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前回のお話を見ていただいた方が楽しめるお話
ngsr、オメガバースパロです。
自衛よろしくお願いします。
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俺には最近番が出来た。
その人は、俺のことを死ぬまで愛してくれそうな人で、かっこよくて、優しい。
そんな人だ。
その人と、いや、凪ちゃんって行った方がいいよね。俺は近いうちに凪ちゃんときっとヒートを迎える。
彼は支えてくれるって話してたし、
そのための準備も万全にしてきた。
はずだった。
予定日の4日前。凪ちゃんが休みを貰う前の日。ドキンと嫌な心臓の音がした。
その時が家でよかった。外だったらきっと、俺は俺じゃ無くなってた。
ドキン、ドキン、と痛いくらい心臓が鳴り、鼓動が早くなる。不味い。そう思うと同時に身体が暑くなる。
はっ、はっ、と口で息をしながら凪ちゃんにメッセージを送る。
[ヒート、きた、かえってきて、]
メッセージを送ったあと、凪ちゃんとの約束通り薬を飲む。ドクドクと鳴る心臓と共に俺は凪ちゃんの寝室へ向かった。
彼の服を雑に出して匂いを嗅ぐ。彼の匂いがする。それだけで安心出来た。俺は彼の大きめの上着を羽織って服をかき集めてベッドの上に転がった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仕事中、彼からメールが来る。
[ヒート、きた、かえってきて、]
不味い。予定よりも大分早い。
だけれどもタイミングが本当に悪い。絶賛仕事がトラブルに巻き込まれている。対応が終わるのはきっと早くて夕方だろう。
<教えてくれてありがとうございます。
薬を飲んで楽にしていてください。私の服はいくらでも使っていいですからね。>
とメッセージを返す。
クソっ…と心の中でつぶやき、私は目の前の仕事を最速で終わらせることに注力した。
<やっと終わった…>
仕事が何とか終わり時計を見ると16時。
連絡が来ていたのは13時だった。不味い…
私はタクシーを拾い全力で家に帰る。
家の扉を開け、玄関に踏み入れる。
その瞬間、彼のフェロモンを感じる。
きっと彼は私の寝室に居るだろうに、ここまで匂いが来ているのか、と思いながら
彼がいると思わしき所に行き扉を開ける。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ガチャ、
目の前の扉が空いた音がした。帰ってきた
それが分かったと同時、被っていた彼の服をどかし彼の顔を見る。
彼は、俺の匂いに当てられ、獣のような目をしていた。
それにドキリとすると同時彼が口を開く。
<綺麗な巣ですね。本当に凄いですよ貴方>
[えへへ、それほどでも]
嬉しい。綺麗だって言ってくれた。
[ねぇ、凪ちゃん、]
<なんですか?セラ夫>
[早く、頭、幸せにして…?]
<っ…仰せのままに。>
あぁ、やっぱり幸せだ。彼と迎えるヒートは。
俺は多幸感に包まれながら彼に身を任せ、
ゆっくりと口付けをした。
いかがでしたでしょうか。
オメガバース。難しいですね。( ˙∇˙ )
読んで頂きありがとうございました。
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