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ㅤㅤㅤ ㅤ ㅤ ci×syp
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ㅤ ㅤ弱くて脆い
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ㅤ 死ネタ
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ㅤ ci『』
ㅤ shp「」
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ㅤci視点
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ㅤショッピは弱くて、脆い。
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ㅤ昔はそんなこと無かったらしいけど
ㅤ僕と出会ったのは中学生の頃で
ㅤその時には既に弱っていた。
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ㅤそんな彼を支えるのが僕の役目だった
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ㅤ彼のことは好き
ㅤでもそれは恋愛対象であって、
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ㅤ10年以上仲良くしてきた、だから
ㅤバレてはいけない。
ㅤこれからも仲良くしていたいから
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ㅤため息と、横目にショッピ
ㅤ彼の方の親にも頼まれていて
ㅤ同棲をしている。今日もあまり話せなかった
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ㅤsyp視点
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ㅤ『大丈夫?』
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ㅤそう聞いてくれたのはずっと仲良くしている
ㅤチーノ。
ㅤうん、と小さく頷く
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ㅤ本当はもっと話したかった、昼も夜も
ㅤずっと、ずーっと、
ㅤでも俺の身体が、許してくれなくて。
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ㅤ『もし体調が良さそうな日があれば
ㅤ一緒にお出かけしようね』
ㅤ「…うん」
ㅤ
ㅤ今のは返事がしたかった
ㅤ意地でも返事がしたかった。
ㅤそのことがバレていた彼に微笑まれる
ㅤ
ㅤ日に日に悪くなる体調
ㅤ無理してでも行きたい、そうだ
ㅤ俺が無理をすれば…!
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ㅤ
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ㅤci視点
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ㅤ『デートだ〜!』
ㅤ「そやね」
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ㅤ心做しか楽しそうに返事をするショッピ
ㅤ僕だって嬉しいんだぞ…!
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ㅤ夜お出かけしたいと声をかけてみたら
ㅤ次の日、今日の朝、
ㅤ行こう!と彼は立ち上がった
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ㅤ今日は体調がいいらしい。
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ㅤ『どこ行こか?』
ㅤ「チーノと一緒ならどこでも」
ㅤ『も〜!僕もショッピとならどこでもだよ』
ㅤ「そ…/」
ㅤ
ㅤ無意識に言っちゃうショッピくんかわええな…
ㅤで照れちゃってるショッピくんもかわいい
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ㅤ最近暑くなってきている
ㅤといっても、季節はまだ5月。
ㅤ夏を先取りしに行こう!と海へ行くことにした
ㅤ
ㅤsyp視点
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ㅤ電車に乗って4駅。
ㅤ砂地に足を踏み入れた俺らは
ㅤ大はしゃぎ。大興奮
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ㅤ「普段海なんて見いひんから
ㅤㅤほんまテンションあがるなぁ…」
ㅤ『あ!みてみて!貝殻!』
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ㅤにしてもはしゃぎすぎやろこいつ笑
ㅤこっちもきれ〜…と両手に貝殻の彼
ㅤ
ㅤええなぁ、チーノの恋人やったら
ㅤこんな日々送れてたのかな。なんて。
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ㅤ少しぽや〜ってしていると
ㅤ視界はぼや〜っとぐらついた。
ㅤ
ㅤ『…っわ!大丈夫?』
ㅤ
ㅤすぐ支えにきてくれるチーノ
ㅤ
ㅤ
ㅤ
ㅤ
ㅤci視点
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ㅤ「大丈夫、ありがと」
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ㅤふー…よかった…
ㅤちょっと僕も浮かれすぎてたな
ㅤなんて反省時間
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ㅤ少し冷えた彼の身体。
ㅤ心配になった僕は 少し休む?と尋ねた
ㅤ
ㅤ「いや!海ん中はいりたい!」
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ㅤとちょっとだけ駄々を捏ねたショッピに
ㅤしゃーないな、とついていく僕
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ㅤ足をつけるとひやっとした
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ㅤちょっと早すぎたな、と笑う
ㅤ横を見ると彼が居ない
ㅤ
ㅤ1秒も経たない間に彼を見つける
ㅤ彼は足元で倒れていた
ㅤ
ㅤ『ショッピ!!』
ㅤ
ㅤ海水って塩っぱいよね。って
ㅤそんなこと言ってる場合じゃない
ㅤ
ㅤショッピをおんぶって砂浜に戻る
ㅤ
ㅤ無理せんくてもいつでも一緒におるのに。
ㅤ信頼して欲しい、もっと頼って欲しい
ㅤ
ㅤもっかいリベンジで海に来たい気持ちと
ㅤ彼がフラッシュバックしてしまう気がして
ㅤ近寄りたくない気持ちでいっぱいだった
ㅤ
ㅤ 終