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私の名前ははな。お兄様と二人暮し。両親は蒸発したなぜかって?2人ともS級犯罪者だからだ。私の家計環境は複雑だ。でも、お兄様と大大大親友がいたから私は今まで楽しく生きてこれた。でもそんな平凡な日々は続かなかった。
ある日、お兄様も親友も殺された。お兄様は血継限界の術の『花幻嗅(かげんきゅう)の術』を使い、応戦したが、敗れたらしい戦った相手は誰だから知らない。私はそいつらのことを始末する。それだけが私の生きがいだった。私達は偽りの谷にすんでいた。なぜなら、私達家族は賞金首だからだ。偽りの谷は、賞金首になった者が逃げる場所だ。だから私達も住んでいた。偽りの谷は警備が厳重だ。舞い上がる川底の水に幻術作用のある香りを練り込んで飛ばし、ここには何も無いというのを意識せず、幻術にかけることで、敵から逃れていた。しかし、偽りの谷の誰かが、この事を教え、敵襲にあった。
でも、私達家族は逃れられた。村の人々は全員殺られたらしい。泣いている私を励まし、お兄様がこういった
「ここに新しい家を作ろう。そして、俺達兄弟、はなの親友のいろはも一緒にすもう。」
お兄様はそういって私達が安心できるように優しく微笑んでくれた。
そして私が自分で自分の体守れるように、花幻嗅の術も教えてくれた。花幻嗅の術は嗅覚刺激による幻術で、この幻術は記憶をなぞり、どんな人間でも戦意を喪失させる術だ。でも匂いが離れてしまうと、幻術の作用は無くなってしまうらしい。何年も修行し、ようやくこの術を使えるようになった。
また平凡な日はいつまでも続かなかった。親友が殺された。
過去編3に続く。