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タミカネ
前の話のタミヤ視点です
本誌ネタバレあり
ド捏造
それでも良い方はどうぞ
重い
体が重い
ダフを自分の手で処刑してから数日経つ
ダフは植物人間となりずっと病院のベッドに横たわっている
今日もクラブはあるがこんな調子ではとてもではないが顔を出したくない
そうだ
カネダもいるのに
「とにかく…電話しなきゃだな、」
俺はベッドから降りて電話機が置いてある台の方へと向かい、カネダに電話をかけた
『もしもし』
「あー…もしもしカネダ?」
『うん…どうしたの?』
『今日もクラブ休む?』
「うん…ごめん」
「調子がでなくて… 」
『…大丈夫だよ』
『誰でもあんな事あったら行きたくなくなるし』
「カネダは行ってるのか?」
『うん一応』
『僕までいなくなったらひかりクラブじゃなくなっちゃうし』
「そっか…」
『そんな悲しい声で言わないでよ』
「ごめんごめん」
『…』
「…明日には顔出せると思うからよ」
「気をつけろよ」
『うん、、タミヤ君も』
「じゃ」
『うん』
チン…
会話が終わり静かに受話器を置いた
口先ではあんな事を言っていたが声が震えていた
最近ろくに会えていないからきっとカネダも寂しがっているだろう
だから明日会ったらうんと抱きしめてやるんだ
そしてカネダと一緒にダフの見舞いに行って
螢光湾に行って俺の気持ちを伝えて あんなクラブはやめて新しいひかりクラブを作るんだ
ふと机の方に目をやるとこの前螢光湾にダフとカネダ、そしてタマコと行った時に書いた願い事の紙が割れてしまった瓶ごと置いてあった
つい最近の事だったのに昔のことのように感じる
一枚一枚丁寧に開け机いっぱいに広げた
ダフの几帳面だがなんだか男らしい字
カネダの小さいが丸っこくてとても可愛らしい字
そして俺の字
14年間ずっと一緒にいたんだ
カネダまで殺されてはたまったものではない
ダフもまだ生きている
カネダ…
カネダだけは絶対に俺が守ってやるんだ
誰にも渡したくない
「カネダ…今何してんだろ」
俺は願い事が書かれた紙をじっと見つめて折りたたんだ
カネダが無事である事を祈りながら
すると開け放っていた窓から風が吹き込み
割れた瓶の中で折り畳まれた俺たちの幼少期の写真が小さく揺れた気がした
続きます
これ以上書くとすごく長くなりそうだったので
ごめんなさい
なんかこう考えたらタミヤ君精神的に相当参ってそうですよね…
なのに………
ほんと泣く
本誌読んでぼくらのひかりクラブ読んだらもう泣きますよあれは
特にぼくひかの下
友情ってすごいね
ではでは