「そんな可愛いの反則でしょ…笑」
心の中で思ってたことがつい口に出てしまった…やばやば。どうしよう。どうやって誤魔化そうかと思った時に。
「えー…僕のこと?」
いや、逆に貴方以外誰いるのよ…笑
でも…まぁ鈍感で助かった…
「別に、急にあること思い出しちゃって笑」
上手く誤魔化せたかは分からないけど、俺なりに上手く誤魔化せたと思ってる。
デザートも食べ終わって帰る時間が迫る。こんな楽しい時間が一瞬で終わるなんて嫌だな…もっと大森くんと沢山居たいと思ってしまってしまう自分がいることに驚く。
「じゃあー、そろそろお開きにしますか!」
「明日もの撮影あるし」
大森くんの顔を見ながらそう伝えたら一瞬だけ寂しそうな表情をした気がした。俺だって悲しーいよ。寂しい気持ちを抑えたのかいつも通り可愛い表情に戻ってはそうだね!と言って会計をする。
「僕払うよ?」
「いや、俺が誘ったんだし俺が払うから大丈夫大丈夫〜」
あー、この会計が終わったらもう大森くんとはさようならか…寂しいような悲しいような。考えてるうちに数秒で会計は終わってしまった…
「じゃー、これで〜! 風磨くんまた明日ねー」
「あ…また明日〜 」
まぁ…明日逢えるならそれでいいか。つーか…この気持ち普通に友達としてだよな…?そーして置かなきゃ、明日逢うの照れるからそうしとこう
8:40
はぁ…!?完全に寝坊した…最悪。 まず、速く準備終わらせないと…
ふー、準備完了〜!!よし、行くか。
ピコン
ん、通知…大森くん。まさか心配してくれたのかな?少しワクワクしながら通知を開く。
風磨くん大丈夫ー?何かあった?撮影始まっちゃうけどー、、
文字からでも伝わる優しさと可愛さ…何事?慌てて返事を返すと共に急いで家を出て向かう。
「すいませんー!!!寝坊してしまいました…」
普通は怒られるはずだが、スタッフからも監督からも笑われた。 本当に申し訳なく深く頭を下げる。
「そういう日もある」
と言われたから涙出そうになったが必死に堪えた。
…数 分してから撮影が始まった。
「鈴木ちゃん〜遅いよー!配信始まっちゃうよ〜?」
「すいませ〜ん」
、
、
、
こうして無事に今日の映画撮影は終わった。終わったからさっさと帰ろうとした時にある事を耳にした。
「皆さ!恋愛とかしたことないのー?」
それは恋バナだった。あやみ嬢が多分話を振ってるんだろうと思った。俺は入りたくなかったから、先に抜けようとした。
「あ!風磨くんーは!?」
こんな…バットタイミングで大森くんが俺に話しを振ってきた。最悪だぁ〜、、まぁ。別に居ないって言えばいいか。少し考え事をして後ろに振り返り皆のところに向かった。
「え〜?俺ー?笑 恋愛してるように見えますー?」
「めっちゃ恋愛してそう!」
「うわ〜!確かにー!笑」
「天音くんはー?」
単純に気になったから聞いただけ。
「僕ねー、全く無いですねぇー。」
「なんだよー笑 俺と一緒じゃーん笑」
結局あやみ嬢も居ないって…恋バナの恋の文字もないじゃん。大森くんと話したかったがあやみ嬢と楽しそうに話してたから俺は天音くんと話した。
「実際のところ絶対好きな人いますよね?笑」
「いや…別に居ないよ?笑 え!何!天音くんいるんじゃないかって疑ってるー?」
「あれー、図星かなって思ったんだけどな。」
「え?」
予想外の言葉が帰ってきたから驚いた。
「いや…天音くんって時々感鋭いよね。」
「そーですかねー?笑」
「いやーびっくりするー照れる」
それから天音くんと数分喋ってたらもう時間があっという間だった。
「天音くん、そろそろ俺帰らないとだわ。楽しかったわ!ありがとうー」
「僕も帰ろーかな。こちらこそありがとうー、またね」
撮影現場を出て帰ろうとしたら…声をかけられた。
めっちゃ長くなったかも?
いやぁ、書くの楽しっ!!
続きお楽しみに
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