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29 - 【番外編】〜騙されません〜

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2023年12月24日

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【番外編】

〜騙されません〜






いつもの部室に、珍しく沈黙という2文字がぴったりな今日この頃。






肌寒く、指先はもはや氷のように冷たい。

ストーブは付けたものの、一向に温まる気がしない。





今日は12月24日、土曜日である。










一言「さむい」と発してみれば、








🍣「それな、さむい」









と、生徒会長からのお返事。






そう、今この部屋は俺とないくんの2人。











何故俺たちはイブの土曜日に、そして2人で部室にいるのかというと。








ー遡ること1週間前ー






🍣「クリパがしたい。」

🐤「…なるほど?」

🍣「クリスマス、誰かと一緒に過ごしたい」

🐤「そうだね?ほとけっちと過ごさないの?」

🍣「過ごしたいけど誘えてない…りうらはしょにだと過ごすの?」

🐤「その予定だよw」

🍣「くっ…」






と、下唇をずいっと出してはいじけたような表情を見せる。








🐇「何の話してるん〜?」

🍣「あ、しょにだ。おつかれ!」

🐤「しょーちゃん!

今ないくんのわがままきいてた」

🐇「え?ww」

🍣「りうら!!w」

🐤「かくかくしかじかで…」







と説明すると、初兎ちゃんはあっさりと







🐇「なら部室でクリパするんはどう?」

🍣「え…でも、りうらとしょにだ、デートするでしょ?」

🐇「もしりうちゃんが良ければ…僕24も25もどっちも開けてるから…その…///」

🐤「ッ〜!!1日クリパと1日デートしてくれるの?♡」

🐇「う、うん…りうちゃんがよければ…ね?///」

🐤「すきっ…そうしよ♡」






_

__



という経緯なのだが。



「なぜないくんとりうらなのか」という疑問。


お答えしよう。







あの兄弟が…




まろとほとけっちが、「初兎を借りる」と、その一言だけ放って連れ去ってしまったのだ。






あにきは「みんな分の飲み物買ってくる」なんて行ってしまうし。










自身のダウンとないくんのジャケットを2重で着てカイロを持ち、ストーブの前にいてもなお寒い。







ストーブの前でがくがく震えていると、








🍣「…ねぇ、りうら」

🐤「ん?なに、ないくん」








と、声をかけながら隣に座ってくるないくん








🍣「あの、さ…」






と、言いにくげに口をもごもごさせる。








🐤「?どしたの」

🍣「…あのね」









“俺、りうらが好きなんだ”










🐤「…へ?」






一瞬思考回路が止まり、瞬きを繰り返す。






🐤「ないくん、ほとけっちと付き合ってるじゃん」

🍣「好きな人がお互い別にいて、別れた」

🐤「え」







ストーブの熱なのか、先程のセリフでの赤みなのか。







🍣「りうらが…すき…」

🐤「えっと…友達としてってことだよね?」

🍣「ううん、恋愛対象として。好きなんだ」








確かにここ1週間、ほとけっちからないくんの話題は聞かなくなった…

けど、どうも信じられない








🐤「…ごめん、ないくん…俺は…初兎が好きで…」

🍣「分かってる、分かってるけど…でも…どうしても、抑えきれなくて…」







と言ってぽろ、と涙を零すないくん。









どうしてあげればいいか、ぐるぐる頭を悩ませるが、下手に期待はさせたくない。



ないくんを傷つけてしまうだけだから…





まずないくんとほとけが別れたってことも信じ難い。







🦁「ちょっと待った」

🐤「あにき…!?」

🍣「あ…」




🦁「俺もりうらが好き」






…はい?







🍣「…あにき…も…」

🦁「ずっと黙っててごめん…初めて会った時からずっと…」

🐤「えっと…」






💎「まってよ!!」






🐤「うわっ、ほとけっち!? 初兎ちゃんといたんじゃ…」





まってまって、今ここd







💎「僕だって、りうちゃんが好きなの!!

ずっと…ずっとクラス一緒だった僕が…1番りうちゃんのこと知ってるし…!」

🐤「ほとけっちまで…」








…いや…うん…そういうことね?








🐤「あのさ…」








と口を開くと、しんとしてこちらを見る3人。








🐤「…いつまでお芝居続けるの?w」








ときくと、







🍣🦁💎「…え?」






なんて間抜けな声を出す3人。







🐤「いやだって…」







といい、ほとけっちの耳元で、

“ほとけっちの好きな人は、絶対ないくんでしょ?”





と言うと、



💎「えっ、いや、その///」




と、分かりやすく反応した直後、「あっ」と声を漏らす。









🐤「ないくんとほとけっち別れたって、嘘でしょ?」

🍣「…うそじゃ…」

🐤「この感じだと、まろもどうせ廊下にいるんじゃない?」




といって廊下を見ると、







🤪「…騙しがいのないヤツめ…w」





といって出てくる。

そして、





🤪「りうら、これ預かっといて」






と、紙袋を渡された。



なんだろ?これは










🦁「やっぱりうら騙すなんて無理やろw」

🍣「くそーー、最初いけたとおもったんだけどなぁ」

💎「1週間前からちょっとずつ演技してたのに〜」






やっぱり。






🐤「やっぱ別れてないw」

🍣「ふふ、実際に手放すわけないじゃん」

💎「…///」

🐤「初兎ちゃんにこれ仕掛けてたら怒るけどね?初兎ちゃんは渡さない」

🤪「怖www」

🦁「だってよ初兎〜w」





ん?






🐤「あの、初兎ちゃんは…?」

🤪「そこにいるよ?w おいでしょにだ〜」







とまろちゃんが廊下に呼びかけると、







🐇「…いやや…」





という声のみ聞こえる。









🐤「初兎ちゃん、廊下寒いよ?中おいで…

え…」









と、廊下を覗くと顔を真っ赤に染めた…


トナカイのもこもこした着ぐるみ着た初兎ちゃんがしゃがんでいた








ぱっと目が合うと同時に、






🐇「!!見やんで!!///」







といって目を塞ぎに来る。









見やんで?


え、むり。









🐤「か…かわいい…///」

🐇「まろちゃ!!これ終わったら服返してくれるって言ったやん!!返せ!!///」

🤪「あぁ、それならりうらに預けといたから」








あ、さっきの紙袋…



初兎ちゃんの服だったんだ








🐇「り、りうちゃ…」







と必死に目をうるうるさせながら見つめられると、意地悪したくなってしまう






🐤「…もーちょっとだけ…♡」

🐇「!!ばか!!」










結局その後、謎に用意がいいうちの部員がサンタの衣装を貸してくれたので、2人で写真を撮った。




この写真は今までで1番嬉しいクリスマスプレゼントかもしれない。





🐤「初兎ちゃん、かわいい」

🐇「うっさい、服かえせ…///」

🐤「いいよ、俺ん家でね♡」

🐇「えっ」

🐤「このままおいでよ、明日も一緒にいられるんだから」

🐇「〜ッ/// そゆとこ、ずるい///」

🐤「え〜?」




“一緒にいられる時間増えて嬉しい”





と、耳元でささやかれた。






クリスマスイブ、素敵な夜になりそうです。








ちなみに。




🍣「ほとけ〜?」

💎「なぁに?ないちゃん」

🍣「今日、うちくるっしょ?」

💎「…うんっ///」

🍣「ふふ、楽しみ♡」



なんの躊躇いもなく誘っているないこくんでした。











🦌🎅🏻𝐇𝐚𝐩𝐩𝐲 𝐌𝐞𝐫𝐫𝐲 𝐂𝐡𝐫𝐢𝐬𝐭𝐦𝐚𝐬🎄✧*。






楓サンタからのプレゼントです🎁


気に入ってくれたら嬉しいな



予定があってこのあと浮上出来ないので、この時間帯に失礼します!!

恋人と過ごすとかじゃないのでご安心を。






悲しい(切実すぎる)






皆はクリスマス何します?🎄.*

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コメント

15

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私何回この前編と後編を行き来してるんや、?好きすぎてもう墓行けそう

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