【第2話 マホウ。】
《🍣side.》
今日はいふまろと付き合ってから初めてのデート。
少しでもかっこよく見て欲しいな〜、なんて思ったから少しメイクをしてみる。
このメイクの仕方、初兎が褒めてくれたよな〜、なんてことも思い出しながらメイクを進めていく。
慣れてなくてもこれは簡単でかっこよくなれる最高の魔法。
俺意外と努力家だったんだな、なんて。
好きな人に振り向いてほしければみんな努力するのは当たり前だよな。
《🤪side.》
今日はないことの初めてのデート。
俺がしっかりリードしてあげなきゃな、と思ってデートに行く場所を色々調べてみる。
何かがあってもすぐないこを守れるように。
そんなことしているうちにデートの時間が近づいてくる。
初めてのことだから俺もなんにもわかんなくて、迷惑かけたりしないか心配だけど…
ないこの…ないこと俺の心のキズを埋めるためには迷惑書けないようにしないといけない。
ないこの恋人になったんだから。
〜デート場所〜
🍣「あ、いふまろ〜!!」
うん、やっぱりかっこよくしてきてる。
🤪「ないこー!」
「ごめん、待った?」
🍣「ううん、今来たところ!」
🤪「そっか、じゃあ行こ!」
🍣「うん!!」
🤪「まずはどこがいい?」
🍣「水族館行こうよ!」
🤪「お、いいね!!」
〜水族館〜
🍣「わ、おっきいサメ!!」
🤪「逆にちっさいサメっておるか?ww」
🍣「……いないなぁ…ww」
🍣「11:00からイルカショーあるって!」
🤪「お、最前列行くか?w」
🍣「いいね!w」
「せっかくなんだから楽しもー!!」
〜イルカショー会場〜
🤪「え、待ってほんとに最前列行くん?!」
🍣「え、冗談で言ってたの?ww」
🤪「……ま、いっかww」
〜イルカショー開始〜
🍣「わ、すご!!!あんな高くまでジャンプできるの?!?!」
🤪「な!!すげー!!」
🍣「あ!!水めっちゃ飛んでくる!!ww」
🤪「ほんまやwwでも暑かったからちょうどいいかもwww」
〜イルカショー終了〜
🍣「ふー、楽しかったね!」
🤪「な、水浸しになったけど…ww」
🍣「あ、ねぇまろ、」
🤪「んー?どしたん?」
🍣「びしょびしょだし…」
「俺の家、来る?」
この言葉って魔法みたいなんだよね。
言うのは少し恥ずかしいけれど、好きな人との仲を縮められる。
なんか家の中で上手くいったら……
あるかもしれない…?
は、待って、それは予想してなかった…
くっそかわいいやんか…
顔ちょっと赤くして上目遣いで言うのは反則やん…
久しぶりに感じるずぎゅんって心を撃ち抜かれた感覚。
久しぶりに感じる魔法にかかったような感覚。
🤪「もちろんいいよ!!」
🍣「えへへ、やったぁ!」
一刻も早く君をもっと好きになれますように。
そう願って自分に魔法をかけた。
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