高校生(17)

青···▸ 小学生(10)

ﾁｭﾝﾁｭﾝ

水「ん‪”‬〜ﾊﾟﾁｯ」

囀りがうるさく響いて僕の嫌いな朝がやってくる…

水「はぁ…いつになったら学校に行けるんだろうなぁ…」

そう僕は不登校。いじめとかが重なって限界を迎えてしまって不登校になった

水「〜♪」

ｶﾁｯ…ｶﾘｯ

水「ここの部分…もうちょっとキーあげた方がいいかな…?」

そんな僕にも娯楽というものがありけり、それが音楽制作。

水「…〜♪」

電子ピアノを奏でながら1本の音楽ファイルを世に出す

ピロン

ｰうぽつです！孤独をえぐるような曲調が大好きですｰ

ｰうぽつです！ずっと孤独だったのが仲間がいる気がしてきて元気貰える曲ですｰ

ｰうぽつです！いままで不登校だったけど曲を聞いて背中を押してもらえて今度から学校に行こうかなって思いましたｰ

水「おっ…反応早」

これでもそこそこ名が広がってる作曲家だったので反応が相変わらず早い

ﾁﾗｯ

ｰ不登校だったけど曲を聞いて背中を押してもらえて今度から学校に行こうかなって思いましたｰ

水「…ッ」

僕はちゃんと人の背中を押してあげれてるのだろうか…学校に行かせられるほどの音楽になれてるのだろうか…

水「はっはw中の人は不登校でなんにも前に進めてないのになぁ…wこの子は強いな」

また今日もまた次の日も僕は学校に行けずに部屋で音楽を創っていた

数日後

水「ん…ｶﾘｯ」

絶賛オール中…なかなか頭が回らず効率が悪いが一応律儀に朝は起きようと意識はしている

ﾁﾗｯ

水「みんなはきっと今頃学校だろうなぁ…」

時計を指す針を見つめてそう言葉を放つ

不登校になって両親には見捨てられた

ちゃんと本音を話せなかった僕も悪いが両親はそんな僕を見向きもせず

産まなきゃよかった

水「そこまで言わなくでいいじゃんッ…!」

頭をぐしゃぐしゃにしながら心のぐちゃぐちゃを自分でなんとか直していく

水「…〜♪ッ」

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

水「へ…？」

僕の家のインターフォン？

誰?

急な訪問に恐怖心が勝ってしまってる

けど訪問だから出なきゃ行けなくて…

ガチャ

水「あ、あの…なんですか？」

青『…』

そこには小学生くらいの青髪の男の子がいた

水「へ…?」

あ💦水星くん！この子両親が虐待の容疑で捕まって…引き取り手もいなくて困ってるから引き取ってくれる!?ごめん！！

ﾀｯﾀｯﾀ

水「あ！ちょっと!?」

訪問をしてきた本人はどこかへ消えてしまった…

えっと…とりあえず…中に入れる？

水「じゃあ中入ろっか…」

青『…』

ガチャ

ｺﾄｯ

水「はい、ホットココア…飲める？」

青『うん…ここあすき✨』

水「よかった…じゃあ自己紹介しよっか」

水「僕は水星水普段は音楽作ってるかな」

青『おれは…青瀬青…ねこしゃんすき✨』

水「青くんねﾆｺ 猫が好きなんだねﾆｺ」

慣れない子供の相手で少々ていうかなかなかに困っている…純粋な目で見つめてくるが…両親は虐待容疑で捕まってる

水「ﾖｼﾖｼ」

よく頑張ったねと言わんばかりに青くんの頭を撫でた

青『んへへﾆﾊﾟ✨』

水「…ﾆｺ」

明るいな…この子の未来を暗いものにしたくないな…不登校の姿を見せてしまったらこの子はどうなるんだろうか…

水「…ねぇ青くん。今日何食べたい？」

そんなこと考えても仕方がなかったため

とりあえずお腹は空いているであろうと思い夕ご飯の話題を出してみた

青『うーんとね！！おれはんばーぐすきﾆﾊﾟ✨』

水「じゃあ今日はハンバーグにしよっかﾆｺ」

料理は久しくやっていないがハンバーグぐらいなら作れるだろう

ﾄﾝﾄﾝ

水「ん…こんぐらいかなッ？んしょと…」

青『ねぇ✨おれにできることありゅ？』

水「ん〜じゃあこれを一緒に手袋つけて形作っていこうかﾆｺ」

青『ぱぁ✨やる！！ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ』

水「んじゃ膝乗ってね〜♪」

テチテチ…ぽすっ

水「じゃあこの種を手のひらに乗せて〜♪」

青『うゆ✨』

水「こんな感じに」

ギュッ(青の手)

水「左右に手のひらに着地させるように空気を抜いていく…ﾆｺ」

青『ん…しょッ！！よいっしょ！』

青『どう?✨ﾆﾊﾟ』

水「ん！！上手上手〜♪ﾊﾟﾁ」

水「じゃあ焼いてくるからちょっと待っててね〜♪」

青『うん!!おれいいこで待ってるね！！』

ｼﾞｭｰｼﾞｭｰ

水「〜♪」

久しぶりに人と関わった。いままで特段いじめっ子以外とは関わってなかったが青くんは違った…見ず知らずの僕をちゃんと家族として受け入れてくれてる。僕という存在を認めてくれる…

水「よし♪できた！」

水「青くん〜✨できたよ〜♪」

シーン

水「あれ…?」

トテトテ…

青『ｽｰｽｰﾆﾊﾟ』

水「なんだﾆｺ寝ちゃった…w」

きっと疲れたのだろう…少し寝かしとくついでに今日出せてない音楽を仕上げに行こう

水「ｶﾀｯ…ｶﾀｯ…♪」

ｰ初心ｰ mp3ファイル

ピロン

ｰうぽつです!?今回のかなり明るいですね！！なんだか主さんが明るくなったような気がします！！音楽は心を表しますからｰ

ｰうぽつです！！すっごく可愛くて電子音が珍しく目立って明るい印象ですｰ

ｰ救われる…すごく元気貰えました！！ｰ

ｰ元気をありがとうございます！！ｰ

水「ふふw」

明日から少し学校に行ってみようかなw

青『ｽｰｽｰ✨』

青『水ぅ〜だぁいすきぃ〜ｽｰｽｰ』

水「君はかわいいおまじないさんだねﾆｺ」

ﾁｭｯ♡

水「ありがとうﾆｺ」

データ吹き飛んだのまじで悲しすぎる

今後保存しなきゃ