神風は、ライオンの死を胸に抱えながら、次なる敵、ベンテゴストとの決戦の地に立っていた。闇雲に暴れまわる呪詛の王の力を打ち破るため、彼は全てを賭ける覚悟を決めていた。
「今度は負けない。ライオンの分も、全てを賭けて闘う!」神風は拳を握りしめ、敵の姿を見据えた。
その時、暗闇の中から現れたベンテゴストは、笑みを浮かべていた。彼の周囲には不気味なオーラが漂い、まるで命の力を奪い取るような威圧感があった。
「待っていたぞ、神風。お前の無様な姿を見せてくれることをな。」彼の声は響き渡り、周囲の空気が凍りつく。
「俺は絶対に負けない。お前の力を止めてみせる!」神風は強く返すが、その心の奥には恐怖も混ざっていた。
二人は互いに間合いを取り、緊張感が漂う。その瞬間、神風は全力で突進し、ベンテゴストの顔面を狙った。激しい衝撃音が響くが、ベンテゴストは簡単にそれをかわす。
「お前の力は無駄だ、神風。俺はお前の全てを知っている。」ベンテゴストは冷笑しながら、反撃に転じた。
神風は何度も攻撃を繰り出すが、ベンテゴストはその度に余裕でかわしていく。彼の動きは、まるで戦いを楽しむかのように軽やかだった。
「こんなもので、俺を倒せると思っているのか?お前はまだまだ未熟だな。」ベンテゴストは神風を嘲笑いながら、強烈な一撃を放った。神風はなんとかそれを避けるが、その威力に驚愕する。
神風は、ライオンの死を思い出し、心の中に新たな決意が芽生える。彼の仲間、朱音と透が駆けつけてきた。「神風、私たちも一緒に戦うわ!」朱音の声が響く。
「俺もいる!」透も続けて声を上げた。彼らの言葉は神風に勇気を与え、再び戦う力を引き出した。
三人は力を合わせ、ベンテゴストに挑む。神風が攻撃を仕掛け、朱音が魔法で援護、透が奇襲を仕掛ける。連携は完璧だったが、ベンテゴストはその全てを巧みにかわしていく。
「お前たちの連携は面白いが、俺には通用しない。」ベンテゴストはその余裕を崩さない。
神風たちが一瞬の隙をつかれて、ベンテゴストの強烈な一撃を受けた。その衝撃で神風は後ろに飛ばされ、地面に叩きつけられる。
「これが俺の真の力だ!」ベンテゴストは勝ち誇るように叫ぶ。その時、神風の目に閃光が走る。
「俺は…絶対に負けない!」神風は立ち上がり、最後の力を振り絞る。彼は心の中でライオンの姿を思い浮かべ、怒りと悲しみを一つにして叫んだ。
「ライオンのために、俺は絶対に勝つ!」
神風は全力でベンテゴストに立ち向かう。彼の目は真剣そのもので、仲間たちと共に最後の一撃を放つ準備をしていた。ベンテゴストの顔に一瞬の動揺が走った。
「何だと…!?」
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