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『痛みを負った心には愛の癒しを』〜愛情は特効薬〜


第3錠 美味しい料理が目の前に


『(´。✪ω✪。 ` )』

『へへっ。』

『こ、これを全部貴方が...?』

『はい!俺が全部作りました!』

『彼はこの屋敷の料理人です。彼の作る料理は世界一ですよ。』

『ほ、褒めすぎですよ〜!』

(優しそうな笑顔……ここに住む人達は信用出来る。あいつらみたいな怖い笑顔じゃない。)

『自己紹介が遅れてすみません、俺はロノって言います!調理担当の執事です!主様の好きな食べ物教えて下さい!俺、頑張って作りますよ!』

『そんな...こんな美味しい料理を作ってくれただけで充分なのに...好物までつってくれるの?』

『もちろん!主様の為ですから!俺は主様の喜ぶところがみたいんです!』

『ありがとう...。これ、食べてもいい?』

『はい!是非!』

『ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”』

(美味しい...しばらく何も食べてなかったから...。)

『……。』

(痩せ細った身体...きっと何も食べてなかったんだな。昔の俺と...主様は似てるな。)

『幸せ...だな。』

『え?』

『こんな美味しい料理...久しぶりだったから。』

『一体どんな...』

ポンッ。

言い終わる前に私はロノ君の肩を叩く。

『べ、ベリアンさん?』

『詳しいことは今夜皆さんを集めてお話します。なので、今は...』

『...はいっ。分かりました。あるじ様、沢山食べてくださいね!デザートもありますよ!』

『うん!楽しみ!ŧ‹”ŧ‹”( ‘ч’ )ŧ‹”ŧ‹”』


数分後――。


『デザートにあんな美味しいケーキが食べられるなんて...ロノはすごいね。』

『いえいえ、これが俺の仕事ですから。明日も楽しみにしてて下さいね!』

『うん!』

(ここにいれば...優しいみんながいて、美味しいご飯があって...私幸せだなぁ。もう...元の世界には帰りたくない。

私には...あの世界に居場所は無いもの。)

『食べたらなんか、眠く...』

『寝ててもいいですよ、起こしてあげますから。』

『うん...』

私は食堂のテーブルに顔を伏せて眠った。

『すぅ、すぅ...』


元の世界には...私は必要とされてない。


『ったく生意気で愛想もないなお前は。

引き取ってやっただけ感謝してくれよ!』

両親は他界...叔父さんに引き取られた私は毎日のように罵詈雑言を浴びせられた。

そして、そんな毎日から逃げたくて家を飛び出した。行先もなく困ってたら...。1人の優しそうな男性が話しかけてくれた。

それが今の彼氏だ。

最初は優しかったのに急に態度は一変した。

男運がないとかそういうのじゃない。

私はきっとみんなを不幸にする存在なのだと...いやでも思い知らされた。


(ここに...ずっと居たい。)


ドンガラガッシャーン!!


『!?』

大きい音がして目が覚める。

『まさか...!またお前らか!この!』

俺はキッチンに戻り2人を掴みあげる。

『は、離してください〜!』

『もぐもぐ...』

(これは一体...?)


次回


第4錠 食いしん坊にはご用心

『痛みを負った心には愛の癒しを』 〜愛情は特効薬〜

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